82 魔王 ①
少し遅くなりました。
念話から帰ってきたカグツチはその結果をみんなに話していた。
「、、、、と言う結果になったよ」
ル「それがあの人の結論なら僕は反対は無いよ」
エ「ええ、あの人の判断が私達の総意ですもの」
「他のみんなもそれでいいよね?」
全「ええ、ああ」
「じゃあ質問とかない?」
フ「少し順序がおかしい気もするけど、一つだけあるわ」
「珍しいね、なに?」
「一つの種族が滅べば均衡が崩れるのよね?それは魔族は例外なのかしら?」
「、、、それは気にして無かったね。でも調整してくれるんじゃないかな?法則とかも」
「まぁそれもそうよね」
「じゃあ他に無ければそう言う事で、今から動いてね。流石に僕一人じゃ残党までは狩りきれないからね」
全「おう、ええ」
念話が切れた。カグツチ達は大体の分布はおじいちゃんから聞かされているため誰にも聞かずにたどり着く事が出来る。
「よしじゃあこのまま魔族の領地まで行こうかな」
それだけ言ってカグツチは飛ぶ速度を上げた。
数分後カグツチは魔族の中心地、魔王城に来ていた。
「魔族よ!今から調停者の名において、貴公らを殲滅する!」
「ナンダナンダ?!チョイテイシャダト?!」
カグツチは聞く間もなく得意の炎魔法で城を囲んでいる町、魔族を焼き払った。
"炎魔法 獄炎の雨"
一瞬にして魔王城を除く建物が焼き落ちた。
「(ん?炎魔法で終わらすつもりだったんだけど。あの城の結界は抜けなかったか)」
カグツチは結界をまず壊そうと魔法を放とうとしたが何者かに呼び止められた。
「まて、神龍よ。この城を破壊するのであれば、私を殺してから好きにするがいい」
「ほう?威勢がいい。望み通りにしてやろう」
カグツチは魔法をまた放とうとしたが、景色が一瞬でガラリと変わった。
「な、なぜこの魔法を使える?!」
カグツチが飛ばされたの異空間だった。
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