三度寝したあたしの朝ごはん
スヌーズかけまくります!
朝イチに目覚まし時計はセットしたけど
正直に言って ちゃんと起きられる自信はない
スヌーズってなにか だれかあたしに教えて!
そしたらついでに
「止まらない」と「止められない」のちがいを
このわからんちんの目覚まし時計にも
教えてやってくれると 大助かりだ
よしんば ちゃんと起きれたとしても
二度寝の誘惑にあがらうことが
はたしてあたしにできるのかどうか?
ん? あたしちゃんと あらがうって言ったよ?
あらがうことが あたしにできるのかどうか?
四度寝くらいまでなら あたし自信あるんだ
七度寝の記録はたやすくやぶれそうになくても
それでもやっぱり
しっかり三度寝くらいはしちゃうとおもう
だけど 朝ごはんはしっかりたべたい
焦がしすぎないトーストには
バターをぬってやりたいのに 溶けてくんなくて
なかなかうまくぬれないから
あとからチーズをのせてやる
ほんとはトーストを焼くまえに
溶けるほうのチーズをのっけてやれば
よかったんだろうけど
起きたばっかで そこまで頭がまわりはしないよ
ほんとはめだま焼きも焼いて
いっしょに焼くのはハムかベーコンか
迷ったあげくにソーセージを炒めたり
パンだと かけるのはお醤油より ソースだねって
得意顔をしながら
サラダには マヨネーズかドレッシングか
迷ったあげくにケチャップをかけたり
そんなふうに 優雅な朝ごはんを楽しみたいけど
三度寝までしたあたしに それはゆるされない
100%の野菜かくだもののジュースを
ぐぎゅっとしよう
甘い味のついた豆乳でもいいよ
だとしても 悔やみきれないことがある
ヨーグルトをきらしてたことは ずっと後悔しとこう
え? ほかにも悔やみきれないことが
あたしにはあるんじゃないかって?
なんのこと?
あたしは四度寝までしなかっあたしを
よしよしと 褒めてやりたいくらい
たしかに こんな朝ごはんじゃものたりないって
あたしは トーストをもう一枚
焼こうとしだすかもしれないよ?
でも そこで思いとどまるあたりが さすがあたし!
三度寝までしたあたしが こんな時間に
しっかりした朝ごはんを食べられるなんて
そんなのは のぞむべきじゃない
だから あたしはしっかりした朝ごはんを
きょうもいさぎよくあきらめる
さよなら朝ごはん
ごめんね朝ごはん
あなたのことは忘れない
いつかちゃんと食べてあげられるその日まで
あたしは朝ごはんを いさぎよくあきらめる
だってもうこんな時間なんだもん
三度寝までした あたしがわるいのだ
もういっそのこと
朝ごはんをあきらめて 昼ごはんを食べることにする
きょうはあのカフェにいってみよう
ランチセットでたりなきゃ
単品でパスタかなんか 追加注文すればいい
朝ごはんをあきらめなきゃなんないのは
三度寝までしたあたしへの罰だけど
昼ごはんでランチセットを食べるのは
四度寝までしなかったあたしへのご褒美だ
はやくきがえて でかけなきゃ
ランチセットの時間がおわるまえで
みんなのお昼休みがおわったあとの
ゆったりとしたゴールデン・タイム
あたしはこの時間をのがしたくない
やっぱり 四度寝までしなくてよかった
三度寝のあたしに
起きぬけの昼ごはんは
きょうも こんなにもおいしい
やっぱり 四度寝までしなくてよかった
ほかの詩の冒頭として描きはじめましたが、長くなりそうなのでこの部分だけで、ひとつの詩にしました。
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