46 神の脱獄 ⑦
昨日はすいませんでした。
今日は説明が長くなり読みにくいかもしれません。誤字等があれば教えて下さると嬉しいです。
エルフの里を守り続けて、三日が経った。
「来ないなぁ、あの人が間違えるわけないもんな〜」
そんな独り言を言っているとカグツチが魔力探知をしている範囲に誰かが反応し、カグツチは臨戦態勢に入った。それから数時間後カグツチの前には歩くのもやっとそうな元太陽神が来た。
「お前だな?脱獄した神と言うのは」
太陽神はフラフラだが言葉はしっかりと話した。
「お前は、、あの時の創造神のペットか!なるほど、この星の守護ってわけか。で?誰がお前だと?口の利き方がなってねぇんじゃないのか?」
「お前に敬語を使う位ならばアースワームにでも使っている方がマシだ!そして依頼故お前をここで消させて貰う!」
アースワームは地中数メートルにどこにでもいる一メートルほどのミミズ型の魔物であり、よく卑下する時に使っている。
「貴様!よくも侮辱しおって!お前を殺せば創造神の鼻をへし折れるだろう!」
そう言って元太陽神は自分の残り少ない神力を立てる程だけ残し一撃を放った。
"我の名は太陽神!愚かなる者に豪炎の痛みを与えん!"
<サンシャインフレア>
その神魔法は極小さな星の核と思える熱量であり、いくら神龍といえども神魔法をもろに受けるとダメージは大きい、カグツチは被害を最小限に抑えるため練った神力で打ち消すだけの魔法を放った。
"我は星を守り調停する神龍!神力よ形をなし滅せよ!"
<ドラゴンフレアシールド>
カグツチはサンシャインフレアを消し相殺させるために防御系の神魔法を使った。ぶつかり合い激しい熱が周囲を埋め尽くし消えるまでは数秒の時を必要とした。その時、カグツチがドライアドに渡した魔力球が何処かで割れカグツチは目を疑った。目の前に太陽神が居るが偽物だと気づかずに相手をしていた事に今気付いたのだ。だがカグツチは割れたら何があろうともその場へ行くと決めていたので魔法がぶつかっている間に割れた場所へと向かっていた。
「(くそ!失念していた!弱った神がなんの対策もせずに正面突破してくるなんて有り得ないことを何故考えていなかったんだ!)」
数秒後カグツチは世界樹とぶつかるが世界樹の中で反応があるため突っ込むことにした。世界樹はカグツチが横に百は入る大きさであり修復力もいいのでカグツチは迷わなかった。
ドーン!となった後バキバキとカグツチが進んでいき、内部にいるドライアドがいる場所まで急ぎ進んだ。魔力玉が割れてから僅か一秒も経っていない事だった。
魔法が消滅した頃カグツチはドライアドのいる空間へと着いた。そこで目にしたのは太陽神がドライアドの首を元太陽神が掴もうとしている所だった。
「辞めろ!!!」
そう言って世界樹を進んでいるスピードで元太陽神に向かってタックルをして引き離した。元太陽神は空間の壁に当たり気絶した。
「ドライアドよ!無事か!」
目の前が数秒のうちに変わりすぎ処理が追いついていないドライアドは声に何も出すことが出来ずにいた。
「見たところ大丈夫そうで何よりだ、ひとまずは安心しろ」
「は、はい!!!」
処理が追いついてきたドライアドは大きな声で返事をした。そしてこの空間に里のエルフが全員おり、二人だけでない事をカグツチは気付き伸びている太陽神を回収して自分が開けた穴へそそくさと戻り外へ出た。
エルフ達はポカーンと口を開けているだけで数秒経つと何も無かったかのように通常どおりに戻ったが後に書物に残される事となったのは必然である。
後一話お付き合い下さい。
本日も見てくださりありがとうございました!




