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やまぐちブックストアダイアリー  作者: 着ぐるみ人形あき
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第66話 風変わりな航海へ

 博「死ぬかと思った……」

廃「なんか周りがぐるぐる回って……おえぇ~……」

テ「廃油も酔っちゃったの?」

廃「テケリリとダイショちゃんは解るけどご主人なんで平気なのさ?」

あ「普段から街中3桁近いスピードで暴走してりゃ慣れるわよ……」

文「似たような事してる癖に。」

あ「あたしのはハヤブサ1300!あんたのはモンキー50改!なんでこんなのが一緒に走れるのよ?」

文「小回り効くんだモンキーは。

あとちょっとした改造を施してます。」

男「文字のモンキー200万位突っ込んでますよ?

元々付いてきた部品はミラー位です。」

文「電動スーパーチャージとワンオフ6速ミッションでだいたい400クラス並の性能を誇ります。

さすがカブ系エンジン、驚きの頑丈さ。」

あ「排気量は?」

文「現在185cc、特殊任務用脱法バイクとして登録。」

あ「あんたが好きなカタナ750買って改造した方が安く上がったんじゃない?」

文「あ……」

あ「気付いて無かったなこれ……」

文「ともあれウボ=サスラ様に……なんか作ってらっしゃる?」

“あ!妖輔くんいらっしゃい。

今回インナースペースやるってんでクラーケンⅡ世号作ってたのよ。”

文「いえ、今回は多人数で行くのでプロティユース号お貸し願えないかと。」

“ああ!それなら置いてあるはずだから好きに使ってね。

ジーンの不真寺ちゃんも行くのね?

ママも分体でついていこうかしら?”

文「人間サイズでお願い致します。」



“あ!ミ=ゴ来たわね。

轟沈、2番ハッチに案内してちょうだい。”

ヌ「精製済み鬼石(ゴーントナイト)1トンお持ちしマシタ……おや文字サン、甥がお世話になっておりマス。」

文「ヌガーさん!こちらこそマスターブレダラにはいろいろ勉強させていただいてます。」

テ「ダイヤさんやコランダムさんにも良くしてもらってます。」

ヌ「ところでマイコニッダーはどこデスかな?」

文「あそこで寝かしています。」

ヌ「ゴーントナイトベッド展開!終了後マイコニッダーを乗せるノニ地球ショゴスの皆さんの力をお借りシマス!……これは発症10時間位デスね。」

文「その辺はジーン星人の不真寺ちゃんが……」

ヌ「ジーンのフマジ?あのお嬢ちゃんが居るのデスか?」

文「はぁ、何処かで吐いてるかと……」

不「あ~、もうおじさんの勧める物には乗らない……おえっ。」

ヌ「フマジの嬢ちゃん!無事でしタカ!」

不「あれ?ヌガーのおじさん?なんでここに?」

ヌ「私もファンクラブ員ですカラな!」

文「不真寺さん知らなかったっけ?ヌガーさんの甥が地球で一緒にショゴスの研究してるんだよ。」

不「嘘……ブレダラ兄さん地球に居るの?」

文「マンションの9階に行けばダイヤさんやコランダムさんも来てるぞ?」

不「おじさん……顔広すぎない?」

ヌ「おっと、ドクターフマジに連絡だ!メイちゃん発見、地球でマイコニッダーと暮らしている。後ハ……」

不「ヌガーのおじさん、あれ智泉郷のエリンギだよ?」

文「え?みんな知り合いだったの?」

ヌ「見た娘トハ思ってましタガ……町長の娘でしタカ。」


「大将!ベッド設置完了しやした!ゴーントナイトも設置完了でやす!」

“分身!時間が無いからあたしの分身も同行するわ!書房組!手術準備。

轟沈全機能をここへ。

無知村全身麻酔並びに音声遮断!クループロティユース号に移動!”

文「あ!ゾス777ガタノゾアとか言う銃は……」

“プロティユースに10丁入れて有るわ。プロティユースにもガタノゾア光線銃装備してあるからね。今回の因子は体内30個中活性化してるのは5つ。

両肩、心臓、脳、腰。

これをガタノゾア光線(石化光線)にて封印若しくは破壊することが今回のミッションです!”

文「順番は?」

不「ぶっちゃけどうでもいいけど今回は頭、左肩、心臓、右肩、腰の順番で最後尿道からおむつ内に脱出予定っすよ。

あ!男根さん、脱出後プロティユース舐めちゃダメっすよ?」

男「あ……残念。」

文「舐めるつもりやったんか?」

廃「聞きましたテケリリさん?あの人変態らしいわよ?」

テ「まぁ!それはとっても変態ね。」

文「こらこらお前たち……男根は元々変態なんだから。」

男「不真寺ちゃん、光線逸れたらどうなるの?」

不「瘡蓋作る銃なんでぶっちゃけ脳内で乱射でもしない限り何にも起きないっすよ?」

男「ではここで文字に当てても……」

不「怪我してなければ特に変化は無いっす。」

博「で、何処に陽子魚雷撃ちこむんだ?」

C「デススターじゃねぇ!むっちー殺すつもりか!」

あ「指令室は5メートル離して有るからエリちゃんが音聞く事はないと思うわよ。

実行部隊プロティユース号に搭乗!」


文字、不真寺、男根、テケリリ、廃油、ダイショ、ウボ=サスラ分体がプロティユース号に乗り込む。


あ「タイムリミットは24時間。

越えるとプロティユース号ごと元に戻ります。

さっさと戻って来なさいね?」

書房『ミクロ化光線照射!プロティユース号現在3ナノメートル。』

あ「なのメートルか……肝心なヤツ置いてきたな。」

な「お父さん、お母さん、こっちなの。」

あ「なんであんたが居るの?」

な「ヤマナメちゃんが両親に連絡したら来られるとの事でなのが案内したの。」

ヌ「マツさん、シイさん、こちらにドウゾ。」

マ「ヌガー頭領!お元気でしたか!」

ヌ「今娘さんの体の中に私が最も信頼してイル地球人とウボ=サスラ、さらにドクターフマジの娘が入ってイマス。

安心して見守りマショう。」


モニターの中には白いツナギを着た文字達と何故か羽衣を纏った女神風のウボ=サスラが緊張した顔で映っていた。


ダ「無知村さんの上腕静脈に侵入成功しマシタ。脳に向かい発進シマス。」


今、7名の命知らずを乗せて風変わりな航海は始まった。

求める物は友人の平穏

賭ける物は己の命……


あ「文字クン!遊んでないで真面目にやりなさい!」

文「なんでバレた?」

男「指令室に筒抜けだったのか……」

はい、そういう訳で始まりましたミクロの決死圏編でございます。

サブタイトルの風変わりな航海は原題 Fantastic Voyageの直訳に過ぎません。

では何故幻想的な航海にしなかったか……たぶんこいつらなら幻想的なの台無しにしてくれるだろうと。

さて次回は こいつ攻撃してきたぞ?

第67話 因子バスターズ お楽しみに。

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