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変化の目

初投稿です。非常に稚拙な文章となってしまいました。厳しい批評をお願いします。

 私の人生は、果たして人に自慢できるものであっただろうか。小さい頃から、ただひたすらに努力を重ねてきた。しかしそれらは、時代の変化によってすべて忌むべきものとされてしまうようになってしまった。私は、何も知ることができなかった。

 私は、まあまあ大きい国の、小さな町に生まれた。そこは街全体が貧しく、私の両親もその例にもれず、決して裕福ではなかった。しかし、私の両親は、私を学校に通わせてくれた。二人はいつも口癖のようにこういった。

 「あなたはとても頭がいい。だから学校でしっかりと勉強して、立派な人になってちょうだい。」

真面目だった私は、両親の言うことを聞き、小さい頃から必死に勉強をしていた。

 いつの頃からか、もともと貧しかった私の国が、更に貧しくなった。どうやら国の指導者が代わり、世間から「独裁国家」と呼ばれてしまうようになったしまったらしい。いつも優しくしてくれていた町の人たちの目の色が次々にドス黒く変わっていくのは非常に辛かった。やがて、私の父は死んだ。理由は単純、強盗だ。それでも私の母は、私を学校に行かせてくれた。そして私は決意した。この国の官僚になってやろう。私がこの国を救うのだと。私はひたすらに勉強をした。友達も恋人も作らず、同年代が楽しんでいるであろう娯楽の一切を断ち切って。そして私は、官僚になった。

 官僚は非常に儲かった。これまでの極貧がまるで嘘のように。しかし私は、この国を救うために官僚になった、金などいらぬ。そう考え、私の稼ぎはすべて予算に回した。やがて私は出世し、高級官僚と呼ばれる地位に就いた。やっと自分の意見を堂々と発言できる立場に立てたのだ。そんな矢先に、私の国で革命が起きた。国の民主化を成し遂げようとする集団が、政府に対するデモを起こしたのだ。彼らは皆、あの時の町の人と同じ、ドス黒い目をしていた。やがて私にも、刃が向けられた。無論私は、彼らを説得しようとした。私はこの国を救うために官僚になったのだと。しかし彼らはこう言った。俺達が殺そうとした奴らは、皆口々に同じことを言っていたぞ、と。

 この国を救うため、私は小さい頃から「正しい」と教えられた道を歩き続けてきた。しかし、私は悪いものとして殺された。私を育てた人たちと、私を殺した人たちと、一体どちらが正しいのだろうか。「正しさ」とは変化していくものだったということなのだろうか。ただ私が知っていること、それは、ドス黒く染まった目は、変化を求める目だったということだけだ。

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