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やまぐちブックストアダイアリー  作者: 着ぐるみ人形あき
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第65話 膨れ上がる人

 不「あれ?エリンギ育った?」

ヤ「乳か?乳なのか?」

不「落ち着いてセンパイ。

それなら太ったって言うっしょ?」

無「やっぱりジーン星人の目は騙せマセンね。

2センチ伸びまシタ。」

不「なら良いけどあんた気を付けなさいよ?マスタージャンボの因子はまだ眠って無いっしょ?」

ヤ「不真寺、何それ?」

不「エリンギ達マイコニッダーは突然変異でマスタージャンボって形態になるんすよ。

形そのままで40メートル程の巨人に。

これがみんななるわけじゃ無いからわかんないんすけど、古代の防衛システムとか言う学派も居て面白かったっすよ。」

夜「しかしそれだけ大きければYBRAの客寄せに使えないか?」

不「体重が3万トン位になるっすよ?ビル壊れるっしょ。」

夜「一応曹長閣下に報告しといた方が良いな。

何事も無ければそれが一番いいんだから。」

不「姐御じゃないんすか?」

夜「ああ、少佐殿はかなり広範囲な任務らしいが曹長閣下達はこの街中心の防衛任務らしいからな。」 


放課後……無知村エリの身長は2メートルに達していた。

で、煮華に連れて来たのだが……


文「……何が起こったんだえ?」

マ「円……説明を頼む。」

夜「今朝は2センチ程大きくなってたらしいんだがそれが……」

ヤ「昼休みに熱っぽいと言って保健室に行って……帰宅時にはこう……」

博「とにもかくにも良く(ここ)に連れて来てくれた。」

不「おじさん、これたぶんマスタージャンボ因子が活性化したんだよ。」

男「何それ?」

不「身長40メートル程の巨人になります。」

文「ウルト〇マンか!」

男「巨人獣か!って不真寺ちゃん落ち着いてるね?」

不「マスタージャンボ因子にゾス777・ガタノゾアの光線当てれば不活性化できるしエリンギも元の大きさに戻るもん。

ただミクロ化できる潜水艇が無いのよね。」

文「ゾス777・ガタノゾアとは何ですかね?」

不「マイコニッダーで普通に売ってる傷薬代わりの治療用の光線銃。

あたいの宇宙艇に5つほど置いてあるよ?

だから後は潜水艇とミクロ化光線砲なんだけどエリンギの家の大きな円盤なら潜水艇以外は有ると思う。」

ダ『話は聞きマシタ。ミクロ化光線砲は轟沈にも在りマス。』

文「今度はミクロの決死圏か……」

男「今度はインナースペースか……」

廃「今度は吸血魔団か……」

文「廃油……よくそんな古い漫画知ってるな?で、行くのは……」

不「あたいが行かないとマスタージャンボ因子わ~んないっしょ?」

男「この日の為にスキューバと船舶免許は持っている。」

テ「モジが行くなら行く。」

廃「テケリリに同じ。」

ダ『メカの操縦は任せてクダサイ。』

文「みんな頑張ってね?」

男「固定メンバーが何言っとるか?」

不「おじさんはテケリリちゃんと廃油ちゃんの付属品だからね?」

ダ『艦長ならやれマス。』

テ「モジに浣腸するの?イチジク持ってくる?」

廃「テケリリ……嫌われても知らないぞ?」

テ「練習はしてるよ?天怒りて非道を断つ!臨兵闘者皆陣列在前……」

文「よし判った、テケリリ、それ忘れなさい。」

テ「七つの直腸を破壊して……」

文「破壊されるのは()の尊厳だけだから……」

廃「クマみたいな外人のおっさんがヨダレ垂らしながら喜んでたけど?」

文「班長は一発殴らねばなるまい。」

男「で?誰が戦闘力皆無だと?」

文「俺っ!」

博「それはお前だけの評価だ。」

廃「普通にティンダロスの雑種いなしてたしね。」

ダ「だいたい艦長が勝てると言ったら勝てマスよ?バーニア無しで対艦戦闘制しマシタし。」

文「あれ?ウボ=サスラ様(お義母さん)潜水艇作ってないかな?」

ダ「轟沈に問い合わせマス……イ号とUボート、レッドオクトーバー、ノーチラス号、シービュー号、スティングレイ、スカイダイバー、プロティユース号、サンダーバード4号、ガメラの万博潜水艇ならすぐ使えるそうデス。」

文「あの人本当に戦争したいのかな?」

男「でも武装の無いのも混ざってるぜ?」

“話は聞いたわ!早くマイコニッダーの子連れて来なさい!

南極(こっち)だとマスタージャンボ因子阻害する放射線出してる鉱石有るから。”

不「地球に鬼石(ゴーントナイト)在るんっすか?」

“正確にはまだ無いわよ?ミ=ゴのリーダーに連絡したら持ってきてくれるって言ってたわ。

ヌガーとか言ってたっけ?あのマイコニッダーが病気ならすぐ届けるって張り切ってたわよ。”

文「ではこちらも向かいます。

十六夜さん夜叉丸借りますね?でんでんと伸び縮み、店頼む。」

無「んだぁ~。」

不「おじさん!エリンギ頭が回らなくなって来てる!急ごう!夜叉丸!センパイ!エリンギに話しかけて!」


で、転送装置を潜り抜けると……南極ショゴス達が待っていた。


「親分、お待ちして居りやした!」

「さぁ、乗せて下せぇ!」

廃「松五郎に辰五郎!君らも居たのか?」

「お?お前バカモノか?親分歩かしてんじゃねーよ?」

文「いや俺は大丈夫なんでその子を運んでやって下さい。」


松五郎と辰五郎はリヤカーっぽく変形する。


松「お嬢ちゃん達はこっちに乗って下せぇ。」

辰「親分とお仲間はこちらへ、ささ……」


普通に岩壁の隙間をゆっくり降りると思っていた全員は度肝を抜かれる事になる。

松五郎と辰五郎はジェットコースターの様に岩盤を滑り降りて行ったのだから……

ギャアギャアと全員が絶叫する中……


辰「親分は叫ばないんですな?」

文「え?君らが事故るとも思え無いし……あ!サービスでやってくれてるんなら叫んだ方が良いかな?」

松「親分はなかなかの大物ですな。

結構フネのお嬢さん達もキャアキャア言ってたんですが。」

文「さてはそれ楽しんでたな?悪い奴だなアハハ。」

ダ「きゃははははは!行け~!飛ばセ~!」

松「お…お嬢ちゃん座ってて下せぇ。」

文「ああ松つぁん、その子ロボットのパイロットだから大丈夫だよ。

ダイショちゃんもきちんと座っててね?」

ダ「ハーイ。」

辰「あ……ちゃんと座ってくれた……」

松「親分本当に地球人なんすか?」

文「君らも地球人だからね?」

はい、やりたかった事はミクロの決死圏です。

松五郎と辰五郎は無法松と喧嘩辰で俥夫のイメージで出しました。

さて次回は いよいよ無知村さんの体内へ

第66話 風変わりな航海へ  お楽しみに。

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