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やまぐちブックストアダイアリー  作者: 着ぐるみ人形あき
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第79話 綾の配信開始

 綾「そう言う訳で手伝って欲しいんだけど……」

不「オッケーオッケー、ついでに斉藤さんも誘ってみよう!」

夜「おい不真寺!

斉藤もあれで忙しいんだからあまり巻き込むのも……」

不「YBWAの宣伝に使わせてもらうんよ。

次の試合のチケットプレゼントとか男根さんの描いたポスターにみんなのサイン入れてプレゼントなんかでも充分宣伝になると思うけどなぁ。

それに委員長にはお世話になってっからね~。」

夜「それだよ!

あたしたち問題児が委員長と話してんの見られたら委員長に迷惑かからないか?」

綾「それに関しては先生に頼まれてるから気にしないで。

不真寺さんと十六夜さんの勉強見ろって。」

不「何で宇宙人が古文学ばなきゃいけないんだろう?」

綾「カリキュラムだから我慢して?」

夜「それ言うなら戦闘員に数学要らないと思う。」

綾「時速8キロで走ってる2キロ先の船を砲弾1発で破壊しなさいって時どうするの?」

不「神に祈る。

って光線兵器使えばいいっしょ?」

綾「それが計算で出るんだってば!」

夜「曹長閣下が数値入れたら計算してくれる装置くれたけど?」

不「あのおじさん凄いよ~!無重力状態で時空間飛び越えながらあのバクテリア送り込んで来た星の宇宙戦艦飛行能力の無いロボットで墜とすんだから。」

綾「それ外で言わないでね?」

夜「スパイに聞かれたら大変だからな。」

綾「貴女達が病院に入れられるからよ!」

不「でも委員長認証バッジ持ってるよね?」

綾「この前の収録の時貰ったからね。」

不「それ有ったら南極行けるよ?

あ!南極と言えばあたいの宇宙艇取りに行かなきゃ。」

綾「貴女達あまり妄想並べるのも……」


不真寺がカチャカチャと何かを弄りだした。


不「委員長、こっちのレーザーガンってどの程度の大きさ?」

夜「委員長は知らないだろう。

防衛軍で実用化されたのが1メーター程の筒状で5キロ程有るぞ?」

不「んじゃ夜叉にプレゼント~ぱぱぱぱっぱぱ~。」

夜「そのファンファーレは止めろ。

……何このオモチャ?こんな拳銃無いぞ?」

不「校庭に出て親指の上に付いてるセレクトレバーをLに合わせて空向けて撃ってみ?」


パシュウウゥゥン!


夜「特に何も……」

綾「十六夜さん!雲に穴開いた!」

不「次にFに合わせて……」

文「コラァ不真寺!何撃ったお前は!」

不「おじさん何しに来たっすか?」

文「この辺から撃たれた光線兵器で隣の国のスパイ衛星が爆散した。

お前位しか作れないだろそんなの。」

不「夜叉ぁ~!セレクトレバーFになってる?」

夜「あ……ああ……」

不「んじゃそれをあのプールに向かって撃て~!」


ビュビュビュビュビュ!


不「あの様に冷凍光線が発射されます。」

文「ええから三人共車に乗れ!」

夜「あれ?キャラバン?」

文「ガソリン入れに行ったら緊急指令入って目的地にお前らが居たんだよ!ずらかるぞ!」

綾「あたしは何も……」

文「そこの二人に巻き込まれたんだろう?」

夜「わたしは……」

文「不真寺に言われて玩具と思われる銃撃っただけだろう?」

不「あたいは……」

文「作るなとは言わんがまず俺達に見せてからにしてくれ……あざす少佐(さん)誤魔化さなきゃならねーんだから」

不「どこ行くの?」

文「Dr不真寺に1枚噛んで貰おう。

新型気象観測装置の暴走と故障で何とかなるか?

もしもし十六夜さん(マスター)?文字です。

店に悪戯娘三人連れて行くんで……はいお願いします。え?斉藤さん達が来てる?はい連れて行きます。」


程無く(ニルヴァーナ)に付いたキャラバンは……


文「斉藤さ~ん!問題児見てて~、本部行って来る~。」

不「忙しそうやね~。」

夜「それなりに不真寺の所為だと思うが?」

不「撃ったの夜叉じゃん。」

斉「今文字さんの声しなかった?」

不「ああ……夜叉丸がレーザーガンぶっ放して……」

斉「夜叉丸(地球人)がそんなの持ってるはずないでしょ……不真寺がどこかから持ってきたのね?」

綾「え?……本当に美少女レスラー斉藤さん?」

斉「え?……今の話は聞かなかったことに……」

不「斉藤、これ原増倫つっておじさんの関係者だよ?」

綾「お姉ちゃんが阿智谷 盛って名前で配信してるんですけどジャネーズツアー追いかけて行ってしまったんで……」

斉「あ!先週貝から生まれた!」

綾「見てくれてたんですか!」

ヤ「あの時出てたあざすさん、なのちゃん、えびちゃんはあたしのバイト先のスタッフなんだよ。」

不「先輩!来てくれてたっすか?」

ヤ「むっちーがやる気出してて……

取り敢えずやまぐち書店行こうか。」



不「はぁ~、ここが先輩の本拠地なんすねぇ。

あれ?書房さん?」

書『不真寺さん轟沈振りデスね。

やまぐち書店の山口ショテンと申しマス。』

不「ああ地球担当の……こっちこそマジよろしくね。

来るのが遅くなってごめんね?」

あ「当たり前に宇宙人が来店するのに慣れて来たわ……」

不「あれ?姉御はおじさんと本部行かなかったっすか?」

あ「ああ大抵の事はあいつ独りで解決してくるから。」

ヤ「ところで……

えびちゃんとなのちゃん……

ど……どうかした?」

な「えびちゃん今の見てたなの?

まぁ~た新しい女連れ込んで来てるの。

むっちーに飽き足らず他の宇宙人に手を出してるの。」

え「ああ、見てたぜ。

斉藤、無知村、夜叉丸……今度は不真寺と来た。

ヤマナメって清純そうに見えて結構なやり手だぜ。」

ヤ「聞こえるように陰口言うな!ってか二人は文字さん絡みだろうが!」

夜「あははは、だから言ったろうヤマナメ。

曹長閣下の悪口言ってたら次は自分が言われると。」


その頃文字はDr不真寺と一緒に破壊光線を放つ気象観測装置の開発に着手していた。


D「って本当に作らなくても良いのでは?」

文「言われてみれば確かに……」


その時スマホが鳴った。


博「お~い、今日から綾ちゃんの配信だからな?スタジオに迎えに行ってくれ。キャラバンだったら全員乗れるから。」

最近予告まで進まなくて困ってます。

まさか配信寸前で終わるとは…

さて次回は 綾の配信真っ最中

第80話 あたしたちYBWA

お楽しみに。

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