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極(きわめ)ちゃんは静かに暮らしたい

元号が変わったので初投稿です。

週三回ぐらい更新したいのですが、ストックは0です。できる限り早く更新するようにしますが、ストックは0です。一応ストーリーは最後まで考えてあります。たぶん50話ぐらいで終わると思います。ストックは0ですが。

あと、メリケンサックは凶器です。作中では息をするようにメリケンサックを使っていますが、実際使うと大変危険です。よいこは真似しないでね。

 玄関のドアを開けると拳が飛んできた。内心うんざりしつつも、反射的にカウンターを放つ。確かに当たったはずだけど、相手は倒れていない。タフな人だなー。そう思い初めて相手をまともに見た。身長190センチぐらいある大男だ。口の端から血を流している。これはやばい。このまま暴れられたら玄関が汚れてしまう。家を汚すとお母さんに怒られる。あああ、どうしよう。ダメもとで戦いを中断して相手に止血するようお願いしようか、と思って愛想笑いを浮かべて口を開きかけたところで、居間の方から声がかかった。


きわめ-。あんたメリケンサック忘れてるよー。」


やだなあお姉ちゃん。そんな乙女の必需品を忘れるわけないでしょ。お姉ちゃん朝よわいから寝ぼけて……あれ?手に何もない。やってしまった。どうりで一撃で倒せないわけだ。


「お姉ちゃん、悪いけど持ってきて。」

「嫌ー。自分で取りに来なさい。」

「いま忙しいから。」

「何ー?男でも来てるのー?」

「男といえば男だけど。」

「彼氏ー?」

「違うよ。刺客だよ刺客。いいから早く持ってきて。」

「なんだつまんないなー。」


もちろん会話の間、敵が待っていてくれるはずもないので戦いは続いている。相手は血をまき散らしながら拳を振り回している。私は攻撃を受け流している。反撃はしない。中途半端な攻撃は玄関を汚すだけだから。止血してくれないかなあ。


「ほい、これー。」


やっとお姉ちゃんがきた。


「遅いよ。早く貸して。」


お姉ちゃんからメリケンサックを奪うように受け取る。お礼ぐらい言えよーって声が聞こえるけど無視して手に装着する。うん、しっくりくる。ピンク色でキラキラのデコレーションがびっしりついている、女の子らしい可愛いデザインだ。普段は非力でか弱い普通の女の子の私だが、これがあればだれにも負けない…と思う。いやわかんないけど、少なくとも目の前の大男は敵じゃない。


男の拳にカウンターを合わせる。相手は背が高いので相手の胸に飛び込むような形になってそのまま腕を上げる。ぐしゃっみたいな嫌な音がして男が仰向けに倒れる。ピクリとも動かない。やっぱりメリケンサックさんは頼りになる。


「極ー先行くねー。」


お姉ちゃんが倒れている男を踏みながら外に出ていった。ちょっと待って…そう言いかけてやめた。外にはまだ二人男がいた。一人はゴルフクラブを、もう一人はフライパンを構えている。お姉ちゃんが先に出てくれて本当に良かった。私は玄関を片付けることにした。



高すぎるかもしれませんが、最終回までに10ptを目標にしています。

ここまで読む人は少ないでしょうし、せっかくだから面白い面白くないは置いといて、評価していただけるとうれしいです。

なんなら読まなくてもいいです。評価だけで十分です。どうせ大したことは書いてないです。

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