第二章 第三十話 「剣、覚醒」
あと二話でこの章は完結させると言いながら、申し訳ない。タイトルで分かると思いますが、前編と後編に分けて投稿します。理由としては全てを書くだけの体力が足りないと判断し、一休み入れて書き出した方が判断したからです。本当に申し訳ありません。ですが、内容は頑張りました。
* 六月二十六日に、タイトルと二度ほど最後の部分を改稿しました。
槍が直撃した事によって舞い上がった水しぶきが辺りに降り注ぎ、舞っていた砂埃が治まったそこには威力を物語るかのように地面は抉れ、荒れていたが爆心地の中心では、アザゼルを包み込んだ黄金の光による守護は、健在だった。
「‥‥良かった」
その事を自身の眼で確認できたアルレーシャが安堵の息を吐く一方で、颯天はあの程度の槍の威力では黄金の光による守護を突破する事が不可能だという事に展開されるのと同時にある事に気づいていた。
(黄金の光による守護、あれが恐らく光り輝く黄金の聖剣を納める鞘本来の能力だろうな。恐らく剣を外敵を打ち払う護国の刃とするならば、鞘は民を守る為の守護の意味を持つ盾、つまりは剣と鞘。二つで一つということだろうな。そして鞘の力を使えたのは、他人に頼ったからだろうな)
推測ではあるが、この推測は外れていないだろうと颯天は確信を持っていた。そして、それは正解だった。聖剣【光り輝く黄金の聖剣】とその鞘である【光の加護受けし鞘】
剣と鞘二つで一つである本質は正に『民を守護し、国を襲う外敵は打ち払う』というカヴァリナ皇国の王としての姿を体現していた。
しかし、剣と鞘の真の力の開放の為にはもう一つの条件が存在していた。それこそが民・仲間を頼る事。
王とはただ守護する者ではなく、時に民に頼る。その事を知る事こそ鞘に施された封印を解く為の鍵だった。
「ほぉ、よもやあの一撃を防ぐとは」
「!」
「やれやれ、ようやく、お出ましたか」
上空から見下ろすコカビエルに対してアルレーシャは即座に剣を構えるなか、颯天は何処か余裕をもってコカビエルを見返し、その視線に気が付いたコカビエルは鼻を鳴らす。
「ふん、あの時の人間か。お前達人間如きが、この私を見上げた事、万死に値する。故に死を持って贖うがいい」
「颯天!」
お前は眼中にないとばかりに手を振り作り出した光の矢が颯天の脳天目掛けて飛来し、アルレーシャが注意の声を掛けるが颯天に焦りはなくまるで蚊でも払うかのように剣を一閃して打ち払らい、切っ先をコカビエルへと突き付ける。
「こんな軟な攻撃じゃ、俺は殺せないぞ?」
「ふん、さっさと死ねばいいものを……うん? 何故、生きている?」
コカビエルが颯天を捉えた時、同時にその隣に立っていたアルレーシャを視界に捉え、死んでいない事に驚きの表情を浮かべた。だがそれは仕方がないだろう。本来熾天使クラスのオーラを健康な者が受ければ過剰な回復力が毒となり死に至る。そしてコカビエルが知る限り、オーラを受けて死ななかった人間と言うのは存在しなかった。
であるならば、何らかの理由があるはず、と意識が思考に傾きかけた時だった。
「っ!」
経験したことの無い、まるで首筋に刃を当てられているかのような悪寒を感じ取り、コカビエルは咄嗟に自身の横に障壁を展開すると、展開した障壁と硬い何かがぶつかりあい、火花を散らしており、障壁の先へ視線を向けるとそこ居たのは、黒い片刃の剣を障壁へ叩きつけていたつい先ほどまで地上に居たはずの黒衣を纏った男がいた。
「へえ、案外と良いカンを持っているようだな」
「貴様!」
即座に、今度は確実に仕留める為に先ほどより数も威力も増した無数の矢を颯天目掛けて撃ち出す、だが。
「なめているのか、お前?」
その事如くを颯天は空いていた左手で抜いた蛇腹剣をまるで手足の様に振るう事で矢を打ち砕き、のみならず反撃とばかりにコカビエルへと蛇腹剣が迫る。
「くぅ!」
コカビエルは即座に回避動作を取るが、動きを読んだ颯天によって回避軌道上に蛇腹剣が既に待ち構えており、迫りくる蛇腹剣を咄嗟に右手に作り出した光の槍で弾き飛ばすが、同時に光の槍も破砕音を響かせ崩れ去る。
(馬鹿な! 咄嗟とはいえ並みの武具であれば耐えるだけの強度はあったはずだぞ!?)
