16 大精霊の食事
誤字脱字を直しました、少し文を足しました。話の流れは変わりません。
寝床に帰った時にはもう日が落ちかけていた。
ヒスイは精霊紋から出てきて言った。
「カグツチ様今後はどのようなご予定でしょうか」
「今後?今後かぁ、特に無いけれど明日仲間達に連絡を入れたいな」
「では明日各大精霊に連絡を入れれるように準備いたしておきます」
「よろしく〜、あっそうだ、付いて貰うからには何か
対価がいるよね何がいい?」
対価など必要無いと思ったヒスイだったが欲しいものが1つだけあったため無理承知で言ってみた。
「...ではカグツチ様の魔力が欲しいです、私達精霊は自然のたわものである果実等を主食としていますが、契約をしたらもうひとつ食べる物があります、それが契約者の魔力です、神龍であるカグツチ様の魔力は大変美味なものと思いますので欲しいです!」
自分の魔力あげても問題無いだろうかと考えた結果、別に大丈夫と思ったので了承した。
「うん、いいよ。今からあげるから食べてみて、ただ何かおかしいと思ったらすぐにやめてね」
いいと聞いた時声に出そうな程嬉しかったヒスイだが主人の前では冷静にしないといけないという心が有り平常心をなんとか保っていた。
「はい!」
「じゃあ行くよ」
そう言ってカグツチは右手に魔力を貯め始めた、魔力は通常見えないが神龍程魔力の扱いが上手く量が違うと見える程に具現化した。それは赤く、炎のようで違う、だが美しい。
「ほら、食べてみて」
ゴクリと生唾を飲んで答えた
「は、はい」
手に取ってパクリと口に入れた時
「んーーー」
「だ、大丈夫?!」
「とっっても美味しいです!カグツチ様!」
美味しいと聞いて緊張した糸が切れた。
「(ほっ)そ、それならいいやどれくらいのペースであげたらいい?」
「取り乱しました。そうですね、この量を食べれたとしたのなら7日後に頂ければ問題無いかと思います」
「そうか、じゃあ7日後にまたあげるから、忘れてたら言ってね」
「はい!ありがとうございます!」
と笑顔で言ったが、次第に真顔になり言った。
「カグツチ様、魔力を食べた後から少し体が軽くなったような気がするのですが大丈夫でしょうか?」
「え!、ちょっと目を閉じてじっとしてて」
「はい」
不安になったカグツチはステータスを見た。
<名前:ヒスイ 名付け:カグツチ>
種族:大精霊
属性:炎
Lv:70
体力:25000
力:10000
防御:24000
スタミナ:10000
素早さ:20000
魔法耐性:25000
魔力:10000(+2000)
魔法
下位:全て(火) 上位:全て(炎) 固有魔法:妖精固有魔法
神魔法:適正無し
称号
大精霊、神龍に仕えし者、精霊を束ねし者、妖精を育てし者、選ばれし者、冷静、冷酷、etc....
カグツチは見て異常状態がないことを確認したが魔力がプラスされている事に気付いた。これは自分が高濃度の魔力をあげたからだと思ったが、悪いことでは無いので今後もあげて行くことにした。
「まぁ、大丈夫でしょ。一晩経ってもおかしかったら
また考えよう」
「?、はい、わかりました」
目を開けた後、妙に冷静になったカグツチを見て不思議に思ったが、カグツチ様だからだと片付けた。
「じゃあ今日は寝るよ、ここには暑すぎて普通の魔物は入って来れないと思うから、ヒスイも休んでね」
「はい、では精霊紋の中で休ませていただきます」
そう言うと精霊紋の中に入っていった、カグツチは奥へ行き、1番暑い所で丸まって寝た。
暑くなったり涼しくなったりしてますが体調を崩さないようにお気をつけ下さい!




