表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/54

コーキュー 2

なんか私、1話1話が短くて申し訳ありません…(涙)

「グ、グレンリード!な、何を!?」


王様があたふたしています。吹き出したお茶が熱かったですかね。気のきく私は布巾を差し出します。


「ハナコ…。」


?何でしょう?王様が瞳が憂いを帯びているというか、怯えているように見えます。


「ホッホッホ。いやぁ、ハナコ殿を側に置くようになり、王が丸くなられたと貴族らの間でもっぱらの噂でな。まあ、普段一切我々には近づかぬ輩も元々妃問題には煩かったがのぉ。近頃ではその噂のせいか、煩わしさが三割増しじゃ。 」


「父上、その話しはここでは…。」


グレースさんが、何だか少し気まずそうに口を挟む。


「ふむ。しかし、貴族らはほんに、煩くてのぉ。王を急かせんもんだから、わしのところに連日手紙やら使いのものやら、果ては娘を連れて本人らがきよるのよ。」


コーキュー、妃、娘…。


コーキューって、後宮のことだったのでしょうか?


後宮、日本でいう大奥のこと…?


ということは、後宮には王様の奥様が入るのでしょうか?あれ?でも、この世界は一夫多妻制だそうなので、側室、とか言う方々が入られるのでしょうか…。


そういえば、ちらほらその後宮に関する書類はあったようですが、私がよく見たのは昨日兵部省に渡しそびれて、結局グレースさんがしてくれた、後宮の警備の書類だけて、あとは王様かグレースさんが処理して、その書類だけはグレースさんが必要部署に届けていたので、私はほとんど見たことありませんでした…。


隠してた…?


でも、まさか。だとしても何故?何のために?


…なんで、私は、こんなにモヤモヤするんでしょう…。


「あ、の、私!茶葉が無くなりそうなので、貰って来ます!!」


何故だか、ここにいることが苦しくて、そう言うと、


「ハナコ!」


「ハナコ殿。」


と、二人に、王様とグレンリードさんに呼び止められる。


「ハナコ殿にも話があるのじゃよ。」


そう言ったのはグレンリードさん。


「わ、たし、に…?でも…、後宮なんて…私には無関係の話しじゃ…」


王様が何かを言いたそうに私を見る。


なんですか、なんなんですか。だってそうでしょう?私には関係ありません。


王様は一国の、しかも、この世界の中心の国の王様で…私は、たまたま風の精の気紛れで連れて来られた渡り人で、普通の女の子です。まぁ、少々魔法は使えますが…。


「それがの、王太后からも書簡がきての。ハナコ殿を後宮に入れてはどうか、と。」


「ならぬ!」


「嫌です!」


王様と私が言ったのは同時でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