しかし、想定外の事が起きながらもコカビエルは颯天から大幅に距離を取り、一方の颯天は宙に隙無く佇んでその動きを観察していた。
(なるほど。魔力量、身体能力共に上昇しているようだが、まだモノにはしていないようだな…ところで白夜、アルレーシャの方はどうだ?)
(ああ、主殿がこやつの気を引いてくれたお陰で、たどり着けたようじゃぞ)
(そうか、ならあとは合図があるまで時間を稼ぐか)
白夜が霊眼による【遠見】でアルレーシャの状況を確認し、颯天はこの後の行動をただひたすらに合図がある間での時間稼ぎをする事に決めた。
だがそもそも、何故颯天が単独でコカビエルに攻撃を仕掛けたのか、その理由はアルレーシャがアザゼルの元へたどり着かせる為に注意を引くだけという簡単な理由だった。
(じゃあ、白夜。足場の作成は任せるぞ?)
(うむ。任されたのじゃ!)
上空で颯天は霊体化した白夜と念話で会話した後、コカビエルへと距離を詰め時間稼ぎを始める頃、アルレーシャは黄金の光によって形成された球状の膜へとたどり着いていた。
「‥‥‥‥‥すぅ、はぁー…よし」
息と気持ちを整え気合いを入れた後、光の膜へと手を伸ばす。そして指先が触れると、役目を終えたとばかりに光の膜は霧散していき、やがて現れたのは全身の傷が嘘の様に癒えた状態で、片膝を立てて座ったまま眠っているアザゼルの姿があった。
「…ん‥…」
やがて、光を感じたのか、僅かに身じろぎをした後。アザゼルはゆっくりと頭を上げ、眼の焦点がアルレーシャへとあった。
「‥‥どうやら、助けられちまったみたいだな?」
「いえ、私も貴方に助けられましたので、これでお相子です」
「ああ、そうだな」
互いに、言葉を交わした後、アルレーシャが伸ばした手をアザゼルはしっかりと握り、立ち上がった。その様子から、先程までの弱弱しい様子は一切消え去っていた。
「そう言えば、あの男は?」
アザゼルが気になったのは、姿が見えないアルレーシャを宣言通り助けた黒衣の男の事だった。
「颯天は、空で時間稼ぎをしてくれています」
「無茶だ! 今の奴を一人で相手にするんて、自殺行為そのものだぞ!?」
「彼なら、いえ颯天なら、大丈夫です」
熾天使クラスと同等の強さとなったコカビエル相手に単独での時間稼ぎをこなす。それは自ら死地へと赴くような行為だと、教えてもアルレーシャは余程颯天という人物を信じているのか、その言葉に一切の不安はなく、アザゼルは口を閉ざす。そして代わりにアルレーシャがある事を確認する為に口を開いた。
「それより、あの天使と直に戦った貴方に聞いておきたいことがあります‥‥‥‥私の剣は、あの天使に通用するでしょうか?」
アルレーシャがアザゼルの元に辿り着いたという報告を受け、颯天と白夜は決して攻めず、しかし全力でコカビエル相手に時間稼ぎを行っていた。颯天一人では対処しきれない空中戦ならではの全方位から繰り広げられるコカビエルの攻撃は、颯天が想定していた以上に厄介であり、白夜の障壁による支援、死角からの攻撃をカバーしてもらうことで、どうにか成り立たせていた。
(主殿! 後方、七時の方向に矢に攻撃、続いて時間差で玉による攻撃、足元より三じゃ!)
