17 報告会
起きて日を見るともうてっぺんを過ぎようとしている所だった。
「よく寝たなぁ〜」
洞窟に戻りヒスイに言った
「準備出来てる〜?」
「はい、出来ております。ですが闇の神龍様[ルタロス]様の大精霊だけ連絡が取れません」
カグツチは少し驚いたが、まだ地上に来たのは昨日なので準備ができていないだろうと思い、また後日連絡を取ろうと思った。
「まぁ、昨日来たばかりだしルタロスも忙しいだろうしまた数日後連絡を取ろう」
「わかりました、個別と一斉に連絡を取れる方法がございますが、どちらに致しましょうか?」
「個別で話ても、情報共有が難しいから一斉にしようかな」
「わかりました、では繋げます」
ヒスイは魔力を高めて念話を発動した。普通の念話ならば個人間でしか出来ないが、魔力を多く込めれば他者との音声も拾える。
「やぁ、みんな昨日ぶり」
フ「昨日ぶりね」
ミ「昨日ぶり」
ア「昨日ぶり〜」
ト「昨日ぶりだな!」
エ「昨日ぶりです」
カグツチはふざけて昨日ぶりと言ったがみんなカグツチの性格を知っているのでノリに乗った。
カ「ノリに乗ってくれてありがとう、じゃあなんにも無いだろうけど報告会をしようか。まずは僕からだね」
そう言って昨日あった事を話た。
ト「へ〜、行動が早いな!俺は昨日の晩に寝床を見つけたぜ!」
ミ「それはあなたが遅いだけよ、他のみんなは昨日のお昼くらいには見つけたわよたぶん」
ト「多分て、適当だなぁ〜」
ミ「ま、そんなことはいいわ。私は特に何も無いわね寝床を見つけて、大精霊と契約したぐらいかしら」
フブキ、トール、エイル、アリグナもミズハと大体同じだった。
ア「そ〜、いえば〜、ルタロスはど〜したの〜?」
アリグナは長く遅く言った。
カ「それなんだけれども、まだ連絡が付かないんだ。
まだ来て間もないし大精霊契約してないんだろうね。また数日経って連絡しても連絡が付かない場合は、僕が探しに行くよ。それでいい?」
全「異議なし〜」
カ「そーいえば、みんなはどんな所を寝床にした?」
フ「私は氷の大地よ、周りは大きい魔物しか居なくて平和よ」
ミ「私は雲を突き抜ける山見つけたから天辺に洞窟作ってそこにしたわ、魔物はいないわね、空気が少し薄い位かしら」
ア「僕わ〜、普通の山の天辺から〜地下に続くように〜長く下にほって〜、寝床にしたよ〜、魔物はミミズみたいなのしかいないね〜」
ト「俺は、雷が常に振り続ける山の頂上に洞窟を作ってそこにしたぜ、魔物はまだ見てねーなー」
エ「私は、雲が一切ない山の頂上付近に洞窟があったのでそこにしました、魔物はまだ探していないのでわかりません」
それぞれの寝床を言ったがこの星での危険度が最上級に当たる場所に住んでいる事を神龍達は知らない、だがカグツチだけは危険度は中くらいの所に住んでいるのだった。
カ「みんな、いいなぁ、僕も引っ越そうかな。ここ暖かいけどマグマが無いんだよね」
フ「私は暑いとこ嫌いだから行けないけど、住みやすい所に移動するのはいいことよ、ストレスないし」
カ「そうだね、ここにいる必要無いし。落ち着いたら引っ越すよ。じゃあ、また半年後位に連絡入れると思うからよろしくね、ルタロスの事はわかったら一応連絡入れるから」
全「了解〜」
そうして報告会は終わった。
「ヒスイありがとう、思った以上に長くなっちゃてごめんね」
ヒスイをよく見て見ると息は切らしていないが汗はかいているようだった。
「いえ、お役にたてたなら嬉しいです」
「大精霊になったばかりで魔力も安定してないし疲れるのも当然だよ。これ魔力疲れたでしょ?食べなよ」
そう言って魔力の塊を渡した。
「ありがとうございます!」
「もう今日はする事が無いから自由にしていていいよ」
「では精霊紋の中で待機させていただきます」
「まぁ、すきにして」
魔力を持ったままカグツチの精霊紋の中に入って行った。
「今日はする事無いし、寝床でもいじって寝よ」
そう言って夜まで寝床を広げたりして遊んでいて、夜になり眠った。