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天使の初恋
「ありがとう」
「ああ、頑張ってこいよ」
「……」
特に学校に早く来てやることはない
ただ早く来ると朝から先生達とは
会うことはないだろう。
真面目な生徒ではないが
そこまでおちぶれたくもないし
そんなつまらない事を考えながら
階段を上り左に曲がると教室が
視界に入ってくるはずだった
だが僕の視界にはいってきたものは
美少女だった。いや天使か?
色の印象は白だ汚れのない白に
僕の視界は支配された。
昔からかわいい子を見るのは好きだ、しかし
見てすぐ飽きる?というか、また違うものに
目がいってしまうというか
でも今日は違った彼女の纏う
透きとおった風に僕の視線は奪われていた
そう彼女を見たその日から僕は彼女に
一目惚れしていた。
青い空から雲はなくなっていた