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やまぐちブックストアダイアリー  作者: 着ぐるみ人形あき
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第61話 FCMレブン

 あ「さてなのちゃん、イタリアまで密航した理由は?」

な「お母さんをたずねてジェノバまで行きたかったの。」


なのちゃんは轟沈に着いてすぐえびちゃんによって縛り上げられ木の板の上に立たされていた。

ファンクラブのメンバーは現在寝静まっている為擁護は無い。

絶対絶命のピンチ(?)である。ただし外でやればだが……


ダ『何故暖房中のブリッジでこんな事ヲ?』

え「ノリでやりたかっただけなんだろう。放っとこう。」


プルルルル プルルルル プルルルル

房『ハイ セラエノ書房でございマス。』

書『書店デス、あざすさんとなのちゃん居ますカ?』

房『ちょっと待ってネ?あざすさん書店からデス。』

書『あざすさん、なのちゃんのコーナーについて質問しタイと言うお客様がいらっしゃいマシタ。』

あ「はいすぐ帰ります。」

な「ではなのはこの辺で……」

あ「あんたも帰るの!」


あざすさんとえびちゃんがなのちゃんを連行する感じで書店に着くと……


「あ~!にゅーはーふのお兄ちゃん。」

な「はっはっは、なのの事はお姉ちゃんと呼ぶの。」

え「子供に何教えてんだこいつは?」

な「この子はよくなののコーナーの本を見に来てくれてる子なの。」

あ「成人書籍の?」

な「入口に隙手間辺りの漫画を集めてるの。」

あ「返本数足りないと思ったらこいつは……」

「ねぇお姉ちゃん、もっと本増やさないの?」

書『ごめんなさいデス。

もっとお客様のニーズに答えて面白い本を増やさないとデスね……』

な「なののセンスは間違ってなかったの!

なのが面白いと思った漫画はこういう小さな子にもウケるの!」

え「なののセンスがねぇ……うつけクリニック見てる限り欠片もねぇんだけど。」

「違う!おもしろいじゃなくてよんでてつまらないまんがをもっと見たいの!

例えるなら嘘つき鬼嫁ちゃんがコワいとか隣のエイリアンとか極道家庭教師うんこちゃんとか読んだ後になんでこんな無駄な時間をと思えるくらいのを!

ゲロの嫁とか後輩がちっこい先輩の話とかメイドさんは田中唯とかそんな感じの!

あ!パンフレットのうつけクリニックみたいな感じで。」

書『そっちデスか?』

あ「ああ……もしやこの子FCM(ファッキンコミックマニア:クソ漫画愛好者)か……」

え「よかった……俺やコニーの漫画の題名出なくって……」


なのちゃんは真っ白に燃え尽きていた……

そこに寝坊助コンビとファンクラブが……


二「さっきまで寒かったのに?」

ブ「南極だったからね。日本で夏ならあっちずっと夜よ?」

博「おや?コマでけぇなさん所のカラス(レイブン)ちゃんではないですか?」

C「お前やっぱり逮捕されてたほうがいいと思う。

なんで幼女に知り合い居るんだよ?」

博「彼女はFCC(ファッキンコミックサークル)コマでけぇなの代表の一人なんだよ!」

男「お嬢ちゃん、ここは危険だ。特にあの眼鏡は幼女愛好家でね……」

文「ごめんねナインカさん五月蠅くて。」

ナ「いえいえ……ってレブン?なんでやまぐち書店(ここ)に?」

レ「お姉ちゃんこそ?」

ブ「レブン……素晴らしい名前だね、雄大さと繊細さを合わせ持ついい名前だ。」

二「え?どうしたのお姉さま?」

文「本名がリシリーだから反応しただけだと思うけどなぁ。」

な「利尻礼文サロベツ国立公園なの!」

え「思い付いた言葉言ってんじゃねえよ。」

ブ「そう!サロベツとは葦原を流れる川つまり大自然の恵!あたしたちが守るべき未来への……」

あ「なのちゃん……やれ。」

な「イエスマムなの!」


一見羽交い締めに見えるがその実二の腕をブブラに噛ませ血液を流し込む事で瞬時に大人しくするなのちゃん(生物兵器)だけの必殺技である。


二「……凄い止め方してるのね……」

文「ある意味ブブラちゃんの吐き気だけで終わる人道的な止め方だよ?

ちなみに俺達はブブラちゃんが泣いて嫌がったんでなのちゃんに頼んでるんだ。」

ブ「おぇ……またやってしまったのかあたしは?」

え「ブブラ……お前の北海道推しはもう取り繕えないと思うぜ?」

二「大丈夫!あたしがお姉さまを救います!とりあえずあたしをマシューと……」

な「マ⚪コ畑とかクサイ穴がお勧めなの。」

文「そりゃ青森県だ。ってかニーナちゃんは新冠とか西興部村とかも有るんでゆっくり考えなさい。」

レ「お姉ちゃんのお友だちいろいろ知ってる割に馬鹿な話しかしてない……?」

ナ「あ!えびちゃん先生、日本吸血鬼奇譚のネーム明日までにできます?」

え「やってみます。」

レ「え?この人『遊星からの野生児』の谷沢海老先生?ではこちらは?」

書『なのちゃんはパンフレットに「うつけクリニック」描いてマスよ。』

レ「ほえ……」

え「あとは『惑星娘』のコニース・Kがたまに居るよ?」

レ「お姉ちゃん!なんで言ってくれなかったの?」

ナ「漫画家の存在はトップシークレットなのよ。」

レ「じゃあ隙手間塗例巣は?」

あ「あいつ居なくなったから『隣のエイリアン』2巻はファンクラブにオファー行ってるわよね?」

男「手書き部隊がネーム集めて描いてるよ?あいつの作風に似せるのが大変みたいだけどな。」

文「なんで2巻出るんだろう?」

ナ「丸川が1巻って印刷しちゃったからだって。

あと2巻は隙手間塗例巣と特別戦車隊名義になるんだって。」

文「そのお陰で俺はオチと内容のない最終回考えなきゃならなくなった。」

テ「ヴォルヴァドスに渡す前に描かせばよかったのにね?」

文「あの時は綺麗に忘れてたからなぁ……適当な宇宙人出して殴り合いさせて終わるか?」

ナ「何ですかその本当に豚が描きそうな最終回は?」

レ「引き渡したって何かしてたの?」

あ「してたの?」

文「こらそこのアザトース……アメリカで新しい麻薬が作られていて、それを日本に入れようとした。

んで向こうの麻薬取締官のヴォルヴァドスっておっさんに逮捕されて行った。内緒だぞ?」

レ「ああ、なるほど……線の汚さは麻薬中毒だったのね……納得しました。」

男「あの口からでまかせは凄いな。」

C「それで整合性確保してるのがな……仕事何してるんだろう?」

文「お前らと同じじゃ!」

この話が本来書店ちゃん誕生日に出す予定で考えていたものです。レブンはその時限りで書店ファミリー入りもどうしようかと……

ちなみにコマでけぇなは普通のクソ漫画愛好団体でファンクラブの様に組織と繋がってはいません。

今のところは……ですが(スパイ一族のレブンが堅気のサークルに入るかどうか……)。

さて次回は 無知村に預けた不真寺はどうしてたか? 第62話 サークル「地球征服」 お楽しみに。

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