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愛は藍より深し

作者: Reposado

蒼き闇に溶ける指。

朱に染まる唇。

震える肌を這う吐息。


……君の肌は何と妖しいことか。

私の名を呼ぶたびに囁く痛みが、

私の独占欲を捻り込む。


「もっと深く……感じて」

その言葉は甘く、しかし冷たい刃のように胸を穿つ。


愛とは慈悲か、あるいは毒か。

時に慈愛を絡め、時に狂気を滴らせ、

互いの境界を溶かし合う。


堕落の宴へ誘うその眼差しは、

夜を裂く一閃の閃光。

私は君の虜となり、

抗う意志を骨ごと砕かれる。


あぁ、限りなく深い愛よ。

藍よりも深く、狂おしく──

この鮮血のように紅い世界で、

共に溺れようではないか。

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