第78話 ブブラとニーナの施設警備
な「今日もいっぱい働いたの!」
え「お前は主に遊んでた気もするが……」
二「お疲れ様~、どうだった?」
え「全裸散歩で警察にお世話になったバカ引き取りに行っただけだから。」
ブ「なんでそういうのは自重しないかな?」
な「なのはえびちゃんと全裸で冬の日本海を泳げたら死んでもいいと思ってるの。」
二「あたしもブブラお姉さまと以下同文。」
え「二人で凍死してこい!」
な「ニーナちゃんはかわいいしミステリアスだけどごめんなさいなの。」
二「え?なんであたし振られた形になってるの?」
な「男根が装備されてないからなの。」
ブ「書店ちゃんも無いよね?」
え「いやアホが金貯めて書店ちゃん用アタッチメント買いやがったんだよ……セラエノ書房南極本店で。」
ブ「え?あそこ本店になったの?
轟沈だったアレだよね?」
え「南極の冬は夜の半年だからブブラは日が当たらなくていいんじゃないか?」
ブ「でも寒いでしょう?」
え「いやいや、セラエノ書房が開発したバッジ借りれば普通にこの格好で平気だよ?
なのなんか腰蓑一丁で氷原でペンギン獲ろうとしてあざすさんに叱られてたしな。
それDVDに起こしてるけど観る?」
ブ「観る!……って台戸海水浴場じゃないか!」
文「これから30分 あなたの目はあなたの体を離れて
この不思議な世界に入って行くのです。」
二「ああいう事?」
目を消した廃油と目玉だけのテケリリが遊んでいた。
文「違うからな?廃油も少年態でそう言う遊びするんじゃありません!
あと轟沈はまだ宇宙戦艦の体は崩して無いよ。」
テ「母様今度波動砲付けるって。
必要になってからじゃ遅い可能性が有るからって。」
文「何と戦争してるんだろうなあの邪神……」
廃「最近復刻されたヤマト観たんじゃない?」
“違うわよ!”
廃「図星か……」
文「お義母さん長距離テレパスで喧嘩しないでください。」
“あ、妖輔くん、バッジちょうだい?”
文「もちろん用意してますが……誰から聞きました?」
“あーちゃんから聞いたのよ。
なんかあの子アイドルグループの追っかけしてるんですって?”
文「あれは盛さんじゃなくアザトース様の趣味だったのか……」
“何でも深淵鼓笛隊のレパートリー増やすのにいい曲が有るとか。”
文「自由だなうちの邪神様達は……」
“あ!今日辺りイグが謝りに行くって。”
文「え?なんで?」
“禁忌を破って貴方を襲ったのに貴方はイグの情報を秘匿してくれたからだって。”
文「放置していいのに。」
ブ「いらっしゃいませ!お取り寄せですか?」
「いヤ……我はこちラに居るウボ=サスラの御使い二……」
ブ「はい、お待ちください。
文字さぁ~ん!!お客様で~す!」
「そノ節はご迷惑ヲお掛けシました。夜刀と申しマす。」
文「ああいやいや、あっさり引いてもらえたんで。」
二「あ!あの時の!ごめんなさい怪我大丈夫だった?」
夜「我々ハ人間より強靭ですノで。お嬢さんモ急に私みたいなノが出て来て驚かれタでしょう。
あの時の彼女ハ……シェイプシフターだったのデすね。」
文「テケリリはショゴスですよ?」
夜「え……失礼ながラ玉葱と血が混ざッた様な独特の臭いがしませンな?」
文「ああみんな言うのはそんな臭いだったんですか。
うちの子達は入浴を義務付けてから匂いは薄くなったみたいです。」
夜「そうですカ……文字さんには1度クンヤンに足を運んでいただきたく思いマすが……」
文「はい、時間を作って必ず……ところで私は不勉強でクンヤンがどの辺りに有るかも存じ上げておりませんが……」
夜「北米の地下に位置シ我が神イグと共に暮らしておりマす。」
ブ「ああ!アルカトラズから入れるわよ。
前にバカ真祖がイグの娘さん吸血鬼にしようとした事が有ってバカ真祖叩くの手伝ってもらったから。」
夜「では貴女は真祖リシリー様でスか?」
ブ「ええ、ローズちゃんは元気ですか?」
二「これ今日の日誌にどう書けばいいのよ?」
廃「異状無しでいいんじゃない?」
二「え?でも文字さんの知り合いだし……」
廃「それこそご主人が知り合いと話しているだけだからね。
細かく書くとブブラさんが昔アメリカで何をしてたかまで報告しなくちゃならないし。
ミ=ゴの時空震に巻き込まれたでも無い限り異状無しで大丈夫だよ。
書店回りの地球人が何人倒れてたとかじゃ無いんだから平気平気。」
夜「それデは、また。」
文「もしかしたらウボ=サスラが行きたがるかも知れませんのでよろしくお願いします。
ところで夜刀さんはどうやってここに?」
夜「ンダァオの教会に転移ゲートが有りマす。
内密にお願いしマす。」
文「了解しました。
ではここでお別れしましょう。」
“妖輔くんもしかしたら邪神間の調停委員長とか似合うかもね。”
文「またお義母さんは難しい事を……」
二「ほらぁ、失神女神様も出て来ちゃったじゃないですかぁ。」
廃「あれ電話みたいな物だから気にしないでいいよ?
姑からの電話だと思えば……」
“え?ちょっと失神女神って私の事?”
二「はい、神々し過ぎて未だお目通りしておりませんが……」
“ああ!そう言う意味なのね。
ニーナ・ヘルシング、貴女の発狂耐性を上げておきましょう。
貴女もキリストも私のかわいい子供です、畏れは不要ですよ。”
二「ありがとうございます女神様。
しかし本当に日誌どうしよう?」
文「ニーナちゃん廃油の言うこと聞いてた?
登場人物が突拍子無かったけど普通に俺達雑談してただけだからね?
異状無しでいいよ。」
二「文字さんまで……」
文「だって最高機密並の話してたんだから誰に言っても気にするなとか忘れろしか言わないよ。
そんな時は先に防衛しなきゃ。
あたしは何も見なかった、聞かなかった。
特記事項無しってね。」
廃「書いても処理できる人間ファンクラブしか居ないしね。」
ニーナは大きく溜息を吐き日誌に書き込む
異状、特記事項共に無し。と……
あれ?予約投稿が……
と言う訳ですいませんでした
次回は 盛の留守番に綾と女子高生軍団
第79話 綾の配信開始
お楽しみに




