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「暮らし」など

シンシア

作者: 維酉

生活に

足りない


浅い場所の

ひろがり


感情はあるのに

まるでロボットみたいね

感情はあるけど

からだに日々が遺るから

さよならの支度は

もうしなくていい


記憶容量はつねに

いくばくかの猶予をもち

退屈ですら凡庸に

ためこめる

たべてしまう

いつかすべて忘れて

骨のかたちが ところどころ

綺麗になって


かんたんに

ひろがっていく世界の

すごく遠い位置に生きている

つもり


時間が

わたしを機構にして

空のあおさをしらせる

(とてもやさしい)

街のりんかく

なめらかなひょうめん

(地表)

明日はむこう

わたしは機構になる

(春のかおりだ)


息をとめないように

手をつないでほしい

ぬくもりはある

ロボットではないから

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