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やまぐちブックストアダイアリー  作者: 着ぐるみ人形あき
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第120話 醜いネズミの子

 「トカ言イツツげーとハふるおーぷんシテルノネ。」

「3番はなのちゃんの手当するって言ってたから来ないでしょう。

来たら全面戦闘になりますから。

レブン、ナインカ、ダンコンマンは特製宇宙服着てるんで乗り移れません。

書店ちゃんやなのちゃんも奴は乗り移れないでしょう。」

「ナンデ言イ切レルナノ?」

「先生と精神交換した時にイスの精神寄生条件についてかなり詳しく判ったからね。

あとあざす少佐(さん)、ブラウン・ジェンキン見なかった?」

「北二拉致サレテタあめりか人?」

「いやジェンキンスさんじゃなくて、俺セラエノに飛ばされた時のネズミ。」

「あざとーすガ怒ッテタいすノ何トカガ入ッテタねずみナラ覚エテルワヨ?

丁度ソコニ居ルヨウナ……」

{姐チャン食イモノワケテクレヘン?}

“廃油、捕まえてくれ。”

{待ッタ!ワシ抵抗セェヘンデ?

ソッチノ兄サンしょごすますたーヤロ?

なことノアホガ逆恨ミシトル……}

「ナコトが敵に回ったんだよ。」

{アイツ元々地球ノ敵ヤデ?あざとーす様ノ保護惑星宣言無視シテコンナコトヤットルシ……にゃる様二会イタイワ……}

「ナコトに憑依されたくないと?」

{アンダケ性根腐ットルいすモ珍シイデ?}

「そうか……今宇宙食位しか無いけど食う?」

{イタダキマス。兄サン名前ツケテモラエマヘンカ?}

「んじゃじゅんでどうだ?」

{オオキニ、ジュンは兄サン二忠誠ヲツクシマス。}

「気にするな、ナコト捕獲の為だからな。」

「また増えた……」

「でもテケリリ、尻尾の太い人面ネズミとかかわいいじゃない。」

{ワシりすべーすヤカラぶらうん・じぇんきんノ中デモカワイイ方ヤト思ウケド?}

「カラーリングは銀狐なんだけどな……特に尻尾。」

{ソレニツイテハ製造責任者(ないあーらとてっぷ様)二言ウトクレヤス。}

「廃油!色で考えるんじゃありません!

既にペット枠にアルマジロとタコが居るのよ!」

{あるまじろト……たこデッカ?}

「リトル、ご挨拶!」


オッスとばかりに短い足を1本上げる緑の子ダコ。


{兄サン……コノ方くとぅるー様ノ分身デハ?}

「うん、九鶴さんにもらった。」

{モシカシテあるまじろッテノモドコカノ邪神ノ……}

「イグの跳ね返りがヴァチカン狙ってその時保護したただの吸血アルマジロだよ?」

{1ツ目ノ姐サン……それ既二普通ヤナイデ……ッテカいぐモ知リ合イトカ地球手二入レルツモリダッカ?}

「んな邪魔臭い事する気無いよ?」

{……兄サンにゃる様ト似タ様ナ性格シテマンナ。}

「自覚は無いけど?」

「アア……文字クンナンデ実動員ヤッテルカ解ル?」

「引っ掻き回すの得意だから?」

「ソレヲ自覚シナサイ!」

{完全二にゃる様ト同ジヤナイカ!}

「君も理不尽な生命体なの忘れない様に。」

{理不尽……ワシガ理不尽……}

「ネズミちゃん虐めちゃダメ。」


バシッ!


「何ノ音?」


「ナコトの精神体がすとろんがに弾かれました。

現在なのちゃんに侵入中。」

「なのちんちんなのなのちんちん

なのちんちんなのなのちんちん♪」

“廃油!歌ってないで出てきた所を捕獲!”


