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心をなくした私が、静けさの中で出会い直したもの-強制終了から再生までの静かな旅-  作者: れい


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④身体の崩壊と意識の転倒

不安定な心を抱えたまま日々を過ごしていくうちに、今度は少しずつ身体にまで不調が現れはじめました。


何をするにもだるく、エネルギーが湧かない。総合内科で血液検査をしてもらっても「異常なし」けれど、どんなに検査結果が正常でも体調は悪いまま。

そのうちに、朝目が覚めても身体がまったく動かない日が出てきました。

「あれ?なんで?昨日は普通に動けてたのに…」

そんな日が徐々に増えていき、気づけば"動けない日"がほぼ日常のようになっていました。でも、明確な病名がつかない以上、私はどこかで「気のせいかもしれない。」「まだ大丈夫」と自分に言い聞かせて、なんとかその日その日をやり過ごしていました。


あれは冬のよく晴れた日でした。冷たい空気とは対照的に、やわらかな陽射しが窓から差し込んでいたのを覚えています。その日は出かける予定でしたが用事がキャンセルとなり、私は特に何をするでもなく椅子に座ってぼんやりと過ごしていました。


・・・そのとき、突然頭に激しい痛みが走ったのです。あまりの激痛に意識が遠のき、私はそのまま床に倒れました。幸いにもその日は、たまたま家族が家にいてくれました。すぐに救急車を呼んでくれて、私は緊急手術を受けることになりました。

病院の先生方の迅速な処置のおかげで、私は命を取り留めました。その後ICU(集中治療室)を経て約1ヶ月の入院ののち、退院する事が出来ました。


倒れた際、私は右脳の側頭部を損傷しました。医師の話では「記憶や身体の機能に大きな障害は残らないだろう」とのことでした。その言葉をきいて「不幸中の幸いだったのだ」と思い、私を守ってくれている何かに感謝しました。

けれど、退院してから数ヶ月が経ち、少しずつ人に会うようになっていく中で、私はある"おかしな違和感"に気付くようになりました。これは、誰かに理解してもらえるような症状ではない思っています。けれど、確かに私の中で起こっていたことでした。

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