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やまぐちブックストアダイアリー  作者: 着ぐるみ人形あき
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第113話 ルクソール

 「シンバッド~、新しいクルー勧誘できた~?」

「いや~なかなか命知らずの肉塊野郎が多くて……

ゼーゼとセバスがやってたプロレスに興味が有るってのが多いですね。

船乗りはあまり人気無いです。」

「メカ乗り回すの楽しいんだけどなぁ。」

“残念ねぇ……いっそ宇宙機動戦艦ヤマトナデシコってのを……”

「青き獣人SPT(精液トリッパー)なのちゃんからクレーム来そうですね。」

「影に青い獣人 夜の琵琶湖を走る様だね♪」

「廃油、ちょっとおとなしくしててくれ。」

「モジ?SPTってSuper Powered Tracerじゃないの?」

「SPerm TripperでSPTだけど?」

“結構ムチャクチャ言うわね。”

「なのちゃんにはそういう能力が在るようにしか思えないんですよ。

例えば川津なんか繁殖至上主義(どすけべ)だったのに女見る目でなのちゃん見てるし。」

“女の子と思ってるんじゃない?”

「ぼくとご主人何回か全裸のなのちゃん連行してるし川津さんもそれ見てたけどなぁ。

なんなら写真撮ってた事も有るし。

えびちゃんは胸大きいし裸にならないから判らなくても仕方ないけど。」

「いやたまにパーカーから浮き出てるだろう?」

「何を見てるのよ!」

「ナニを……」

「モジ!自分のと同じの見て面白いか?」

「あのなテケリリ、友達ってのは互いにそういう目で見ないものだ。」

「そうなの?なのちゃんは結構そういう目で見てるって……」

「あの性天使の趣味嗜好は知らないよ。」

“妖輔くん……枯れてるわね。”

「放っといて下さい!」

『艦長、クアドリウム轟沈にチャージしマシタ。』

「お疲れさま。

今度から半分近くなったら言いなよ?」

『それとコレ、ハイ・センス少尉の手記デス。

文庫版は廃材さん二、豆本は艦長と廃材さん二1冊ずつプレゼントしマス。

データはもうクリアしましたノデそれらがオリジナルになりマス。』

「ありがとう、必ず渡すよ。」

『ではマタ近いうち二。』

「うん、パレンケやルクソールが新しくなったら来るからね。」

「親方、バロックに次元潜行装置積みやした。」

“じゃあ書房、留守番頼んだわよ?”

「ウボ=サスラ様、何処か行くんですか?」

“やーねぇ、パレンケ作るの見に行くに決まってるじゃない。”

「決まってるんですか……」

“ああ!当然この分体だから倉庫開けなくていいわよ。”

「なぁ文字はん、あんまりそのショゴスとばっかり喋ってたらテケリリちゃんまた怒るで?」

「バカクトゥルー!お前気付いて無いのか?」

「九谷の兄さん、さっき兄ぃと話してたんでっけどこのショゴス他よりゴージャスな感じしまへんか?」

「ウボ=サスラ様に向かってあんた達何言ってんですか?」

“良いのですよナイアーラ。

さぁ、間蔵島にlet's goですよ!”

「次元潜行開始!ネメシスオブバロック発進!」

「ネメシスオブバロック浮上!

次元潜行付けたら岩盤とか通過できるんだね。」

「なんで来るとき使わないのよ?」

「いきなりこんなの涌いて出たらみんなびっくりするからな。」

「しかしのぉ文字はん、今更ながらコレ何処に隠そうか?」

「堂々と神殿の上に展示しとけば?

間蔵島漁協が何かやってる位にしか思わないんでは?

で、操縦士どうするの?」

「メカが濡れるんもグツ悪いしなぁ……宇宙服防水にして水入れようか思てんねん。」

「中海水で満たす訳にも行かないからなぁ……お義母さん何かアイディア有ります?」

“ブルーノア、ブルーノア……え?妖輔くん何か言った?”

「海棲生命体にこの船操縦させるのに意見無いかなと。」

“次元ブロックで数区画水で満たして普段宇宙服着せれば?”

「やっぱりそうですよね……」

「ご主人、もうすぐ着くよ。」

「え?なんで?」

「亜光速で衛生軌道飛んだから。

ウボ=サスラ様が早くルクソール見たい様なんで。」

「なら仕方ない。

ついでにさっきの海賊蹂躙しようと思ってたけど。」

「またすとろんがに怒られても知らないよ?

こんなの持ってるのモジだけなんだから。」

「漁協船着場に着水、次元潜行オフにします。」

「あれ?文字はんこの別嬪はんどなたでっか?」

「え?ああウボ=サスラ様顕現したんですね。

川津さん、ずっとネメシスオブバロックに乗っておられましたよ?」

「そのうち間蔵島(この島)暗黒邪神教のアジトにされたりして。」

「廃油……実質的にはもうなってるよ。」



「おお~!すげぇの乗ってきたな!」

「あれダンコンマンさん……ナインカさんも?」

先輩(あざすさん)がチンコロケットに試乗してこいって。」

「おじちゃん!ぷよぷよがいっぱい居るの!」

「レブンちゃん、彼らはショゴスって知的生物だよ。

ちょっと地下工廠に行くけどお三方、ここからは秘密厳守でお願いします。」


漁協内の生け簀を抜けた先の処理場の隅の部屋に8人が入る。


「お姫様、おじちゃんの知り合いなの?」

「私はそこのテケリリのお母さんなんですよ。」


文字のバッジに反応してエレベーターコンソールが出現し……

そのまま50メートルの地下へ。


「カメラ、録音機その他の記録媒体は内容が破壊されますのでここに置いて行って下さい。」

「なかなかのセキュリティーだな……」

「いや地球防衛軍ならこうでないと。」

「ここから下が見えますよ。

俺たちはちょっと下に行ってきますんで失礼、何か有ればこのシェラハに御用命下さい。」



「おじちゃん……何者なの?」

「あの人は我々ショゴスの地球のマスターなのです。」

「我々?って事は貴女も?」

「はい、この様に……」


どろっと溶けるシェラハ。

うん、やっぱりねと言う表情のダンコンマンとナインカ。

だがレブンだけは目を輝かせて。


「ぷよぷよだぁ~!」

「もしかしたら地球にはマスターの資質を持つ方々が多いのでしょうか?」



「先生~!パレンケはほとんど完成してるんだね。」

「今ルクソールに取りかかってますが……」

“廃材さん、お願い!バイソン付けて!”

「はぁあの……ええっ?ウボ=サスラ様?

空中砲台として設計しておりますが……単発でタキオン砲にしようか連射できた方がいいか悩んでます。

パレンケは残りはエンジンですね。

なので後ろ半分の下側は未制作です。」


車みたいな作り方であった……

今回もお読み下さりありがとうございます。

廃材先生の作ってる船はかなりのデフォルメ形体で全長が短く幅と全高が高いと思って下さい。

って言うかシイラ120メートルだったんだ……分離したら腹下がゴボッと無くなるぞ……

え?バイソンは81メートル?やっぱり移動砲台じゃないか!

等とアホな筆者の叫びがこだましております。

さて次回は エンジン考え直す?

第114話 アストロ勃起号 お楽しみに

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