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異世界バスツアー  作者: ルンルン太郎
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山田太郎の異世界生活2日目

 山田太郎は昨夜、異世界生活の初日で疲れたのか風呂の後に食事を食べただけで眠ってしまった。異世界の通貨を手に入れたが言葉が話せない。それなので初日は買い物はせずに、2日目の日中に勉強する事に決めていたのだ。


 勉強を終えて昼食を食べると腹ごなしに特製の鉄線バットを素振りした。先端が鉄線の重みで2キロあるのに、更にこん棒を合成した為に600グラムも増えている。総重量3.2キロもあるのだ。大剣と呼ばれるクレイモアでも2キロ以下でどうたぬきという長い刀でも2メートル2.2キロほどだ。このバットを振り続けていれば殆どの武器を振れる事になる。


 素振りを終えて、途中筋肉トレーニングを挟みながら休憩し、また素振りした。夕食の時間が近くなってから食事の下ごしらえをして、山田太郎は足りない食材とホームセンターで足りない装備を買い足した。穂先が溶けた槍を外して、包丁をテープでぐるぐる巻きにして再利用しようとしているのだ。後、スプレーファイアも既に強力噴射のものだったが、超強力噴射の物に代える。更にポリタンクも買い、帰りにガソリンスタンドでタンクに満タンの灯油を買った。灯油は焼酎などの4リットルの容器に入れて異世界に持っていく為。更に着火材も合わせて用意した。


 山田太郎の異世界生活は2日目にして進化し、より万全の準備体制となった。旅行用バッグだけでなく、薬草を詰めるリュックサックも新たなる装備に加え胸をと踊らせる。夕食後、豚カツの余ったカツをカツサンドにし、定番の卵サンドとレタスとトマトとハムの野菜サンド、飲み物の紅茶を入れて保温できる水筒に入れる。おにぎりの場合は味噌汁にしようと考えていたが、まだ余った食パンがあったので2日連続のサンドイッチだった。後はデザートと、武器を兼ね備えた安くて美味しくブラックライトニングをスーパーで袋買いをした物を入れた。余りにも強力な武器だったので合計4袋1000円ぶんをまとめ買いしていた。


 こうして準備を終えて少し仮眠を取って目覚ましが鳴り、時間が来た。仮眠の替わりにインターネットで動画見放題サービスのインターネットフリークスを見ようかと思ったが、娯楽は脳を目覚めさせる為にどこでも遊べる勉天道のDAを持っていく事にした。いざというとき明るさを最大にしたらライトの代わりにもなる。そして、はっと気がつき懐中電灯も入れておいた。エアガンを暗い時に使うときにも懐中電灯は必須。


「今日は帰ったら夕飯を食べながら酒飲んでインフリ見よう。神様、仏様、本日も生きて帰れますように。罪深い私の祈りですがどうかお聞き届け下さい」


 山田太郎は準備を完璧に終えて、出発する前に神に祈った。祈ると何故か安心できたのだ。こうして異世界生活2日目が始まろうとしていた。薬草を広い集めて、異世界での初めての買い物これが主な目標だった。


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