(分かった!)
即座に体を反転させ矢を弾いた直後、上へと飛び態勢を入れ替えた直後、不規則な軌道を描きながらも颯天へと光の球が颯天へと迫る中、その内の一つが白夜の障壁によって相殺さえ、残る二つの球を【黒鴉】と近接用に固定した蛇腹剣で以て両断し、颯天は即座にその場から移動した直後、球が破裂、辺りに針の様なモノをまき散らしたが、既にそこに颯天の姿はなく意味も無く爆散するのを少し離れた所で、その様子を見ていた。
(やはり、あの玉は攻撃を受けると、全て爆発すると見た方が良いじゃろう)
(ああ、そのようだ。だがそう言う事なら)
(距離を詰めてしまえば、ということじゃな?)
(ああ、そう言う事だ)
僅かな時間の間に呼吸を整えつつ白夜と情報の交換をし終えると、標的となるコカビエルの姿を視認する。
(行くぞ!)
(うむ!)
掛け声と共に颯天は先ほどまでとは逆、コカビエルとの距離を詰める為に前へと踏み出す。だが前へ進むという事は自然と攻撃の密度があるが、颯天は余裕を以て自身に飛んで来る槍と玉を弾き、壊しながらその足は止まる事無く進み、コカビエルへと距離を詰めて行く。
だが、コカビエルとの距離を詰めて行く毎に攻撃の密度と威力は上がって行き、白夜の障壁による援護を受けて尚、体を掠める中もその足が止まる事は無く、颯天は辿り着いた。
「ほお。まさか、あれだけの攻撃を潜る抜け来ようと」
「ふん。あの程度、大したことじゃない」
「ふん。では、その流れているのは何だ?」
「お前相手には、丁度いいハンデだ」
颯天に深い傷こそなかったが、それでも時間にして十秒に満たない短い時間ながらも、幾つかの槍や玉が爆散した事によって掠めたことによる腕や肩、そして脚と幾つかの場所から出血がその事を颯天は一切気に掛ける様子はなくしかし、それによって生じた気配がコカビエルを困惑させていた。
(なんだ、この男から漏れ出る気配は…?)
熾天使クラス程ではないが、智天使であるコカビエルも悠久に近い時を生きることができるのだが、それでも生まれて二百年の時を過ごし
幾多もの人間の気配を感じてきたが、これ程まで人や獣とは違う、異様な気配の人間と対峙したのは初めての経験だった。
(放って置けば、殺されかねない)
そして、今までの経験と本能が危険な存在だと告げ、それによってコカビエルの意識は颯天へと完全に集中した。それが、颯天の策だという事に気づかずに。
(どうやら、掛かったようじゃぞ?)
(ああ。これで暫く時間を稼ぐことが出来そうだ)
アルレーシャからの合図はまだなく、次策として考えていた、人の意識を誘導し、眼を逸らさせるミスディレクションの反対である眼を集めさせるミスリードをコカビエル相手に仕掛けた。そしてコカビエルの眼を向けさせた方法は、颯天が自身の気配に宿るもう一つの側面、即ち龍の気配を意図的に表面化させた事だった。とはいえ、長い間注意を引けるという訳ではないと、颯天は重々理解していた。
(アルレーシャ、出来るだけ急いでくれよ!)
