第X話 書店ちゃんの誕生日
普段より短い特別編の短編でございます。
現在未登場のキャラも数名名前だけ登場しております。
自分の指先も見えない闇の中に書店ちゃんは居る。
上下すらあやふやになる濃厚な闇……だが闇の先にともしびが灯り、闇は光に駆逐されていった……
「「「「書店ちゃん誕生日おめでとう!」」」なの。」
「え……ここはどこなんデスカ?さっきまで間蔵島でミステリアスな美女が……」
「それは明日の話でしょ?今回はお誕生日特別話で全ての時空から隔離されてるのよ。このケーキは母からね。」
「でもさすがにヤマナメちゃんや斉藤さん、ブブラちゃんに無知村さんは呼べなかったなの。ノベライズ担当の頭が沸騰するなの。」
「してもいいんじゃね?あいつスレのファンアート見て(深淵からの襲撃、SOSやまぐち書店)って話書こうとしてたぜ?」
「それえびちゃんの漫画の題にするみたいだよ?XOXOがこの前吸って来たから。」
「そう言うコニーのモデルさんは本当に漫画家さんなんだよな……この14日にXOXO漫画発表らしいじゃん?」
「ん~、多分つぶやいたーになると思うけど……」
「そう言えばよくスレに出るタヌキくんはレギュラーにならないのかしら?」
「手書きされてるおかっぱのタヌキ人形ならノベライズ担当の別作品のキャラクターなの。」
「いやそっちじゃなくて顔ももふもふの獣人の……」
「通称バイド(仮名)くんだな、バイドくんもモデル居るからなぁ……」
「そっちのモデルもプロの漫画家だね。」
「と言うかこの話に男は要らんって意見が多いの。男根成分が枯渇してるの。」
「なのは男だったと思うが?」
「なのはえびちゃん専用の肉便k……」
唐突な落雷がなのちゃんを襲う!後にはアフロヘアーのなのちゃんが……
「年齢制限に引っ掛かる言葉はNGの様でスネ。」
「多分ノベライズ担当はなのを愛しているなの。無駄に年食うと愛情表現が歪んでエスエムに……」
落雷3連、Gジャンが少し焦げている。
「なの!……おいなの!……返事がない、ただのバカのようだ、シネ。」
「倒れた仲間に何言ってるなの!」
「なんか立て札が出てるんだよ、ほれ。」
「この部屋……物理法則が仕事してないなの!」
最初に気付いて無かったんかいと誰もが思ったという……
「こんなこともできるわよ?」
あざすさんが指を鳴らすと全員がメイド服になった。
「へ~。んじゃあたしは……」
コニーが手を叩くと浴衣姿に、えびちゃんが口笛を吹くとハロウィンの扮装に全員が変わる。
「良いこと聞いたなの、それじゃ……」
なのちゃんが手を叩くと……
ブブーッ!ブザーが鳴り……何も変わらなかった。
「全員全裸は無理だと言うなの?」
「やっぱりそんなこと考えてやがったか……」
「しかしどうやって元の世界に戻るのかしらね……あら?XOXOちゃんどうしたの?」
XOXOがDrink meと書かれたポットを気にしていた。
「ふ~ん、不思議の国のアリスパターンか、んじゃ書店ちゃんのお誕生日会始めましょう。」
なのちゃん、えびちゃん、あざすさんはビール。コニーと書店ちゃんはジュースを手に取った。
「それじゃみんな……せーのっ!」
「「「「「かんぱ~い!」」」」」
XOXOも鼻を伸ばしてみんなの真似をしている。
願わくば彼女らにこの平穏が続きますように……
「何不穏な事言ってるなの?」
「ノベライズ担当の台詞は信用できないんだよ。」
「コスプレの回もちゃんと作るのよ?」
「XOXOをもっと活躍させてね。」
「店壊さないでくだサイネ?」
いやちょっと待てあんたら!ナレーションになぐりかかろうとするんじゃうわぁぁぁ!
「ゴミそうじ完了、次は本編でお会いしましょうね。」
「あざすさん、本編まで24時間足らずなの。」
「大丈夫よ。そこのゴミがもう書き上げてるから。」
……このあとは本編をお楽しみください……ガクッ…
特別編、如何だったでしょうか?
最後に筆者がリンチに遭ってるのは書店ちゃんの誕生日を忘れて本編を前後編にした反省からでございます。
心優しい彼女達にあるまじき行動ですが対人行動ではないということで何卒御容赦の程よろしくお願いいたします。
明日は第4話 書店員達、島へ 後編
お楽しみに