7 学習と成長 ②
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ご飯を食べ終えた僕達はおじいちゃんに言われ家の庭に出ていた。
「午後は言っていた通り魔法の使い方について説明、実践するからよぅ見て置くんじゃぞ?、では最初に自分の体の中にある魔力を感じる所から始めようかの。じゃあ、カグツチから始めるとするかの、皆はしっかりと見ておくんじゃぞ」
と、言ってこっちに歩いてきて僕の両手を握った。
「カグツチ、今から儂が魔力を循環させるからの、目を瞑り自分の体の中にある魔力の心臓部を見つけるんじゃ、行くぞ!」
とおじいちゃんが言うと体の中を川のように流れる何かを感じた。
「今、体の中に川のようなものがあるじゃろ、それは足に行くにつれ細くなって行き心臓のあたりに向かうと太くなっていき、その奥に魔力の塊があるじゃろ、それが魔力の心臓、[魔臓]じゃ、これは第2の心臓と言われており破壊されると魔法が使えなくなる」
「これが魔臓?役割は心臓だけれど脈を打っていないよ?」
「そうじゃ、魔臓は脈を打たず常に末端まで魔力を流し続けている、お前たちの周りを回っているのは必要に魔力を使い漏れだしているからじゃ、制御するには漏れだしている箇所を見つけて、自分の魔力で蓋をするしかないのじゃ」
「漏れている所、漏れだしている所、、あった!なんかいっぱいあるよ?」
「それを一つ一つ魔力の膜で覆っていくんじゃ」
「膜で覆う、、覆う、、出来た!」
蓋を出来た途端に周りに回っていた火が消えた、それと同時におじいちゃんは手を離した
「出来たようじゃな、もう一度自分の力だけで魔力の川を見つけ循環させてみぃ、そうじゃなコツとしては走った後に心臓が大きく鼓動する見たく、魔臓を大きくしたり縮めたりする事かのぉ、例えが悪いかのぉ」
おじいちゃんは苦笑いしながら僕の事を見守っていた。
「これを大きくして縮める!」
縮めた時おじいちゃんに循環して貰っていた時よりもたどたどしいが一応循環できた。
「出来たようじゃのぅ、これが出来て常に蓋を出来れば魔力制御は出来たも同然じゃのぉ」
僕を指さしながらそういった、何かと思い周りを見るとさっき閉じたはずの蓋が開きまた周りに火が回っていた。
「蓋で来たのに、こんなに簡単に剥がれるんだ、これ相当難しいよぉ」
アリグナの循環を手伝っているおじいちゃんは言った。
「繰り返しやっているうちに自然と出来るようになってくるもんじゃよ、焦らんでいい、まだまだ時間はある」
とても優しく声をかけてくれた。
「それに、お前達は今日初めて魔力と言う物に接して循環を行ったが普通はこうも簡単に魔力を感じたり蓋する事はでき無いし、自力で循環など付きっきりで教えて貰って1週間位かかることなんじゃよ?、お前たちは誇っていい」
そう言われると自信がついたのか、皆必死に練習していた。
―――――――――2時間後―――――――――
皆疲れきっていた
「ほっほ、皆疲れたようじゃのぅ、それにしても2時間でここまで魔力制御が上手くなるとは考えてもなかったわい」
僕達はこの2時間の間、自分達で教え、教えられて、自分で循環をして蓋を出来るようになっていた、だが気を貼っていないとすぐに蓋が開いてしまうので、まだ普段では魔力を漏らしている。
「そこまで出来たらあと少しじゃな、今日はご飯を食べて疲れを癒すといい、ご飯はいつもの場所に用意しておるから、仲良く皆で食べるんじゃよ。儂は少しする事があるから部屋に戻るからのぅ、何かあれば呼ぶんじゃぞ」
僕達は皆で食事をとり眠った。