69 おじいちゃんの過去 ①
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もう少し早くにこの話を出すべきだと思ったんですが思いたったのが最近だったので許して下さい。
ここは"始まりの時空間"、天界である。この場所の始まりには一人の若い男が居た。そう、創造神ことおじいちゃんである。これはおじいちゃんがまだ若い時の事である。
「あーあ、意識が芽生えて歩き出してから早22時間経ってるっていうのに此処にはなんもねぇなぁ」
初めの天界は驚く程に何も無い。五億〇ボタ〇の世界を明るくして地面を雲のようなふかふかにすれば想像が付くだろうか。
「にしても俺はなんでこんな所にいるんだ?てか俺は誰だよ」
創造神は22時間の間その事を考える事を辞めていたがないも無いと悟り考え始めた。
「俺は、、、神か」
長い長い間考え出した結論が神だった。
「そうか、、神か、、それも始まりの神か、、」
そう自分を肯定した後にはまた長い長い思考時間が始まった。
「神は何をすればいい?神はどうであればいい?どうすれば孤独では無くなる?どうすれば自分にとってより良い未来が見える?……」
自分が考え得る自問を全て口にだし考えそれに自分が答えた。
「神は宇宙を創り生命を創り輪廻させる。神は絶対であればいい。自分より下の神を創れば孤独はなくなる。自分がこれからする事の四手、五手先を見て常に最悪の事や最高の事を考えればいい。……」
創造神は自分がやるべき事を理解し行動に移した。
「よっしゃ!まずは自分で一つ宇宙を創って管理してみる事から始めよう!」
創造神は思う事は一から百まで出来るが経験が0の為自分がまず体感しようと決めた。
「よし、じゃあ。異空間を創ってビッグバンを起こして宇宙を星を誕生させよう!」
ビッグバンを起こしたまでは良いが星が出来るまでに時間が長すぎた。
「おいおい、これじゃあ体験するまでに何億年いるんだかわからねぇよ」
そう考えた創造神はビッグバンを起こした時空間を消し飛ばし労力はかかるが新しい異空間に宇宙と生物が生きれる環境の星をとりあえず自分で創った。
「よし、出来た。水、光、植物、空気、肉・草食動物。これだけあれば形は俺と同じだが神ではない劣化版が生きるには十分だろう」
これが世界、宇宙、時空間初の知的動物、人族の始まりである。そこから創造神は人族の行動を天界からじっと観察していた。
「、、、こいつら馬鹿なのか?何故勝てないと知りながら肉食動物を狩る?何故群れずにいくつかにわかれる?何故同じ人族なのに争いあう?……」
創造神は考え続け、観察も絶えず続けた。
「段々と分かってきたぞ」
そう、創造神は人族が多ければ多いほど考え方が有り相性・個性が有る事を知った。この考えが創造神を変えた。
「俺はここまで一人だったがやっとこの天界にも同じ神を作る事ができそうだ」
創造神は確信して新しい神を五人創りその五人には一つ一つの司る形を与えた。その形は命・豊穣・水・時・太陽だった。
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