1 プロローグ
…どこからか音が聞こえる
「起きるんじゃ」
ここは薄暗くとても居心地が良かったが、何故か、ここを出なければならないと思い、思い切り目の前の壁を叩き光の強い場所へ出た。
この瞬間、世界に誕生した時だった。
「自分は何者で貴方は誰ですか?」
名前も自分のことも何もかもが分からない。
目の前にいる人は歳は70前後といった顔たちで、髭を長く生やし、杖を持っており、いかにもおじいちゃんという人相だった。
「ふむ、その前に他の卵も割れるようじゃ、説明はその後にしようかの」
周りをよく見ると色とりどりの卵が6つ動いたり、コンコンと音を出し、今にも中から何かが出てきそうだった。
10分経っただろうかその間に、自分の体を見ていた、体はとても小さく、全身には赤く鮮やかな鱗のような物が付いていた。手は小さく、何をするのにも不便そうな長く伸びた爪や手首から横腹にかけて薄く広がる膜のようなものが付いていた。
そうこうしているうちに卵が全て割れていた。
「皆出てきたようだのぅ、まだ自分が何者か、そして儂が誰かわからんじゃろう。今から儂が1から説明するからよぅ、聞いておくんじゃぞ?」
そう言い、目の前にいるおじいちゃんは自分のことや、おじいちゃんの事を話して言った…………………
初めての投稿です!
出来るだけ毎日投稿していきたいと思いますが作品をいいものにしたいので遅れるかもしれません!
それでも見て下さるなら幸いです!