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やまぐちブックストアダイアリー  作者: 着ぐるみ人形あき
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第125話 狙われた防衛軍

 「何ですって?」

「あざすさんあまり大声出すと僕ちゃんの精神波ジャミングから飛び出すから注意してね。」

「伸び縮みのジャミング無効化するとはなんて強力なヒステリー……」

「文字くん茶化さない。

今日司令から言われた所だったのよ。

小学校の方は?」

「じゅんが残って昭和中佐(さん)ガードしてます。

ブラウンジェンキンでも可愛い個体なのが幸運でした。」

「他のはああじゃないの?」

「キザイアメイスンのはおっさん顔で汚い声で喋る悪魔の使いみたいなネズミだと記述されてます。

あいつは栗鼠メインの魔獣だけど他のはドブネズミメインだから。

たぶんナイアーラトホテプさんの趣味だと思うんだけど。」

「ドブネズミだったら撫で回して即堕ちは無理だったわね。」

「ではここであの時の撫で方を再現してみよう。」

「廃油!あたしが先!」

「いや……じゅんに化けるのは良いけど大きさが10倍程違うんだが?」

{あんたら何してはるのん?}

「お前が宇宙食のバナナチップ食いながらモフられてたの再現しろと……」

{けったいなコミュニケーション方法やな。}

「お前も喜んどろうが?ほれこちょこちょこちょ……」

{やめんか!指食いちぎるど!やめ……やめろ言うとんのに……ああニャル様、じゅんは汚されてしもうた……」

「貴方か弱いリスになんてことを……あら?」

{せんせぇ……こっち見やんとって……}

「この子はなんで撫でられると18禁感出すんだろうね?」

{この……テクニックは……ただ者やない……}

「いやそうでなくて!

文字さん帰り際に言ってたでしょう?」

「それ残念ながら確信に変わりました。

あざす少佐が今日司令から本部の大掃除を頼まれたそうです。

あと泣き言くんはおそらくイスによる催眠状態です。

じゅんが居る以上それ以上に攻撃はしてこないと思いますが。」

{なんで?}

「お前ナコトが憑依してただろうが?

あいつあれでもイスの偉いさんだったんだぞ?」

{なのはんに憑依しようとして発狂しかけとったけどな。}

「地球攻撃隊長だったんだよ。

アホウ以外とは口もきかなかったけど。」

{命令違反やらなんやかんやでけっこう要らん子扱いやったけどなぁ。

それより泣き言くんはトーキョー先生によぉ呼ばれてんのなんで?}

「「「「「え?」」」」」

「先輩、トーキョーって誰です?」

「そんな名前の教師は……品川先生かな?」

{みいめが校長先生の次に偉い先生やって……}

「それはたぶんトーキョーじゃなく教頭だ。」

「先輩、教師全員防衛軍じゃなかったの?」

「半分近くの教師と教頭は一般採用であそこが実験施設って知らないわよ。」

「超能戦士養成学校なのに?」

「堂々としてれば意外とバレないわよ?」

「堂々と喋るリスが学校内練り歩いてるのは良いんですか?

とりあえずCGに教頭洗って貰おう。」

「教頭派で3人程ついでに洗って欲しい教師が居るけどね。

相手が宇宙人ならどうするか……」

「イスの評議会に話付けましょうか?」

「だんだんこの人人間に思えなくなってきた……」

「文字くんはそういう人間です。

納得してください。」

「あざすちゃんも人間に見えなくなってきたんだけど?」

「昭和先生、あざす少佐(さん)は元々人間じゃないです。」

「地球人だ!風評流してるんじゃない!」

「万能なる魔皇の巫女なんだよね。」

「その前から夜な夜な蛇女に変身して台戸公園のアヒル襲ってるとえびちゃんなのちゃんから情報が上がってますが?」

「1回しかしてないわよ!」

「1回でも蛇女に変身したって……」

「昭和先生、そもそもこの世に不思議な事など何もないのですよ。」

「一人びっくり人間大集合が言うな!

ほらショゴスのみんなも頷いてるじゃない。」

「ああっ……お前たちまでそんな……」


崩れ落ちる文字、だが……


「ちょっとみんな、文字さん落ち込んじゃったじゃないの。」

「「「あズンズンズンズンズンズンズンズン ショゴスの親分。」」」

「先輩、こいつこのネタやりたかっただけだから……」


昭和は目を輝かせて……


「それは伝説のバラエティー番組

『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』で故小松政夫さんがしていたという……」

「ええ、残念ながらみいめちゃんが居るんでしらけ鳥音頭は封印してますが。」


昭和バラエティーを愛する二人は固く握手をしていた。


「そこ、何の握手だ?

おかしな連帯感出すんじゃ無い!」

「そう言う訳で泣き言くんがかなり怪しい位置に居ます。

我々もできるだけフォローはしますが……」

「なるほど、彼だけじゅんちゃんを触ろうとしない理由はそれですか。」

{強引に元の話題に戻しよったな。}


ブラウンジェンキンはまだ染まってはいないようだ。

廃油と伸び縮みの目が不気味に輝いた気もするが……


「あとこの伸び縮みはテレパシーの達人ですのでどうにか教室に居られないかなと……」

「宇宙服教室の後ろに常設展示しておいて中に入ってもらうのは?

伸び縮みさん粘体生物と言うことなんで出入り簡単でしょうし。」

「透明化や光学ステルスも持ってるからなぁ、伸び縮み頼める?」

「僕ちゃんにお任せ、緊急時は廃油やテケリリに連絡すればいいね?」

「あとバックアップに2~3名付けていいからね。」

「その時その時で陸戦向きや隠密行動向きに入れ替えた方がいいんだけど……」

「それはおんじやシンバッドに話通しておくから伸び縮み班として学校防衛頼みたい。」

「一応真面目に考えては居るのね。」

「敵を叩く時は現有最大戦力で!

残念ながら航宙艦隊は出せませんが……」

「出すな!地表がガラス化するわ!」

「しかしこうなるとレブンちゃんも居ればもっとガードしやすいんだけどなぁ。」

「レブンちゃん?もしかしてレブン・ロスハート・ボンド?」

「苗字は知りませんがMI6(サーカス)の最年少エージェントです。」

「あの……変な漫画好きな子でしょう?

高等部の漫画同好会「コマでっけぇな」だったかな?

のマスコットやってる……

隣のクラスの子よ?今イギリスに帰っているけど。

スパイだったのあの子?」


私立アルカディア学園、いろいろとガバガバな超能力戦士育成学校であった……

 また名前が出ました謎のサークル「コマでけぇな」何回か敵方の隠れ蓑として使おうかとも思いましたが元ネタが有るとなかなかやりにくい物です。

さて次回は……ついにパレンケ完成!

第126話 レブン救出 お楽しみに


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