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神龍は世界を見守る(仮)  作者: Y・U
世界編
90/97

90 太陽

最近暑いですね、梅雨にも入ったし。

暑いのは嫌いです

外は晴れ、空には雲一つなく太陽はサンサンとこの星に光を降り注いでいる日が一週間程続いていた。そんな日の話。


「なんかこの頃ずっと晴れてるね~。しかも気温もいつもよりも全然高いし」


「カグツチ様、これはおそらく太陽の周期と季節が関係しています」


「周期とか太陽にあるの?」


カグツチはこの星のことはおじいちゃんから教わっているが他の星に関しては全くの無知である。


「ええ、あります。数年に一度、星全体で数週間雨も降らず気温も通常よりも高くなります」


「へぇ、でもそれ大丈夫なの?自然的に」


カグツチにとって人等はどうでもよく、生態系、つまりは森や山、川、海など自然を気にするのだ。


「大丈夫ですよ。数週間と言いましたけれど一週間の時もありますし、最大でも一ヶ月程なので。自然の力で何とかなります」


「へぇ、意外と大丈夫なんだ」


そんな話をしてからまた一週間が経った。


「これで二週間が経って三週目だね」


そう言ってカグツチは洞窟から出て上を見上げて太陽を見ていた。


「なんか心做しか太陽が大きく見えるような気がするよ」


「よくお気づきになられましたね。この周期になると人の目では気付かないほど、ほんの少し大きく見えます」


「おーやっぱり」


「しかし、今大きくなるとすると。今が最盛期なのであと一週間は続きますね」


「まぁ、でも予定範囲内なんでしょ ?」


「はい、大丈夫だとは思います」


「じゃあ待とうよ」


また一周間が経った。


「ねぇヒスイ、もー終わるんじゃ無かったっけ?」


「歴史ではそうなのですが、、、」


カグツチは上を見て言った、またおおきくなっていると。


「これってちょっとまずいよね」


「はい、ここまで暑くなると生態系が崩れる可能性が大きいです」


火山での気温は普段よりも三十度上がっていた。火山活動も活発になっているのだ。森等の気温は八度も高くなっていた。


「流石にまずいよね~。ちょっと相談するよ」


「?はい」


そう言っておじいちゃんへ念話を飛ばした」


「おじいちゃ~ん!」


「なんじゃなんじゃ?最近話しかけてくれるのぉ。わしは嬉しいぞぉ」


「いやまぁ、うん」


カグツチは少し引き気味に返事をした。寝んわの向こうで落ち込んでいるおじいちゃんの姿が見て取れた。


「いや、それは置いとて。太陽近すぎない?周期とか聞いたけど明らかにおかしいよ」


「ん?ちょっとまっとれ」


そう言っておじいちゃんは太陽を写しみた。


「あ~、これは気づかんかった」


太陽に少し大きめの隕石が落ち一日に数メートルとカグツチ達が住む星へと近づいていたのだ。それをカグツチに説明した。


「という訳じゃ。いま、軌道修正するから。明日には普段に戻っとるじゃろ」


「わかったありがと」


「いいんじゃよ」


念話は終わりヒスイにも明日には戻ると言った。


「それは良かったです」


ヒスイも笑顔で言った。しかし、気持ちの裏では星直せる人ってどんな上の神様だろうか、と考えもしていた。が、首を突っ込まない事にしているので考えるのをやめた。


そして今日も終わっていく......

本日もありがとうございました!

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