18 報告会のさなか
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解散した日ルタロスは皆と同じように寝床を探して世界へと飛び立った。
「おー、これが世界かー。見たことのない木があったり動物が居るなー」
ルタロスは目新しい物を見つけては1人で喋っていた。そして、一番下は陽の光が届かないような深さの大きな谷を見つけてそこにしようと思い谷を降りて行った。
「俺にはこの暗さが丁度いいや。ん?何かあるなぁ」
谷の底には大量の骨があった
「えっ、これ全部骨かよー。まぁ、全部闇魔法でどうにかすればいっか」
ルタロスはおじいちゃんが言っていた事を忘れていた、そう魔物の死骸が沢山あるとダンジョン化する事を。
「("ブラックホー")」
無詠唱で上位闇魔法のブラックホールを放とうとした時、周囲の魔素が集まりルタロス事包んだ。魔物の死骸の残滓はダンジョンまで至らなかったが、ルタロスの魔法が呼び水となりダンジョン化したのだった。
「えっ、ここどこ〜」
ルタロスはダンジョンの内部にある1階層目の広い空間に居たのだった。そしておじいちゃんが言っていた事を思い出した。
「あっ、思い出した。やっちゃた〜これがダンジョン化かぁ、ホントなら止めなきゃ行けないのに自分が出しちゃったよ、他の皆に怒られるー」
怒られる事を考えると嫌な思いになったがしてしまった以上自分で片付ける他無かった。
「えっと、確か最深部に行ってコアを破壊すればいいんだよね」
ルタロスは大精霊の事も忘れてとことこと進んで行って階層ボスと思われし魔物に出会った。そして襲いかかって来た。
「シャーーーーー!」
ルタロスは早くここから抜け出したい為手で振り払い魔物は即死した。ルタロスの力のパラメータは99999であり、そこらの魔物では叩かれるとチリも残らない。
「あぁ、早く破壊しなきゃ」
急ぎ気味に階層を順調に進んで行った。そして最下層と思われる場所に来た。
「ん?何か強い魔力がこの階層にいるなぁ。じゃあここが最下層か。出来たばっかりで階層少ない筈なのに多くて時間かかったなぁ」
ルタロスは少無くても10階層は下りこの層へたどり着いた、その時間は約4時間もかかった。神龍でこの時間は異例である。
「まぁ、着いたし。ボスを倒してコア破壊して、寝て、みんなと連絡取ろう」
そう言って魔力が高い人型の魔物の前まで来た。そしてなんと喋ったのだ。
「ワレハコノダンジョンノシュゴシャデアリコアノバンニンデアル、コアヲハカイシタクバワレヲタオシテハカイスルガイイ」
そう言うと持っている大剣で斬りかかって来た。
「このダンジョン以外と長かってうざかったけど、最後に収穫ができたなぁ」
そう言っている間に腕を振り、先程まで喋っていた魔物はチリひとつ残って居なかった。
「このコアを破壊すればいいんだよね」
目の前には赤く丸いコアがあった。ルタロスは爪を起てて割った。ごごごと言う振動の後目の前がひかりルタロスは元の場所にいた、そして魔物の骨も残っていなかった。
「はぁ、長かった。寝よ」
そうして他の神龍達が報告会する前日からずっと寝ているルタロスだった。
誤字脱字があればすいません




