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思い出話(高校生編)

自分がふと気を許していると、一緒にいる他人が巻き込まれるという事がよく分かった。

先輩達も同級生も、それを心得ているのか、一線を引いて異性とは接している。

凄く仲良くしているように見えて、さり気なく周囲にフォローを入れて

被害が及ばないようにしている。

なるほど、流石だと感心させられる。


今まで自分の事や父親の事ばかりが中心に考えていたが、

同じイケメンなら、同じ悩みがあるということに今更気付いた。


F高校へ進学したのも、イケメンが多く、そして同じような境遇の悩みの者が多い。

皆、一般人になれる。

だからこそ注意し、嫉妬とかいろいろな問題も大事にならない。


「中学までは、俺も大変だったよ。目指せイケメンF校。うちの高校は、イケメンが集まるのは

同じ目に遭った事がある奴らが集まるんだよ。昔からそうだったから。

ここは、イケメンでも平穏で暮らせる」


自分は普通にこの高校を選んだので、初めて知る事実だった。

学校へ来て、イケメン率が高くて、一般人になれて自分的には幸せを感じていたのは

間違ってなかった。



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自分の行動は、気を付けようと再度気を引き締めた。



海外の大学へ行くことに関して、もっと情報が欲しい。

蒼真は、以前の就職先で海外の大学へ行っていた人物に当たってみようと考えた。

直ぐには、話はしてもらないだろう。

まずは疑われないよう、今の自分アピールということで

現在のレストランがどのようになっているか、普通に食事しに行くことから始めることにした。

もちろん、普通の一般的レストランよりも値段が破格。

そこは、スポンサーが必要な場所。


早速父親に打ち明けると、自分の息子なのに、凄いなと感心された。

「いいよ。皆で食事に行こう。ここのところいろいろあり過ぎて、皆疲れているだろうし

たまには外食しようか」

父が両親に話をすると、快い返事が戻ってきた。

もちろん、くるみも大喜びだ。



蒼真がそう願ったように、その後皆で食事も出来た。

いろいろ悩んでいたことも、その食事の時に家族全員に伝え、理解してもらった。




蒼真は、その後レストランで、夏休み、冬休みという長期休暇の時のみだが

土日だけバイトに入ることになったり

お金を貯めて渡航費用を捻出したり。


顔でいろいろな経験を積むことになったものの、

高校卒業して、海外へ留学して、海外のレストランで修業し

再び、あのレストランに就職することになる。



もう1度、叶える夢みたいな話。








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