内心でそう願いながら、颯天は再びコカビエルへと距離を詰めた。
「光り輝く黄金の聖剣は‥…通用する」
「本当ですか?」
「ああ、だが今のやつには不確定な要素があるから、絶対とは言い切れねぇ」
「不確定な要素…、それは一体?」
実際に相対したアザゼルが言う不確定な要素、それを知る為にアルレーシャはアザゼルに問いかけると、アザゼルは答えた。
「俺は、さっきの戦闘で確実に奴の心臓を貫いた。にもかかわらず奴は死なず、傷も治癒した。それらを考え上の予想に過ぎないが、恐らく奴は、自身の心臓を位相をズラす事によって隠している可能性がある」
「位相を‥‥という事は、アレは貴方を封印していた術式と同じ術を使っていると?」
「あくまで戦った俺の予想だ。だが、今や熾天使クラスか、それ以上の力を持っている今の奴であれば使える可能性は高いと俺は踏んでいる。そして核である心臓を破壊しなければ、奴は倒せない」
「‥‥‥」
位相をズラす、それはアザゼルを封印していた位相空間と同じ原理で、その対象、または指定した空間を世界からズレさせることで確かにその場所にあるが、触れることが出来ない触る事が出来ない故に、決して破壊できないといった内容の術式だった。だがもちろん欠点も存在する。それは維持する為に魔力を大量に消費するという点で、アルレーシャが国外へ出れなかったのも、アザゼルを封印する為の魔力を供給するという役目が存在していたが為にだった。
もし、コカビエルがそれを使えたとするならば、倒すには状況はかなり絶望的だった。
「だが、剣の力を解放出来た今なら、話は別だ」
「剣の…力?」
「ああ。そもそも鞘にだけ特別な力があるんじゃない。当然剣にも力が宿っている」
「その力は、一体どんなものなのですか?」
アルレーシャはアザゼルが指した物、腰に佩いた剣へと視線を向ける。アザゼルの言いたいことが何となく理解出来た。そもそも剣と鞘、二つで一つである内の一つにだけに力が宿っている訳ではない。では鞘に守護の力があるとするならば、剣に何らかの力が宿っていても不思議ではなく、アルレーシャはその答えを知っているかもしれない、アザゼルへと問う。
「それは‥‥知らん」
「‥‥え?」
「…仕方ねぇだろ、俺はそいつの使い手じゃないんだ…けど、俺が知っているそいつの使い手がどうやったのかを尋ねた時、あいつはこう言ったんだ「剣の本当の力を引き出したい時は、強い感情や思い、もしくは守りたい存在が居るならば、自ずと剣は答えてくれます」ってな」
「強い感情や思い、そして守りたい存在を思い浮かべながら‥‥」
アザゼルから齎された使い手からの言葉、それは恐らくアルレーシャの先祖であるルーチェ・ペンドラゴンの言葉なのだろうと思いながらアルレーシャは鞘から剣、光り輝く黄金の聖剣を抜くと両手で柄を握ると、自身の強い感情や願い、または守りたい存在が何なのかを考える為に眼を閉じる。
(私の中にある強い感情は‥‥怒り?)
まず最初に浮かんだのは、今回の主犯格であるコカビエルも対する怒りは確かに強い感情だったが。
(なんか、違う)
感覚的にではあったが、違う思い直し、他に何か強い感情はあるかと考えたが、他に思い当たる感情はなく、次は思いを考えを切り替える。
(私の思いは‥‥国が、国民が楽しく平和で過ごして欲しい。後は‥‥‥颯天と‥…して…って、何を考えているの私は!?)
自身の未来の願望が思わず顔を出し、恥ずかしさのあまり顔が赤くなるのをアルレーシャは感じながらも、どうにか頭を振り。
(落ち着いて、落ち着いて集中するのよ、私…!)
集中するように自身を叱咤し深呼吸をする事で顔に集まった熱を分散させたりするそんな中、そんなアルレーシャの様子をアザゼルは何となく何を考えたのを察し、「初々しい奴だな」と面白そうに見ていたのだが、眼を閉じ集中していたアルレーシャには分かるはずも無く、アルレーシャは最後の守りたい存在について考え始める。
(守りたい存在、か)
守りたい存在は王であるアルレーシャには幾つもある。国民はもちろんの事、自身を補佐し、孫娘の様に可愛がってくれる大臣や宰相たちといった何人もの人々がアルレーシャにとって守りたい存在であるという事に変わりはなかった。だがそれを思い浮かべても何か、しっくりこなかった。
(私は、真の使い手の資格がないの…?)
