84 魔王 ③
今回から新しい魔法にはその下に[ ]で説明を入れて行きます。
~数分前の天界~
「ん?なんじゃ?!わしの持っとる星のどこかで神魔法が使われたの?」
"神魔法 神目"
[神目は今、知りたい事態の事を大まかに知る事が出来る]
そうおじいちゃんが唱えるとおじいちゃんの目にメガネの様なスクリーンが映り出した。
「ふむ、カグツチたちの住む星か、それも魔族の領地か、、、みんなは無事か!?」
殲滅と結論を出してから数分経っているため、神龍が動いていることは確実だった。無事の確認の為神龍達全員に急いで念話をした。
「みんな無事か!」
「ええ、ああ」
カグツチを除く神龍が答えた。
「カグツチはどうした!」
いつもと違う剣幕のおじいちゃんにフブキは冷静に返した。
フ「カグツチなら魔族の本拠地に居るはずよ」
「そうか、、無事だとは思うが全員起こったことはわかっておるな?念の為全員向かってくれ」
全「おう、はい」
念話は終わり一人の空間になった。
「カグツチ、、無事でいろ、、、」
数分後おじいちゃんが肌で感じるほど強い神力が伝わりカグツチから念話が入った。
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時は戻る
「もしもし、おじいちゃん?」
「カグツチか!無事か?!」
「僕は全然大丈夫だよ。ちょっと異空間に飛ばされてね、こっから出してくれない?あ、ヒスイは寝てるから大丈夫だよ」
おじいちゃんはほっとした声で答えた。
「ああ、今転送しよう」
"神魔法 次元移動"
[次元を超えて自分や物や生命体をおくる事が出来る]
カグツチは燃え盛る場所から光に包まれ一瞬で見た事のある天界へと帰ってきた。
「おお、無事でよかった」
「大袈裟だよ、それよりも誰さ魔王の後ろにいる神は。警戒してなかったから引っかかっちゃたよ」
「それがわからんのじゃ、何せ使われたのが下界じゃから分からないことも多い」
「じゃあ、魔王に問い詰めればいいさ。痕跡は僕達が見て伝えるよ」
「おお、そうしてくれるか。ありがとう」
「いや、いいよ。じゃあ魔王城付近に飛ばしてくれると嬉しいな」
「わかった、ああそうじゃ。みんな向かっておるから仲良な~」
「わかったよ」
そうしてまた転送されるカグツチだった。
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