73 おじいちゃんの過去 ⑤
すいません先週色々とばたついてたんですが今週もばたつきそうです。短めですが許してください。
「何故呼ばれたかわかるな?」
「は、はい。真名を他に知られたからでしょうか」
創造神は頷きながら言った。
「そうだ、しかし真名を知られたからと言って俺はお前になにかする訳では無い」
クロノスは罰を受けると思っていたのでポカンと顔をさせた。
「そ、それはどう言う事でしょうか」
「いやいや、深い意味は無い。だが、お前が殺されるかもしれない事を重々わかって欲しいんだ」
クロノスは気付いた創造神は自分のことを罰するのでは無く心配しているのだと。クロノスは涙した。
「そ、創造神、、、ありがとうございます。。」
「泣くな泣くな。大人が泣いているなんてみっともないぞ」
それから数分が経ちクロノスが落ち着きを取り戻した。
「創造神様、俺はどうなるのでしょうか?」
創造神は顔を暗くした。
「すまんが俺にはどうする事も出来ん。ただひとつ言えるのは一年経った今でも殺されていないのならばまだ殺されないだろう」
「確かにそうですね、、、、、」
「お前にしては気が気ではないだろうがここは様子を見るしかないな」
「はい、、、」
それから数万年が経ち創造神が創り出した神々は世代を変わろうとしていた。
「お前らには色々と世話になったな。それぞれ自分が思う神に後を継がせよ」
全「はっ!」
「また、継いだ者にはここへ来るように言い伝えてくれ。話があるからの」
全「承知しました!」
「では、達者で暮らせ。いつでも遊びに来るといい」
そう言い終わると創造神は家の中へと入っていった。
その後神々は世代交代を終わらせ個々に散り隠居生活を始めた。その一方新しく上級神になった者は創造神の家に集まっていた。
「これで全員だな。まずは、上級神昇格おめでとう。これからお前たちに真名を授ける。お前らも知っているだろうが、真名は誰にも教えてはならない、自身の身が危ないからな。では名を授けよう」
水の神・ウォーター
豊穣の神・ハトホル
命の神・ペルセポネー
時の神・クロック
太陽の神・フレイム
と名付けられた。その時、クロックは笑っていた事は誰に気付かなかった。
本日もありがとうございました。




