第74話 白雪姫の起こし方
ついに男達は勝利した。
だがそれは次の戦いへの序章に過ぎない。
戦え!チャイルドセブン!この世界の平和を守るのD……
あ「廃油ちゃん、それ何のナレーション?」
廃「ご主人に渡されたの~。」
あ「あんたらは真面目に生きる気は無いんか?」
文「さぁ早よ帰って寝るでぇ~!」
房『無知村サン未だ昏睡状態デス!』
だらけていたファンクラブに緊張が走る。
文「もう1回潜るか?」
テ「バイタルをチェックして異常数値の洗い出しを!」
廃「あの~。」
博「全数値異常無し!なんだこれは?」
廃「だからね……」
C「アストラル投射体並びにオーバーディメンション変化なし!どうなっているんだ?」
廃「アルコールで酔って寝てるんだよ!」
文「……はい?」
廃「ご主人消毒でエチルアルコール撒いたでしょ?
それの副作用で酔ったんだよ。」
文「え……そんなに酒に弱いの?」
廃「マイコニッダーは普通のヒューマノイド型生命体よりアルコール耐性低いんだよ。
ご主人達モンゴロイドも白人種や黒人種よりアルコール耐性低いでしょ?
マイコニッダーは担子菌門か子嚢菌門に近いからアルコール耐性激弱なのよ。
イスがマイコニッダー星攻める時に気化アルコール弾使おうかと本気で考えてた位なんだから。」
マ「廃油さん……詳しいね……」
廃「不本意ながらイスのショゴス部隊の作戦担当だったんで。」
文「実行に移さなかったのは……もしかして……」
廃「うん、イスの連中マイコニッダーよりアルコール耐性低いから。
コップに酒入れて近付けるだけで酔うんだよ。」
博「よくそんなのでアルコール兵器に使おうと思ったな?」
廃「基本的に頭よくないから。
散布して数か月建物にも触れなくなるからね。」
男「宇宙服を着るってのは?」
廃「あいつら宇宙線や放射線には耐性高いんだよ。
呼吸さえできればなのちゃんと同じで宇宙でも全裸散歩できるくらいに。」
な「なんか観客席にデッドボールが飛び込んで来た気がするの。」
テ「なのちゃんは放射線に耐性低いから宇宙服着てね?」
な「テケリリちゃんの暖かさが身に沁みるの。」
あ「だったら南極で全裸散歩するな!」
“でもイスがそんな弱点持ってたとはね。”
文「お義母さん、やるなら誘って下さいね?手伝いますから。」
D「で、エリちゃんどうしましょう?アルコール分解酵素注入します?」
文「それは最後の手段で。
だいたいどれ位でアルコール分解できるんでしょうか?」
D「コップ半分ほどのビール飲んだ程度のアルコールですからなぁ……5時間と言った所でしょうか。」
文「マツさんシイさんすいません。
娘さん助けるのにこんな事になってしまって。」
シ「いえいえ、黒色水虫から救っていただいただけでも……」
男「そう言えば前のシュードモナスはどうしたの?」
な「えびちゃんの解毒呪文使ったの。
むっちーも何回かかけてもらうといいなの。」
あ「先に言えそれを。」
な「博士さん達はともかくあざすさんはあの時も居たの。
状況分析の弱い上官の下だと末端が苦労するものなの。」
男「晩飯抜きかな?」
C「プラス朝飯まで行くだろう?」
文「粉挽き棒回転チャレンジってのも在るぞ?」
な「なんでなののお仕置きコース話してるなの?」
文「テケリリが怯えるほどの笑顔であざすさんが見てるからかな。
で、あざすさん、ドクターと夜叉丸と不真寺ちゃん連れて日本に戻ってもらえます?」
夜「我々も看病を……」
文「それはありがたいが学校にも連絡入れにゃならんし学校の友達にも無事だって伝えてやらにゃならんだろう?
で、不真寺ちゃんと連絡担当して欲しいんだよ。」
不「明日はサボれると思ってたのに。」
D「私は?」
文「あざすさんに携帯もらって下さい。何か有ればそれで連絡入れます。」
D「では連絡用にマシューを残します。
マシュー、何か有ればウエブスターにテレパシー送っておくれ。」
マ「プロの看護ショゴスにお任せください。」
あ「あなた達も無理しないでね?」
男「プロの道楽者連合にお任せください。」
あ「任せられるかぁ!」
文「書店ちゃんズが居るからそうそうおかしくはなりませんよ。」
あ「じゃぁ任せたわよ?マツさんもシイさんも居るから不埒な事しちゃダメよ?」
文「ショゴス以外に興味は無い。」
男「なのえび以外に以下同文。」
C「ブブラちゃん以外右に同じ。」
博「ダイショちゃん以外に……」
「「「貴様を拘束する。抵抗は無意味だ。」」」
D「恐ろしいほどのチームワークが発揮されますなぁ……」
あ「あれだからこそ何か有っても任せられるんですけどね。」
不「おじさ~ん、マシューに手ェ出しちゃダメっすよ~!」
文「テケリリが思い切り睨んでるのでやめてください。」
不「なんでテケリリちゃんに好きだと言ってあげないんすか?」
文「今際の際に言ってやる。」
男「不真寺ちゃん、年喰うと愛情表現が歪ん……」
文「これが新作のA-10メダルカードか……さぁ今銀河の向こうに飛んで行k……」
男「わ~!消すなバカモノ~!」
文「ではこちらのボンバーマン敵風船奇祭参加者カードを……」
男「お前……敵に回すと恐ろしいな……」
文「ちなみに俺が弄っているノートパソコンだがお前のと違うって気付いてるか?」
男「ん?あ!これメーカーも違うじゃねーか!」
博「んなことするから口先の奇術師とか呼ばれるんだ!」
文「古来啖呵売と呼ばれる香具師が居てだな……」
あ「それじゃ本当に頼むわよ?」
C「任せといて下さい。」
文「さぁ麻雀やろうぜ!」
あ「すんなバカタレ!」
博「そうだぞ、麻雀は無知村さんが起きてから……」
あ「要らんこと教えるんじゃない!」
結果、無知村エリは夜中3時に目を覚ました後早々に二度寝に入った。
麻雀大会はショゴスマスターが箱を被っていた様である……
はい、ミクロの決死圏編これにて終了でございます。
後になってあのエピソード入れ忘れたとか結構在りましてちょっと落ち込んだりしています。
更にスレの方で認証バッジなる物が流行ってまして、何とかこちらにも輸入したい所存です。
さて次回は 阿智谷綾完全登場?
第75話 盛様探検隊オンエア(前日) お楽しみに。




