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神龍は世界を見守る(仮)  作者: Y・U
世界編
43/97

43 神の脱獄 ④

pvが10000を超えました!ありがとうございます!

巣から飛び立ってから一時間経った頃早くもカグツチは世界樹に着こうとしていた。


「そういえば、どこに降りればいいか聞くの忘れてたね。どこかきいてる?」


「はい。前に二人で話した所へ、来てくださいとの事です」


「あそこか、わかったありがと」


簡単に話をした後、カグツチは前にドライアドと話した世界樹の根の所まで飛んでいった。

そして前に降りた場所と同じ所に降り立った時ドライアドがどこらともなく出てきて挨拶をしてきた。


「ようこそお越しいただきました、カグツチ様」


「うむ、今回もまたあの場所へ行き内容を伝えたいと思うが、いいか?」


「はい、すぐにご用意出来ますので問題ございません」


「では行こう、ヒスイは今回も待っていてくれるか」


「はい、お待ちしております」


そう言ってカグツチとドライアドはあの場所へと入って行った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

side ヒスイ


「はぁ、カグツチ様また私を置いて行かれましたわ。私よりもあのドライアドの方が秘密を共にできるのでしょうか、それとも私はここに来るのは連絡係だけで来ているだけの存在なのでしょうか、、、、いいえ私はカグツチ様の役に少しでも役にたてているのだからいいですね、余計な事を考えずに主人を慕い、敬い、そして共に歩んで行ければ私は十分なのですから」


ヒスイは一人になると少し暗くなってしまうが、カグツチや他の生き物がいる場合には絶対にこのような事は言わないので、誰にも知らないヒスイの一面だった。


side ヒスイ end

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


カグツチはドシドシと根の間をドライアドと入っていき前の場所に着き、ドライアドは前と同じ魔法をかけて話をした。


「カグツチ様、今回はどのようなご要件でしょうか」


「うむ、その前に一つ質問だ」


その質問をする際カグツチからは重く聞いた。


「お前はどれほど神を知っている?お前の知っている範囲で聞かせてくれ。そしてこの事は決して口外はしないししてはならん」


その質問を重要な事だと確信したドライアドは頭の中で整理してからカグツチに答えた。


「私は、神については存在程度しか()()()()()いません。ですので私は神についてはあまり知りません」


その答えを聞いたカグツチはおじいちゃんの事は絶対に言ってはいけない事を確信した。そして、その空気のままカグツチが続けた。


「そうか、ならば良いのだ。そして、ここに来たわけは、単刀直入に言うがお前はある神から狙われている。そして、その神を殺しお前を守るためにここに来た」


そんな神に狙われている事や神を殺すといった情報をドライアドは驚いたがすぐ頭の中で整理して質問した。


「か、神様ですか、なぜ私を狙われているかご質問してもよろしいでしょうか?」


少し考えたがカグツチはその位なら問題ないと判断し話した。


「うむ、お前は世界樹と同じであり神力を多少持っているだろう、その神は神力が無いと攻撃が出来なくそして今その神は神力を求めている。だからお前の神力を奪い取りに来るのだ」


「な、なるほど。それは私が入る余地はございませんね。カグツチ様が守ってくださるなら私は安心致します」


そう言っているドライアドだが座って膝の上に置いているては細かく震えていた。そんなドライアドを見たカグツチは安心させるように言った。


「安心しろ。お前には私が魔法で結界を張る。神の攻撃でも数発なら耐えれる程のものをな」


ドライアドは椅子から降りカグツチの方に向かって跪き深く頭を下げて言った。


「この命貴方様にお預け致します」


「ああ、お前を殺されては私も困る。故に絶対に命の灯火を消させぬ」


そう言って数秒が経ちカグツチは続けて言った。


「さぁ、このような湿っぽい事はやめにしよう。お前にはあとひとつ頼むことがある」


ドライアドは頭を上げて椅子に座りカグツチの頼みを聞いた。


「なんでございましょうか」


「今回戦うのは神だ、どんな被害が出るかわからん。そのため里にいるエルフ達をどこか安全な場所へ移してはくれぬか」


「おやすい御用です。エルフ達は世界樹の木の中に移しましょう。食料も世界樹の中で木の実は与える事が出来ますので問題もございません」


「よし、ならば話は終わりだ。エルフを避難させてくれ。結界は少し時間がかかるので避難が終わってからかけるとしよう」


「はい、では行きます。根は開けておきますのでいつでもご退場下さい」


「了解した」


カグツチは一人ヒスイの待つ所まで歩いて行った。


本日もありがとうございました。

次は脱獄した神を書きたいと思います。

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