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作品タイトル無いです。考えてます。  作者: リーシア・フォン・アストレア
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4

私はより強い魔物を求めて遠出すると決めた。

しかし、まさかその道中で人が襲われてるとは思わなかったよ。

それも「ネーム」付きの魔物にね。

見た目は・・・人っぽいな・・・でも全身鎧で固めている。

ちょっとキモイのがその鎧の隙間から黒い触手がうねうねと出ているところだ。

しかし、私としては、とても喜ばしい。

何故なら、自分以外の「ネーム」持ちに会うのは初めてだ。

そして「ネーム」を狩れば経験値も美味しいだろう。

ならば、狩るしかない。

そう思ったときにはネーム付きの魔物に突撃してその顔面にパンチ喰らわしてたよ。

少し吹っ飛んだが流石は「ネーム」持ちなだけあって一撃じゃ死ななかった。


ふぅむ?ステータスを見てみるか。


流石に私の億に入ったステータスでパンチされて生き残るとなるとそれなりにステータスは高いはずだ。


ネーム:ゼファー

種族:暗黒黒騎士【最上位アンデット】

年齢:1024歳

LV:989


HP:2億/1億8千万

MP:1000

力:7000万

魔力:300

敏捷:1500万

器用:6000

運:1


【スキル】

硬化:LV9

黒曜の護り:LVMAX

防御上昇【極】:LVMAX

黒の要塞:LV7

黒鉄化:LV6

パワースマッシュ:LV8

闇の護り:LV4


【特殊スキル】

護りの護符

守護者

闇耐性

暗黒耐性

精神汚染無効

物理耐性

火炎耐性


【固有スキル】

黒き万象の盾


【称号】

到達者

アンデットの騎士

守護者

染まりし者

殺戮者

暗黒騎士



ふ~む?

なるほど。スキルとかは私より少ないな。

LVも私より少し低い。

だが、気になるのはそのスキルだ。

少ないが・・・それでも見た感じ守りに特化したスキルだろう・・・。

となると、攻撃を食らわせるのは少し怠そうだな。

むぅ・・・物理以外だとアンデットってくらいだし聖魔法や神聖魔法とかが有効そうだなぁ。

それに、特殊スキルで物理耐性はあるけど魔法耐性無いし。

となると、最初にパンチしたのは失敗だな~。

ていうか、2000万は減るんだ。

物理耐性あるのに・・・。あと10発叩き込めば死ぬじゃん・・・。

・・・あ、私の特殊スキルのせいか・・・。

スキル無効と特殊スキル無効・・・これのせいで固有スキル以外発動してないのか・・・。

・・・哀れ黒騎士。

しかし、まぁ良い。

とりあえず殺すのは確定だ。

相手の黒騎士ちゃんも殺る気満々だね~。

すっごい殺気と警戒心むき出しでこっち睨んでるよ~。

あ~、怖い怖い。

ま、嘘だけど。

なら、まずは神聖魔法を叩き込んでみようかな。

とりあえず、中級から。


「デュランダル・レイン」


無数の光剣が黒騎士の空中に現れる。

さて、お手並み拝見といこうか。

次の瞬間にはその光剣全てが黒騎士に叩き込まれた。

土煙でよく見えないが、まだ死んではいないだろう。


私の予想通り黒騎士はまだ死んでないらしく、土煙の中から真っ黒な槍が飛んできた。

持ってた武器ブン投げたのか。

飛んできた槍をひょいっと交わして次の魔法だ。

中級がダメなら上級いってみよう。


「レイオブ・ザ・アポカリプス」


土煙が起きてた場所に光の大爆発が起こる。

もちろん、私は巻き込まれないように既に移動してる。

え?襲われてた人間はどうなったって?

本当は助けなくても良かったんだけど、助けてある。

理由は特に無いけど・・・まぁ、私も元人間だし情けをかけたのかもね。

それにしても黒騎士生きてるし。

満身創痍だけど。

さて、トドメは普通に武器で良いか。

わざわざ魔法使って殺すのも面白くないし。

黒騎士は動かない。まぁ、正確にはダメージを負いすぎて動けない、のが正しいだろうけど。


「じゃあね、弱くはなかったけど・・・強くもなかった黒騎士さん」


そう言って、私は黒騎士の首を落とした。

しかし、残念ながらLVは上がらなかった。

うぅ~む・・・上がると思ったんだけどなぁ~。

まぁ、上がらなかったモノはしょうがない。

さて、本音を言えばあのネーム付き魔物と戦ってみたかっただけなんだがその副産物として人間を助けた訳だ。

で、現在進行形でその助けた人間に絶賛捕まってます。


「君!強いな!相手はネームドの魔物だったんだぞ!それはこうも簡単に倒すとは!!君は・・・」


話・・・長いな・・・私、早く魔物狩りたいんだけど・・・。


「そんな君には、是非ウチの国に来てほしいんだ!お礼もしたいからね!」


・・・はぁ・・・少し、いや超が付くほど面倒だけど付いていくか・・・。

私が助けたの・・・王族っぽいし。

ここで断って変な勘ぐりされるのも嫌だし。


「分かりました。ご一緒させてもらいます。」


「そうか!ありがとう!では、王国まで付いてきてもらえるか?なに、そう遠くはない、数日で着くはずだ。」


はぁ・・・嫌だ・・・めんどくさいし、LV上げたいし・・・はぁ・・・。

そんな事を考えながら仕方なく付いて行く事にした。

本来であれば別に付いて行かなくても良かったのだろう。

けれど、私も元人間というのがもしかしたら未だに心のどこかにあるのかもしれない。

まぁ、どちらにせよこうして私は人間に国へ行くことになったのだ。









おや・・・ネーム付きの様子が・・・

(ちなみに、主人公はこの世界で自分が最強種族だと気づいてません。え?俺たち読者も知らなかった?ハッハッハッ、ご冗談が上手いですね!)

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