15 閑話 神龍の情報
今回は短いです!
これはある所の王城での会議の話
「おい、情報屋、神龍とはどう言う存在だ」
「はい、王様、まだ信託の話のことしかわかりませんが、お伝え致します。1つは、神龍達は7匹ということです、これは我々が使う魔法の属性の数と同じである事からしても、各属性の神龍がいると言ってもいいでしょう」
「ふむ」
「2つめは、調停という言葉ですが、魔力溜まりが我々の世界には極少数ですが存在しており、それを何とかするものかと思います」
「その、魔力溜まりが多くなるとどうなるのじゃ」
「実例がない以上わかりませんが、ダンジョンはそれから生まれたのだと研究結果が出ております」
「なんと!ダンジョンが出来るのか!これは利用して儲ける他無いじゃろう、なぜ今まで言わなかったのだ」
「はぁ」と、ため息を付き馬鹿な王に向かって情報屋が言った。
「王よ、ダンジョンが出来るのはいい事ですが、神龍の邪魔をして増やし過ぎてはスタンピートが起きて我々の国は滅んでしまいますぞ」
「スタンピートと言うのを食い止めるのが神龍の仕事では無いのか?」
「いえ、ですから、ダンジョン自体を作らせ無いものだと考えます」
「ふむ、では邪魔をする神龍達を殺してしまうというのはどうだ?この国には多くの兵と魔法団が有るそいつらを戦わせれば神龍は倒せるだろう」
「王様、それだけは辞めておいた方が良いかと思います」
「何故だ?」
「神からの信託が出る程の者ですよ?絶対に適う相手では有り得ないと思います」
ふむ、と押し黙る王に対し、黙っていた王権側の人が言った
「さっきからなんじゃ、王の言うことを全て否定しよってからに!王の言うことは絶対なのじゃぞ?」
情報屋が言った
「自分はこの国の為に言っているんです!絶対に挑む事はしない方が国の為だと思います!以上!」
「何を!情報屋の分際で!この物をひっ捕らえい!」
王が言った
「辞めんか!ここは権力関係無く話す場だ!王などとは関係ない!否定の意見もあって当然であろう!」
王権側の人は押し黙り、王が言った
「この事は保留とする、神龍の戦力を知ってからまた話を再開する!それまでは一切神龍に対し戦闘を禁ずる!よいな?」
王は馬鹿だが頭の固い人間では無かった
全「はっ!」
この国が愚かな行動に出るか、良い行動に出るかはまた続きの話である。
閑話は区切りのいい時に更新して行きたいと思います!本日もありがとうございました!




