94 魔剣 ③
ほんとに遅くなりました。
9 学習と成長での運についての記載を改めることにしました。また変更したら前書きでお伝え致します。ストーリーには何ら影響していません。
side ギルバート
〜ソルド鉱石がいると言われ急ぎ帰路に着く場面〜
「ソルド鉱石か....私の実力であの山を超えれるだろうか、、、」
ソルド鉱石はカグツチが住む山の奥にある高い高い山からしか取れると報告が無い鉱石だ。ギルバートはカグツチが住む山に警戒していた。
「神龍は私の命等一瞬で刈り取るだろう、、しかし私は皆の為に魔剣を持ち道を開かねばならん。またいつ魔王にとって変わるものが出るか分からない今だからこそ...」
ギルバートは自宅に帰り装備を固め出発した。
ソルド鉱石の山まで身体強化魔法をかけて往復約9日かかる。しかし、それはその道中魔物に襲われなければだ。
「さて、、"フィジカルブーストⅤ"」
[フィジカルブースト、身体能力を底上げし、速さ、跳躍力、動体視力、等動きに関する全ての事が上昇する。強化段階はⅠ〜Ⅴまである。Ⅴは選ばれた者のみが使えると言われている]
そこからギルバートは魔物に追われる事もあったが速さで全て追いつかれることなく振り切った。
4日後カグツチの山の前に着いていた。
「ようやく着いたか、、、ここが神龍の住む山、、あの洞窟から存在感がひしひしと伝わってくる、、」
洞窟を素通りしようと一歩出た時目の前に火の魔法が飛んできた。そうヒスイだ。
「人族がこの地になんのようですか?」
殺気を漏らしながらヒスイは問掛ける。その殺気に少し怯むもギルバートは説明する。
「っっっ!だ、大精霊よ!私はこの地を通り奥にある山に行き鉱石を採取し帰りたいだけなにだ!どうか通してほしい!」
「なりません。すぐに立ち去りなさい。ここは神龍様が住まう地、許可無き者は立ち入る事すら許されません」
「そこをなんとか!私は魔剣の鉱石が欲しいだけなのだ!」
「どんな理由が有ろうとこの地に入る事は出来ません」
ヒスイを通し会話を聞いていたカグツチが洞窟から出てきた。
「!カグツチ様!」
ヒスイは直ぐに跪いた。
「まぁ待てヒスイよ。この者は許可ある人物だ」
<名前:ギルバート・ラルスール
名付け:ギル・ラルスール>
種族:人族
属性:水・氷
Lv:60
体力:8900
力:4020
防御:900
スタミナ:1000
素早さ:600
魔法耐性:200
魔力:1000
運:70
格:-70
下位:ウォーター、ウォーターランス、水流舞、ウォータードリップ...etc
上位:アイスランス、アイスロック、アイスメテオ、フリーズ、絶対零度...etc
固有魔法:無し
称号
氷神の加護、冒険者、導きし者、切り拓く者、魔剣使い、人族の猛者、神と心を通ぜし者
カグツチは鑑定していたのだ。神の鑑定を。
この地を通るのはカグツチが決める事である。
その条件が格が-50以上である事だ。
[格:人生でなしえた罪。良き事をすればマイナスになっていく]
「!そうでしたか。ではお通り下さい」
「あ、あぁ」
ギルバートは通ろうとした時にカグツチに話かけられた。
「おい、小僧。お前は魔剣の鉱石を求めここまで来たと言ったな?それはどのような鉱石だ」
「自然界で取れる最高位の鉱石であの山でも見つかるかどうかと言った物です」
「そうか、、お前にはあれをやろう」
そう言って洞窟に戻り直ぐに帰ってきた。
「これだ」
そう言って投げられたのはオリバー鉱石だった。
「?!こんな物を私に頂けるのですか?!」
「いい、貰っておけ。そして帰るがいい。お前にはここを通る事、そして私に会う権利をやろう」
横でヒスイが驚いた顔をしているが無視をしたカグツチだった。
「!!本当に、、ありがとうございます!」
ギルバートは引き返して行った。
「聞きたいこと数点ありますが、、カグツチ様何故あの鉱石をあの者にあげたのですか?」
「あぁ、あの人はいいんだ」
その一言でヒスイは悟った。神関連だと。
ギルバートは帰り道に魔物と戦闘を余儀なくされたが何とか10日で帰れたのだった。
ギルバートの称号には「神龍と会いし者」が追加されていた。
本日もありがとうございました!
誤字報告ありがとうございます!直させて頂きました!




