55 氷の大地 魔動脈 ①
大変遅くなりました!テストで体調を崩してしまいました。これからも月金投稿していきますのでよろしくお願いします!
氷の大地に住んでいる氷の神龍フブキはここの下、つまり分厚い氷の層の下にある魔動脈を管理し見守る事を主とした仕事をしている。
「ねぇ、バリ、魔動脈最近おかしいと思わない?」
「確かにおかしいですねこの魔動脈が動かないなんて珍しいですね」
魔動脈は数多く存在しているが氷の大地の魔動脈は普通のものより三倍程大きい、そのため常に流れが出来る。
「これって、もしかしなくてもどこかで大きなダンジョンが出来たか大きな魔法使ったって事よね」
魔法やダンジョンは大きすぎると周りの魔力では足りなくなり魔動脈から引っ張ってくる性質がある。
「その様ですね、ですがこの当たりではダンジョンや魔法は一切使われた反応はありませんよ?」
「そこが不思議なのよね、割って入ってどこか突き止めちゃダメかしら」
「そ、そんな怖いこと絶対にしないで下さいよ!そんな事したらここがダンジョンになってしまいます!」
フブキは知った上で言っているので大きな口の端を「フッ」として言った。
「しないわよ、したら私が怒られてしまうわ」
「えぇ、そんな簡単な、、、、、」
「まぁ、遊びは置いといて突き止めなきゃね」
そういってフブキは立ち上がり洞窟から出て吹雪吹き荒れる大地に手を置き魔力の波動を出した。
「うーん、だいたい分かったけど、遠いわね〜。今日は遅いし明日行こうかしら」
「ど、どこえお出かけなさるのですか?」
「人族の国へ少し行こうかしら」
「人族の国ですか。そこに原因があるのですか?」
「うーん、あるといえばあるけど、これはこれでいいのかも知れないと思っているわ」
「安定、、してるからですか?」
「ええ、そうよ。でもね、これが悪用したり他の事に使われるならば破壊しその場で魔動脈に返すのが道理だと思うわ」
「なるほど、確かめに行かれるのですね。承知致しました」
そう明日のことを確認して眠りについた。
本日もお読みいただきありがとうございました!