あの女は何故か弾かれてこいつの頭の中は性器しか入ってない。

これでは気が狂ってしまう……最悪もう一度ブラウン・ジェンキン(ネズミ)に……

「とか思ってるかも知れないがそうは行かんぞ?」

「パクッ!ご主人捕らえた!」

「九谷さん呼ぶからしばらくこのままで……

もしもし九谷さん?文字ですけどイスのテロリスト精神体で捕まえたんですが……はい5分後に。

九谷さん飛んでくるって。」

「旧神に丸投げか……」

「テケリリ、こんなの地球人類にどうこうできるか。」

「どうこうした癖に。」

{残念ヤッタノなこと。

オノレノ考エハワシガ全部覚エトル。

光ノ国デ証言シタルサカイ首洗ウテ待ットレヤ。}

「は~いみんな~、もうベースのコントロール室に来てくれていいよ~、悪いの捕まえたからね~。」


ドアの外で倒れていたらしい男根を背負って入ってきたダンコンマンは……


「おいアザトース!

なんで男にまでレオタード着せたんだよ?」

「ナノチャンカナ?」

「男根くんだ!全身タイツで良かっただろうに。」

「全員こすちゅーむハレオタードダッタナノ。

コッチノ方ガスグチンチン出セルカラッテ……」

「「「出スナ!」」」

「こんちわ~、クタニドで~す。」


九谷はウルトラマンっぽい姿であった。


「これ宇宙服なんですよ。

ではナコト引き取りますね。」

「あと罪状はこの子が覚えてます。

じゅん~おいで~。」

{覚エテル限リ証言シマッサ。}

「うわっ!ブラウン・ジェンキンじゃないですか。」

「この子の証言によるとナコトはナイアルラトホテップどころかアザトース様の言うことも聞かず勝手してた様ですよ。

あと九谷さん地球に帰る時に漁協まで連れて来てくれません?」

「解りました。

ナイアーラが喜ぶのは気に入りませんが……」

「九谷さん……モジそれ漁協で飼うつもりなんですよ……

もう名前まで付けてるし。」

「ほう……それなら問題有りません。

じゅん、一緒に光の国まで来てくれるかな?」

{ワシ飛べマヘンデ?}

「大丈夫、運んであげるから。

じゃぁこの子預かりますね。

シアッ!」

「明けの明星が輝く頃銀河に向かってひとつの星が帰って行く……」

「廃油、それはウルトラセブンだ。

今のはウルトラマン見習いのウーターマンクタニだからな?」

「マタ適当言ッテルノ。」

「あの人今度紹介して?」

「え?ナインカさん漁協で会ってなかったっけ?」

「今更ながら宇宙基地が漁協っておかしくねぇか?」

「ガッチャマンの基地は三日月珊瑚礁だし。

ゴレンジャーの基地はスナックゴンからフルーツパーラーゴンに変わったから秘密基地ってそんなもんだと思ってた。」

「あっ!間蔵島漁協って秘密基地だったんだ!」

「レブンちゃん、くれぐれも内緒でよろしく。」

「あのねおじちゃん、口約束だけってセキュリティー弱すぎると思うの。」

「うん、でも結構大丈夫な物なんだよ。」


と文字は不真寺を指差して。


「あの馬鹿が夏休みの宿題で宇宙でのいざこざ書かなきゃな!」

「あ~!やっぱり事実に基づいてたんだアレ!」

「え?あの宇宙戦争マジで有ったことなのか?」

「詳しくは地球防衛軍あざす少佐からお聴き下さい。」

「ア!コラ上司ヲ売ルナ!」

「せっかくのみんなの宇宙旅行スケジュール潰してくれたお礼だけはしとかないと。」

「「「それで怒ってたのか……」」」

イスの刺客編如何だったでしょうか?

自分で書いたことながら結構忘れてる事も多くてあの時何考えて書いてたかなと……

さて次回は お久しぶりの本屋回

第121話 みいめとつぐつ お楽しみに

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