74 おじいちゃんの過去 ⑥
遅くなりました!ごめんなさい!
今回は時間の話になって少しややこしい話になりました。おかしな点が有りましたら感想で教えてください。
名付けられたその日の晩、クロックは一人で呟いていた。
「ふふふ、、やっとここまで上り詰めたな、、作られて数万年が経ち、クロノスに好かれる様にしたくもない行動してきた。ようやくこの世界を俺の手で回せるあの創造神も他の神々も俺が時を戻し一から作り替えてやる!」
クロックは文字通りその日の晩に時を操り創造神が生まれて間もない時間に飛んだ。
「いたぞ、創造神だ。あいつをころ、、、、は?」
そこに居たのは歩いている創造神だ。しかし目が合ったと同時に元の時間軸へと飛ばされた。
「おかしい、そんなはずは無い!生まれたばかりの創造神に力のコントロール等出来るはずがない!、、だがしかし戻されたのは事実、こうなれば生まれる前に戻れば、、、ダメだそれは出来ない、おそらく創造神が誕生したと同時に天界が出来た、その前は「無」だ。そんな所に行けば自身がどうなるかわからない。もう一度行くか」
クロックは先程と数秒遅らせて飛んだ。先程の自分と出会わない為だ。先程の自分が飛んだ"過去"はその過去のまま元の時間軸に統合される為数秒遅らせることにより新しい過去が生まれる訳だ。
「よし、見つけた。今度は見つからぬ様に、、、、またか、、」
何も無い天界にぽつりと人がいれば気付くだろう創造神も見たのだ。
「これでは殺せないでは無いか!」
次の瞬間クロックの見る景色が変わった。創造神の家だ。目の前には創造神がいた。
「よお!やっと過去に介入したか。今見知らぬ記憶が頭に入ってきてな、それがお前に似ていたからな。しかもその時殺気が溢れていたからな、よくわかった」
クロックは失念していた、過去に介入すれば出会った者は元の時間軸に戻った際に新しい記憶として脳に刻まれる事を。
「さて、お前の記憶、考えを見させて貰った。考えた結果お前を"無"の部屋へと幽閉すると決めた。残念だがここまで黒く染まっていてはこの先何を起こすかわからんからな。ではな」
クロックの話す隙を与えぬように創造神は詠唱した。
[我が創造神の名の元に命じる、開け!牢獄への扉[デーモンゲート]
扉の中に入れられたクロックはようやく頭が動いた。
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「な、、、なぜだ!!何故こんな所に俺が入れられねばならない!生まれてから俺がどれだけこの天界に貢献したと思っている!許さん!絶対に許さんぞ!創造神!絶対にここから出て復習してやる!」
クロックは体から抜けゆく神力を時の神の力で体を覆い出ていかない様にした。何もない時は寝て過ごし、扉が開き神が入ってきたら神力を奪い徐々に力を付けることにした。
「待っていろ、、、いつか必ず、、、」
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「惜しい事をした、また新しく神を作らねばな。。」
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舞台はカグツチ達がいる時間軸。天界
「ほっ!いかんいかん悪い昔を思い出していたわい。しかし何故今になってあの出来事を、、」
創造神は仕事をしている時にふと思い出したのだった。
「おや?カグツチから念話がきたのぉ。なんじゃろうか」
本日もありがとうございました