思わず、そんな事を考えていた時だった。
(いえ、貴女は確かにその剣の真の使い手です)
(貴女は、だれ?)
声音から、それが女性の声である事は分かったが、辺りの気配を探っても近くにはアザゼルの気配しかアルレーシャには感じ取れないも、何故か大丈夫だと理解はできていた。そして、姿が見えない女性の声はアルレーシャの問いには答える事は無く、言葉を紡ぐ。
(貴女自身が気が付いていないだけです。自分の本当の思いに…)
(私の、本当の思い…?)
まるで、不出来な子供を優しく諭し、導くかのような優しい声音がアルレーシャの耳に、いや心にスッと馴染むような声音だった。
(自分の心に正直になりなさい。そうすれば自ずと答えは出ます)
(自分の心に、正直に‥‥)
(ええ。そして。その剣の真名は…)
その言葉を最後に声は聞こえなくなったが、アルレーシャは自分の心に正直に。その言葉を信じ、先ほど思いについて考えていた際に、唐突に浮かんだ事。それこそが自分が抱いた正直な思いだと理解すると、それはストンと収まると同時に、アルレーシャは本能的に剣の真名を理解した。
(そうか…それが君の本当の名前なんだ)
剣の真名を理解したアルレーシャは、迷いを断ち切っていた。何処で、そう思う様になったのかは分からない、けれどそれは紛れもない事実に違いはなかった。
(それなら、私は迷わない。颯天の周りに他の子が居ても目を逸らさないし、私の思いも隠さない)
それは、一種の自分自身の思いを確かなものにする為だけの宣言であったが、同時に思いを確かなものにした事が、解放の引き金となったか、光り輝く黄金の剣の刀身から黄金の光が溢れる。
そして、まるで共鳴するかのように鞘である【光の加護受けし鞘】は黄金の光となり、そのまま光は刀身へと吸い込まれる。
鞘である【光の加護受けし鞘】を取り込んだ刀身は眩いばかりの光を放ちながら、先程の光り輝く黄金の聖剣よりも大きい、一振りの、武骨にしてシンプルな大剣、属にバスターソードと呼ばれる部類の大剣へと変わり、アルレーシャの手に収まった。
(剣と鞘が融合した…これが、光り輝く黄金の聖剣の本当の姿‥‥)
剣と鞘二つが一つになったその剣は、形状が変化したこともあり、重みが増していたが今のアルレーシャにはその重みが頼もしく感じたのだった。
(…そうだ。颯天に教えないと!)
嬉しさのあまり忘れかけたが、思い出したアルレーシャは颯天がコカビエルの足止めに空へと上がる前に渡された、ペンダントへと魔力を流す。その事によってペンダントに付けられた純度百の水晶が仄かな光を放ち水晶に刻印された術式【念話】が起動する。
『ハヤテ。私は、やったよ』
今回はアルレーシャが自分の気持ちを知った事と、剣の力を解放しで撃ち放ったという場面で区切りました。
後編の投稿は恐らく早ければ7月の頭か、中旬頃に投稿出来ればと考えています。投稿ペースが遅いですが、出来る限りの仕事や生活の合間で書き出して早めに投稿出来るように努めますので、宜しくお願いします。
また、評価、感想、または誤字脱字などを教えて頂けると、とても嬉しいです。それとですが、上手くいけば八月辺りからまたメインの執筆、投稿を開始したいと思っていますので、まだ、先の事ですがそちらも読んでいただけると幸いです。
長くなりました、今回はこれにて失礼します。今話が少しでも皆さんに楽しんで貰えると嬉しいです。では、また次話で。




