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始まり
人の手により部屋に入り込む
朝日がやけに目に染みる…
布団という洞窟に潜り
暗闇を取り戻そうとする僕の前に
立ちはだかる壁
「いつまで寝てるの?早く起きなさい!」
「もっと普通に起こせないの?」
「あらそうじゃあ明日から起こさないから
「わかったよ…」
勝利の二文字を獲得できない論争をして
朝ごはんの匂いにつられながら
僕は下に降りてゆく
「おはよう、お父さん今日はやる事あるから送っていって」
「わかった、なら早く準備しなさい」
「はい」
それから30分程て支度がおわり
「母さん行ってきます」
「いってらっしゃい」
ガチャ
僕は今日も学校に行く
登校という強制的なエスカレーターに乗り
授業という洗脳をされ
そして疲れてかえってくる
はぁーいいことは今日もなさそうだ
雲に隠れた太陽がおしえてくれる