閑話19
少し真面目な回です
初めて他人とコミュニケーション
が取れた
それだけで良かった
多分これからも少ないのかも
知れないから
等と言う訳のわからんことを
…………
今は朝の気持ちいい時だ
結局あの後みんな寝床に帰って行った
特に何も言わずにね
自然解散というやつか
俺は棺桶に寝そべって
寝ることに
別に地面でも床でも
変わらないとは思ったのだけど
棺桶があっているのと
どうもあつらえた様に
ぴったりフィットするんだよねこれ
俺専用なんかも知れん
快適に寝れると思っていた
でも寝れなかった
最後に言われたことを考えていた
「とにかく君はあの子の
魔力に依っているから
そこんとこをもっと気にしないと
ダメだよ」
確かにそれがなかったら
あのまま餓死していたのかも
知れないと思う
拾って貰わなければ
どうなっていただろうか
此処にも来れなくて
喋る事も出来ないまま
ウンコに取り込まれて
何か訳わからん奴に
成っていたのかなぁ?
どうやら死んでも
魂が捕らわれて人でなくなる
だけのようだが
自分があるかどうかは
わからんらしい
でも装備がそれを食い止めた
なら人という所は
残るのかも
神域の装備はよくこんな事を
するらしい
致命傷を受けても倒しきるまで
倒れないとかは
高確率でこれなんだそうだ
装備が死ぬのを許さない
字面だけだと呪いの装備
の類いかと思うが
そうではない
どうやらそう判断していると
いうことだと
もしかして人格があるのかも
知れないねぇと
言われた
なんかもうどうでもいいです
お腹いっぱいです
だから何かの拍子に解ける
なんてことはないと
でも装備が納得したら最後だと
地味に生殺与奪権を
握られたけども
取り敢えず意志疎通がしたい
その内向こうからアタック
してくれるとありがたいのだが
俺は今何に成るのだろうか?
こんな事生前は(?)考えなかった
まぁまだ生きてはいる状態なのか
生命活動はしている
それが止まれば死ぬ
多分それは変わらない気がする
装備はそこはカバーしてない
ただあの時の事が
気に入らなかったということか
攻撃と取ったのだろうか
なんなんだろうなぁ
それに
あの空間は何処だったのだろう?
そして自分はどうなっていくの
だろうか
今回はしんみりだねぇ
まだ元気だよ
つづく
(やっとだよ、やっとだ)