閑話35
もうこうなるとは
思っていたけどもね
いざやるとなんだろう
この気持ち………
やっぱ違うわぁー
おばあちゃんがまだ帰りません
なのでお話をして頂きます
でわ、おばあちゃん……どうぞ！
「あんたお調子者だねぇ」
バレバレです
いや隠してないんだけどもね
「なにもしやしないさね、
お客さんだからねぇ」
おばあちゃんやっぱいい人や！
俺は信じていたよぉぉ！
「あんた見てると重い話も
すんなり話せるよ
ほんとありがとねぇ」
肩をトントン叩いている
俺はあんた見て気が抜けたよ
女の子はイライラしてるけどね
「あんたはあの中に閉じ込められた
と思っているんだろう？
それが勘違いなのさ
おかしいと思わないのかい？
入って出せない袋なんて」
なんですか罠ですか？
もう驚きませんよ
「からかわれているのさね
あの神の悪い癖だねぇ
変な理由なんか作って楽しむのさ
まともに相手してないんだろう？
それはそうゆうことなのさ
残念だったねぇ」
あ～なるほど
言われて見ればそうゆうことかいナ
まぁねぇ………そうだろねぇ
なんだろうがっくりだよ
フウー
「それでわざわざ此処に来る様に
仕向けているのかいねぇ
面倒にも程があるよ
なにを気に掛けているやら
いつまでも子供の積もり
なんだからねぇ……困ったもんだよ」
ああ悪がきがいたずらして
婆さん困らしたって奴か？
それで俺はその道具かい！
なんとまあしょーもない事で
異世界に来たもんだなぁ
何だか怒るより呆れて惚けてしまったよ
俺にそっくりじゃあねぇかよ！
このやろう、俺の専売特許を
取りやがってぇ……悔しいぃぃぃっ
どうにかしてやりかえしたい！！！
これは戦線布告と見た
神とか関係ない！
俺のキャラと被るとはふてえ野郎だ
上を魅せてやんよ！
くそ神がぁぁっっっ！
「あんたがなにをするかはそりゃ
自由さね………まぁ頑張りな、
出来る事はしてやるさね
あたしも神は嫌いなのさ
なんせ魔女だからねぇ
へっへっへっ………」
今戦友を得たり！！
楽しみたいなら楽しませてやろう
じゃあねぇかああ～、
このやろうがぁぁ！
そこがお前の墓場だがなぁぁぁ！
みてろよぉぉぉ
「まずあんたはこの世界に転生して
いない、魔力が合わないのが証拠さね
今までは神の余韻が付いた体で
賄っていたんだねぇ
ひとつも魔力がないとは言わないよ
少しは影響はあったようだねぇ
でもねぇ……魔法は使えないかねぇ
装備が困る訳さね
もう少し取り方を工夫すれば
いいのにねぇ」
ぁぁ、あの野郎まともに仕事も
出来んぼんくらかよ！
ちっ、そこやらんといかんダロ！
なにやってんのよ？！
なに？この世界はそんなんばっかなん？
いやもうがっくりだよ………
ふざけ過ぎ……
そういやあいつ死んだらまたどうのと
言ってたよな………
もう完全に確信犯ですわこれは
腹立つうぅぅぅぅぅ
やっべ、バレたよ…
でも元気だからやってくれるよね
つづく
(きたぁぁ！これからよぉ)
