30. クリスマス
ク、クリスマスになっちゃった。い、一応期待とか…そういう事にならないとは思うけど。。だ、だってなっちゃんまだ中学生だし…!で、でも結局なんだかんだで付けて来ちゃった…新しい下着。ってダメっ!ダメすぎる〜〜〜っ!15才相手とかっ!は、犯罪になっちゃうかも⁉︎1人悶々と考えてこのままじゃダメだっと思い後ろのツリーを眺める。
待ち合わせの場所には大きなツリーがキラキラと飾ってあってその下には色とりどりのプレゼントボックスが飾ってあった。
はぁ〜、綺麗…これ、中身とか入ってないのかな。
そんな事を思って箱に手を伸ばしてみると
「勝手に触っちゃ怒られちゃうよ?」
と声がかけられた。
「なっちゃん!」
振り返ると柔らかそうなマフラーに紺のコートを着たなっちゃんがいた。
「寒いね、ごめんね?待った?」
「ぜっ、全然…!なっちゃん早いね?」
チラリと時計を見てもまだ待ち合わせの前だった。
「ちいちゃんが早く来そうな気がしたから。」
「あっ、うん。楽しみでなんか早く着いちゃった!」
「俺も…すごく楽しみにしてたよ?ちいちゃん、すごく可愛い。なんかちょっと大人っぽいね?」
「あっ、ありがとう。」
ほんのすこしだけメイクをしてみた。良かった、うまくできて。
「じゃあ行こう?」
「うんっ!」
そうして、スケートリンクに向かった。
今回からカウントダウン!残すところ後9話です!




