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第24話:新たな仲間との出会い、そして新たな敵の影

王都での新たな出会い


 闇の王を倒した後、王国に平穏が戻り、しばらくの間、俺たちは休養を取ることができた。

 王都では英雄として迎えられたものの、次の試練がすぐに待っていることは誰もが分かっていた。


「レオン、カイル、エリナ。君たちの活躍を見て、ここに来てくれる者がいる」


 王が俺たちに向かって言った。

 王宮の広間で、一人の人物がゆっくりと近づいてきた。

 その人物は、白銀の髪を持つ、優雅な雰囲気の女性だった。


「初めまして。私はアリシア・ヴァルガ。貴方たちの助けを借りに来た者です」


 その女性は、優雅に頭を下げ、自己紹介をした。


「アリシア・ヴァルガ?」


 カイルがその名前に思い当たる節があるようだ。


「ええ、私はヴァルガ家の一員です。王国を守るため、貴方たちと力を合わせて戦いたいと考えています」


「ヴァルガ家……」


 エリナが少し驚いた表情を浮かべながら言った。


「ヴァルガ家は王国でも名門の家柄だ。まさか、そんな方がわざわざ私たちに?」


「はい、実は私の家系も、王国を守るために何かしらの役割を果たしてきましたが、現在、私の家は危機的な状況にあります」


 アリシアは静かに言葉を続けた。


「実は、闇の王の影が再び動き出したという情報が入っています。私たちの家族もその影響を受け、滅ぼされそうになっています」


新たな仲間の誓い、そして戦いの始まり


「闇の王の影が、また?」


 俺はすぐに反応した。


「はい。私たちの家は、数世代にわたって王国を支えてきましたが、闇の勢力の動きが活発化し、今まさにその影響を受けています」


 アリシアがしっかりとした眼差しで俺たちを見つめる。


「それで、貴方たちに助けを求めに来ました。私たちが戦い抜くためには、貴方たちの力が必要です」


「もちろんだ、アリシア」


 俺はしっかりと答える。


「力を合わせて、王国を守ろう。もし君が必要なら、仲間として共に戦おう」


「ありがとうございます、レオンさん」


 アリシアが微笑んで答える。


「新たな仲間として、共に闇の勢力に立ち向かう覚悟はできています」


闇の軍勢の新たな動き


 アリシアと共に王宮を後にし、俺たちは再び王国の東部へ向かう準備を始めた。

 新たな仲間が加わったことで、力強く、そして確かな仲間の絆を感じることができた。


「レオン、次の戦いでは私の力も使ってください」


 アリシアがその力強い言葉を放つと、カイルが微笑みながら言った。


「君の力が加われば、さらに強力な戦力になること間違いなしだ」


 エリナもその言葉に賛同し、ニコリと笑う。


「私も負けてられないわね。みんなで一緒に闇の勢力を打ち破りましょう!」


 こうして、新たな仲間アリシアを加え、俺たちは再び闇の軍勢の動きを追って王国の東部に向かうことにした。


闇の魔法、そして新たな敵


 王国東部に向かう途中、俺たちは異変の兆しを感じていた。

 以前とは異なり、闇の魔法の影響がさらに強くなり、周囲の空気が重く、冷たく感じるようになっていた。


「……こりゃまずいな」


 カイルが気づいたように呟く。


「闇の魔法の影響が広がっている。何か大きな力が動いている」


 エリナも気を引き締めて言う。


「そうだな。このままでは、王国が危険だ。早急に対策を取らないと」


 アリシアが少し不安そうに言った。


「私たちの家の守護の儀式が行われる場所が、もうすぐ近くにあります。もしその儀式が邪魔されれば、私たちの家は完全に滅ぼされることになります」


「じゃあ、急いでその場所に向かおう」


 俺たちは一気に進行方向を決め、儀式の場所に向かって急ぐ。

 そして、途中で目撃したのは、異常に暴れ回る魔物たちだった。


「魔物たちが増えてる!」


「これは、闇の軍勢の影響が大きくなっている証拠だ」


 アリシアが冷静に答えると、俺たちはその魔物たちに立ち向かう準備をした。


闇の魔導士との対決


 儀式の場所に到達した瞬間、黒い魔導士の姿が目の前に現れた。

 その魔導士は、闇の魔法を使いこなし、俺たちに強烈な魔法を放ってきた。


「邪魔をする者は排除する」


 その言葉とともに、闇の魔法が我々を包み込み、魔物たちが周囲に現れた。


「来たか……! みんな、気をつけろ!」


 俺たちは魔導士に向けて一斉に攻撃を仕掛ける。


「光のライトブレード!」


 カイルが魔法を放つと、魔導士の周囲の闇が少しずつ打ち破られていく。


「その程度で俺を倒せると思うな!」


 闇の魔導士は怒りを露にし、さらに強力な魔法を放つ。


次なる戦い、そして新たな力の覚醒


 闇の魔導士との戦いは激しさを増し、俺たちは必死に応戦する。

 その時、新たな力が再び俺の体を包み込み、闇を打ち破る光の力が現れた。


「今だ、みんな! これで終わらせる!」


 その言葉を合図に、俺たちは一気に攻撃を仕掛け、闇の魔導士を打ち破ることに成功した。


次なる試練、そして未来の鍵


「倒したか……」


「でも、これで終わりではないわ。まだ闇の力が広がっている」


 エリナがその場で言う。


「うん。俺たちには、まだ戦わなければならない未来が待っている」


 新たな仲間アリシアと共に、俺たちは再び戦い続ける決意を固めた。

 闇の力が世界を脅かす限り、俺たちの冒険は終わらない。

第25話につづく!


「闇の力との最終決戦、そして新たな始まり」

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