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神龍は世界を見守る(仮)  作者: Y・U
世界編
20/97

20 仕事

毎日100以上のpvありがとうございます!

報告会をしてから数日が経ったある日、初めての仕事が入った。


「カグツチ様、この近くの山で小規模ですが魔力溜りが出来ております」


カグツチ達神龍は基本する事が無いので暇を持て余している、仕事が入れば暇が紛らわされるので機嫌よく返答した。


「どの辺で?」


「この場所から北へ5分ほど飛んだ山でございます」


「おっけ〜、ちょっと行ってくるよ」


「いってらっしゃいませ」


そう言って北へ翼を広げ飛んでいった。


「思ったけれども、仕事が入るのもいいけど、こういうのって基本無い方が平和でいいんだよね」


独り言を飛んでいる間にぶつぶつと言っているとヒスイが言っていた山に着いた。


「おー、ここかぁ。確かに魔力溜りはあるけど、酷いあらさまだな」


目の前にあったのはゴブリンの集落後と見られる場所だった、そこには耳だけ剥ぎ取られたゴブリン達が鋭利なもので切られたりしてごろごろと倒れていた。


「せめて魔物を倒して剥ぎ取ったら燃やして欲しいよね」


そう言いながら、空気中に漂う魔力を神龍が使える特殊な魔力操作で自然の流れへと帰していく。数分が経ち綺麗さっぱりと魔力溜りはなくなっていた。


「こんなものかな、この魔物の死骸どうしようかな」


基本的には魔力溜りを無くしたら死骸はただの屍になって土へと帰っていくのだが、カグツチは初めての仕事で死骸を残すのは後味が悪いので集めて燃やすことにした。


「じゃあ、燃やそうかな。(ファイア)」


無詠唱で魔法を使いゴブリンの死体の山に火を着けた。この時、ここは山で周りは木ばかりなので燃え移らないように魔力操作で飛び火しないようにしていたりもする。そして燃え尽きた死骸はチリとなり風で飛んでいった。


「ま、こんなもんかな。次からは放置しよ、めんどくさいし」


愚痴をこぼしながらも自分の山に帰ってた、そしてヒスイが出迎えてくれた。


「おかえりなさいませ、カグツチ様。初のお仕事お疲れ様でした」


「ただいま、そんなに疲れてはないけど、人族達にはもう少しこっちの身にもなって欲しいものだよ」


なぜ人族とわかったかと言うと、耳だけ剥ぎ取ったり、剣で戦ったりするのは人族が多いからだ。


「何かあったのですか?」


カグツチは死骸を放置していた事を話した。


「まぁ、人族は寿命も短いし上位属性なんて使える人も少ないくらい魔法も得意じゃ無いから、不便な事は認めるよ」


少し人族に対しての情をかけた話だったが、ヒスイが返して来た。


「いいえ、カグツチ様、情など神龍様が情をかける必要などないのです。邪魔ならば人族に言って毎回燃やさせましょう。そうです!明日辺りに近くの人族の国に行ってそうさせるように言いましょう!」


カグツチは考えた、確かに1種種族に対して情をかけるのは駄目だ、全ての種族を平等に見なければならないからだ。人族に言う事は考えた末、問題にはなら無いと判断したので、明日言いに行くことにした。


「うーん、確かに情をかけるのはダメだね、しかも言っちゃった方が今後の後味もいいし、言いに行こうか」


人族の国を見に行くのは初めてで、見る目的もあったりもする。


「はい!」


「もう仕事は終わったし、今日は解散しようか〜、僕は森の川にでもいって水浴びでもしてくるよ」


「わかりました、では私は留守の間ここの護りをしておきますので、心置き無くいってらっしゃいませ」


「ありがと」


そう言って川の方まで歩いて行き、川で体の汚れを落とした、そして終わる頃には日も沈みかけており寝床へ帰って眠ったカグツチだった。

書いている途中で閑話入れるの忘れていた事を思い出しましたが、また今度入れようと思います!

ありがとうございました!

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