第121話 みいめとつぐつ
『なんか雛祭りのあと位から月で遊んでた気がしマスネ~。』
『オ姉チャン、ヨッポドコノ3日ホド楽シカッタンデスネェ。』
『はい。
広告用飛行船タイプを全長100メートル強に作ってもらえるらしいデスよ。』
「一応宇宙戦闘艦ですよ。」
「肩にタコとネズミ乗せた変態が来たの。」
{その言い方ではわしの飼い主変態って聞こえるんやけど?}
「冒涜的な大阪弁で喋るネズミの飼い主は変態だと思うの。」
{一遍ちんちん噛んだろか?}
「ふっふっふ……Welcomeなの!」
「病気になるから止めときなさい。
なのちゃんも普通に店内でパンツ脱ぐな。」
「なのちゃん、じゅんの言う噛むは文字通り齧るの意味なんだけど解ってる?
あとこいつの歯はカッターナイフ並に鋭いけどいいの?」
「なの品出し手伝って……あれ文字さんその子出所したの?」
{わしは参考人の歩く証拠物件なんで記憶チェック後すぐ解放されましたんや。}
「ウルトラの星ってどんなだった?」
「えびちゃん、それはコニーちゃん居るところで聞いたら?」
「その前に漫画にしたいんだよ!」
{あれ単に銀河警備隊本部やから地球の警察署と変わらんで?
売店でウルトラマンレプリカの宇宙服売ってたけどな。}
「ありゃ宇宙服だったのか……」
{おっさんが思ってるのは個人宇宙船やな。
普通に生物が手ぇから光線なんか撃てるはずあれへんやろ?
羽も無いのに空飛んだり。
ありゃスキンタイトスターシップなんやで。}
「文字さんおっさんって呼ばれてるなの?」
「不真寺もこいつもお兄ちゃんと呼んでくれない。」
「おじさんすいません、この辺にマザストップってお店が有ると思うんですが……」
「あはははは。
通りすがりのお子様たちにもおじさん呼ばわりなの。」
「はいはいちょっと待ってね?
あざすさんどこ行ったの?」
{おばちゃんトイレとちゃうかな?}
「今頃は便秘3日目のかったいんこをひり出してると思うなのほぉっ!」
「誰が3日目だ!あたしみたいな美少女はんこしないわよ!」
{20歳越えて少女って無理有るんと違う?}
「ってかんこしないって楽しみの一つが無くなっている様な。」
「文字さんやっぱり変態だったの!」
「令子姉ちゃん?
防衛軍どうしたの?」
「実は防衛軍の仕事の一環なのよ。
あら?二人だけで来たの?」
{ああおっさんがわしのトイレ弄ってるのって趣味やったんか。}
「だぁ~!お前らはいっぺんに喋るな!」
「ペットのトイレの始末は飼い主の義務だぞ?
ところでこの子達ってやっぱりあざすさんの知り合い?」
「神社の跡取りの継都くん、そっちのツインテールが美維萌ちゃん、両方あたしの親戚なんでなのちゃん要らんことしない様に。」
「お……おじさん、そのネズミ喋ってた様な……」
{わしは伊勢の妖怪で食い物を供えてくれると幸せをもたらす者じゃ。}
「適当言うな宇宙妖怪!」
「今度は1つ目の幽霊が……」
「あのおじさん防衛軍妖怪課だから……ほら怖いの居ないでしょ?」
「妖怪……それはこんな顔かえへぇっ?」
テケリリのエルボードロップ!
「あほは要らんことすんな!」
「テケリリこそすぐに単眼になるんだから……イテテ。」
「廃油……今のは俺もカバーできんぞ?幼女二人を脅かすとか……」
「え?片方なのちゃん趣味の男の子でしょ?」
「廃油、明らかに未成年がなのちゃん趣味ってやばすぎるぞ。」
「服だけだよ?全裸で散歩したりはしないと思うよ?
しないよね?」
「この格好は厄除けで……その……」
「みんな言わなくてもいいなの!
化粧を覚えると女の子より美しくなれるの!」
「あ……性天使にロックオンされた……」
「なのっ!小学生に何を言っとるか!」
「あそこは今激戦地だからこっちに避難しておいてね?」
「継都がまだあそこに……」
「とりあえず貞操以外の危険は無いよ?」
「継都の童貞が紙屑の様に捨てられると?」
「いやそれも大丈夫だと思うんだけど……主に性癖が破壊されると思うんだ。」
「新しい変態の予感!」
「ああ……イゴーロナクまで来たよ……」
「同士なのさん、しばらくどこか行ってました?」
「ちょっと月面基地までちんちん出しに行ってたの。
これ機密だから言っちゃダメなの。」
「普通に言うんじゃねぇよ!」
「とか言ってるこのえびちゃんなんかちんちん出したまま地球と月往復したってダンコンマンさんが言ってたの。」
「皆さんの積極的な変態活動にはこのイゴーロナク脱帽です。
おやこの子は……女装の上六尺ふんどし着用ですな?
実にマーベラス!」
「あの顔色悪い太った人は?」
「あれは背徳と倒錯の邪神だよ。」
「邪神!?」
「大丈夫だよ?比較的無害だから。」
「実はね、あざす少佐はその邪神の総大将と知り合いなんだよ。
だからここに居る限りは邪神が守ってくれるんだよ。」
「継都に教えなきゃ!人見知りですぐ泣くから!」
“継都、大丈夫、令子姉ちゃんは妖怪の偉い人。”
「おお!テレパシー使える地球人初めて見た!」
「ご主人自分が地球人だって覚えてる?」
「最近自信が無い。」
{宇宙生物に囲まれとるからなぁ。}
「男根さんとかなのちゃんとか?」
「テケリリ、それ宇宙生物より濃い地球人だから。
むっちーとか不真寺ちゃんとかいるでしょ?」
「廃油もわざとマイルドな宇宙人挙げてるでしょ?」
「その中で一番濃いのは?」
「モジ!」「ご主人!」{おっさん!}
リトルは肩の上で文字を指している。
「この方本当に地球人なんですか?
どこぞの有名な妖怪の化身とか……」
{実は伊勢は志摩の大妖「尻こぼし(小法師とも)」で男女問わず尻の穴を広げて壊してしまう妖怪やったんです。}
「なのちゃんが?」
{今はおっさんの話をしとる。}
「ブラウン・ジェンキン、今の話は本当ですか?」
「イゴロさん……このクソネズミの戯言を信じないように。」
「でも志摩の尻こぼしの伝説は本当に有るんだよね。」
「水死体の括約筋が緩んで尻の穴広がるだけで河童の尻子玉と同じ理屈なの!」
「ぴえん……必要以上に妖怪に詳しいよこのおじさん……」
「その呼び方は変わらないのね……
ところでこの二人をどうするんです?
あざす少佐の養子にってんなら協力しますが?」
「なのの愛人として……」
「世界が許しても俺と児童保護法が許さん!」
「細かい事は明日説明するから落ち着けなのえびコンビ並びに人外の皆さん!」
つぐつくんとみいめたんはタイプミスから産まれたキャラクターです。
気のいいスレ住人があれよあれよという間にキャラクターにしてしまいました。
実はみいめたん21歳のブティック店員設定でしたが……つぐつくんとのバランスをとるのに10歳の小学生になっております。
あとクラスメイトでことなひのかってのも登場待ちでございます。
誤字が増えたらともだち増えるね
楽しい仲間がポポポポーン
みいめやつぐつ達はこのCM解らないのか……
さて次回は ああやっぱりな
第122話 サイキック少年団 お楽しみに