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就職先はアイドル

 光り輝く大きな舞台の真ん中で今大人気のRAINBOW(レインボー)の4人がマイクを持って手を振る。


本日はRAINBOWのライブ。

今はアンコール前のトークの真っ最中。


「そーいえば!皆さんにお知らせです」

「俺たちに新しい仲間が増えました」


キャーと鼓膜が破けそうな勢いで声援が上がる。


「俺たち新しく5人になります!」

「しかも仲間に入る子はなんと女の子!」


その言葉の瞬間、さらに耳を突き刺すような、悲鳴にも似た何かが上がる。


私……吐きそう……

今RAINBOWのファンの全員を敵に回し、舞台ソデで確実に吐きそうになってる私は今紹介に上がった新メンバーである。


「大丈夫ですか?」


スーツ姿の男性が私を見て眉を寄せる。


「……吐きそうです」

「ああ。大丈夫です。吐くなら吐いて頑張ってください」

「ひどくないですか?」


胸を抑え深く深呼吸をする。


「さぁ、腹を括ってください。今日から。……あの舞台に上がった瞬間、あなたは『RAINBOW(レインボウ)』のメンバーです。」


「じゃあ、紹介するねー!!花ーででおいでー!」


「嫌ぁ!!誰花って!!」

「なんで女?!」

「最悪!!」



 ファンからの罵詈雑言。



神様。

私なにか悪いことしましたか??

あの日、私、就職活動でテレビ局の受付の面接に行っただけですよね?


なんでこんなことに!!



あぁ、今からどうなるのでしょうか!!



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