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やまぐちブックストアダイアリー  作者: 着ぐるみ人形あき
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第82話 パープルエガー

「愚かなる人類よ!聞くが良い!

余はイスの偉大なる種族、銀河皇帝 パープルエガー!

その星を明け渡せ!」

文「アホかお前は?

失脚した監察官がいつの間に皇帝になったんだよ?

クーデターの中心人物にされて将軍名乗る小物かお前は?」

パ「ほほぅ?身の程を知らぬ虫けらが……」

文「近接信管通常ミサイル発射!」


ドカン!白い石棺の艦橋横で爆発。


パ「うわ止めろ馬鹿!いきなり攻撃をしてくるとは何という蛮族か?」

文「いきなり侵略行為してきたのに言われると悲しくなるな。」

廃「でもそいつティンダロスの1匹も駆除できなかったんだよ。」

パ「ええい、時空間チャフ散布!」

文「次元潜航解除!」


通常空間に姿を現す轟沈。


パ「愚かなり地球人。」

文「リボルバーキャノン展開、撃て!」

パ「待て待て待て!何をいきなり攻撃しようとしているのだ!」

文「命賭けて戦争しに来てんだろう?

ダイヤモンドファイバードリル回転!」

“妖輔くん、あいつら精神感応で体乗っ取りに来るわよ?”

文「うっわ……寄生虫でしたかあいつら。」

“なんで地球人には精神障壁サイコバリア張ったからね。妖輔くん以外。”

文「義理の母に苛められています。」

ダ『まずお母様と話し合っテみては如何でショウか?』

“苛めじゃない!妖輔くんには超能力戦士(サイキックソルジャー)トレーナースーツがあるでしょう?”

文「綺麗に忘れてました。」

“最近義理の息子が冷たいです。どうすれば……”

房『息子さんはアナタに甘えたいようデス。

時には思い切り甘えさせてあげてクダさい。』

パ「貴様らどこまで人をコケに……」

文「そりゃもう際限なく。

アルコールHEAT弾装填、艦橋を狙って下さい。」

廃「あ~。

それなんだけど時間移動されたら当たらないと思う。」

文「あいつらそんな器用な真似を?」

廃「停滞キューブって装置が有ってね。

それで時間移動できるんだよあいつら。」

文「廃油、ちょっとここ任せていい?

戦闘機(スターファイター)で直接叩き込んで来る。

0距離で撃てば逃げようが無いだろう。」

男「あ、俺も行く!」

不「あたいもあいつらには借りがあるっしょ。」

文「よし!ジェットストリームアタックだ!」

男「後続2機が死ぬわ!」

文「んじゃ開幕オープンゲットで……」

不「あたいそのフォーメーション知らんし。」

房「緊急発進(スクランブル)準備完了。

艦長、男根、不真寺各員は射出台(カタパルト)へ。」


乗り込んだ戦闘機はリボルバーキャノンの弾倉に取り込まれ……

元々マスドライバーとしても流用されるリニアカタパルトによって宇宙空間に射出される。


男「のわああぁぁ!

って思ったよりGかからねぇのな。」

文「フルパワーじゃないからな。

俺は右の黒いの、男根は左の灰色、不真寺ちゃんは中央の白いのに撃ち込んでくれ、散開!」


わらわらと出て来る敵無人円板型戦闘機……だがそれも轟沈機の妨害にはならなかった。


不「これで10機目ぇ!」

文「君は無知村艦との合流を忘れないように。」

男「これスコアどこに出るの?」

文「出るか!

ってか不真寺ちゃんアルコールHEAT弾撃ち込め!

テケリリ!ショゴス達は?」

テ「説得成功!

徹甲弾の衝撃が来たら空調フル回転させるように依頼。」

文「サンキュー!不真寺ちゃん撃ったらそのまま後方へ抜けろ!すぐ無知村艦が来るから!

俺と男根は残りに撃ち込みに行こう。」

男「なぁ文字、あの窓に撃ち込みゃ良いのか?ホイっと!」

文「上出来上出来、こっちもこれで……終わり!

男根、不真寺ちゃん逃がすぞ。」

男「OK、ジェットストリームアタックだ。」

文「おっし、殿は任せろ!」

男「待て待て、弾当たったら壊れるの一緒だろう?」

文「俺のはスペシャルなチューンナップが施されとる。」

不「ありがとう、この辺でいいよ。」

文「真っ直ぐ飛べば無知村艦が拾ってくれるからね?

んじゃ俺たちはもう一回戦艦の中飛んでくる。」

不「死んだら殺すからね?」

男「あいつ死神に嫌われてるからなぁ。」

文「悪口は本人の居ない場所で言ってくれない?」

男「本人居ない場所で言ったら陰口じゃないか!」

文「なるほど、奥が深い。」

廃「馬鹿な事言ってないでさっさと帰って来なさーい。

ホットケーキ冷めるよぉ~!」

文「廃油……俺は戦闘機乗ったら一遍やりたかった事が有るんだ。」

廃「テケリリに怒られない様にできる?」

文「内容をテレパシーでショゴス達に伝える。」

廃「……あざす少佐(さん)に怒られても知らないからね?」


敵戦艦の外周を掠める様に飛ぶ文字機、その間に轟沈は男根機を格納する。


男「あいつ今頭の中でスターウォーズかかってるんだろうな」

テ「宇宙空母ギャラクティカだったりして。」

文「廃油!後は頼むぞ!」


敵無人機が十字砲火の焦点ポイントにしている地点に飛び込む文字機……

全員の見ている前で爆発四散した。


パ「フフフ……やっと五月蝿いのが……」

廃「艦首レーザー敵の艦橋に照準!

目標 パープルエガー、撃て。」

パ「貴様ら何をする。」

廃「ご主人の弔い合戦。

マスドライバー砲発射準備。」

パ「時間跳躍!」

廃「照準上方5度右2度修正。

マスドライバー砲発射!」


廃油の指示通りの場所に再出現した白い石棺型宇宙船はマスドライバー砲の砲弾をその艦内深く受け入れる事になった。


廃「アルコールプラント弾フル稼働!」

パ「貴様何を……」

廃「見下してたショゴスにやられるのってどんな感じだ?

元悪徳監査官パープルエガー少将?」

パ「何?貴様は何者だ?」

廃「元イスショゴス部隊作戦担当バカ・モノ。

現在第2地球人計画遂行実地委員の廃油だ!」

パ「おおそうか!今なら戻って来る事を許そう。」

廃「奴隷に戻れってか?

お断りだ化け物!見るだけでSAN値下がる見た目しやがって!

スーパー剣ウスのラスボス古の者じゃ無くてお前らにしたらよかったのに。

ねぇCGさん。」

C「廃油ちゃんそのアイディアいただき!スーパー剣ウスEX釈迦曼荼羅で作ってみよう!」

パ「仲間が死んだと言うのに非情な奴らだな。」

廃「ティンダロスを撃破した僕らのマスター舐めるんじゃ無いよ!」

 轟沈クルーの行動からもお判りだと思いますが死んではおりません。

死んでたらテケリリとかウボ=サスラが冷静なはずはありませんので、もっとも文字がテレパシーを飛ばしたのはショゴス部隊だけでファンクラブの方はその2名を見て安心しているだけなんですが。

さて次回は 自分の仇討ちでもしようかね?

第83話 詐欺師の帰還

お楽しみに。


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