第104話 新年パーティー
明けましておめでとうございます。
旧年中は当小説をご愛読いただきありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
「邪神旧神寄って集ってなんで南極で年越しそば食っとるのか……」
「モジ~年越しそばおかわり~!」
「あ~!ご主人こっちも~!」
「妖輔くんあの餅はまだ食べないの?」
「ウボ=サスラ様、あれは鏡餅と言って15日に善哉にして食べるんですよ。」
「まぁイゴロちゃん詳しいのね。」
「みんな一口で食わないでくれ。
わんこそばじゃないんだから……」
「ところでマスター、YBWAから言われてたのは?」
「建物はクトゥルーに借りたよ。
内装も島のみんなやディープワン達のおかげで何とかなった。」
「私も手伝いに行ければ良かったんですが……」
「先生にはレーザーペニスとそれに付随する疑似神経並びにその感触を脳内に電気信号として転送する装置をお願いしてたはずですが?」
「後は微調整のみです。
使い捨てにしなくても大丈夫ですよ。」
「2日に間に合えば大丈夫です。
3…2…1明けましておめでとうございま~す!
さぁこのまま宴会になだれ込むでぇ~。」
「というのが7時間前だったよね。」
「廃油と大口がたこ焼きと焼きそばの大食い試合やってたのは覚えてる。」
「ダブルノックアウトで勝者は製造担当になったわよ?」
「その辺はまだ記憶は有るけど……」
「イゴロさん台戸に転送して書店ちゃん一族に挨拶して島で宴会でしょ?」
「ありがとうテケリリ……
あ!先生ついでに轟沈見物します?」
「是非っ!」
イゴーロナク追い返した後の轟沈内部では……
「なるほど……ラムロケットエンジンを姿勢制御装置に使ってメインエンジンは核融合によるタキオンジェット方式ですか……これはパレンケやルクソールの出力が5倍以上になりますなぁ。」
「そんなに上がりますか?」
「今のままだと外装が吹き飛ぶ程度のパワーアップしますよ。
さぁ島に戻って改造致しましょう。」
「ご主人、あの回すやつも欲しい。」
「何ですかなそれは?」
「なのちゃんが書店で回してる粉挽き棒なんですが……これこれこう言った感じの。」
「面白い!
兵器用エネルギー充填に使いましょう!」
「解りました。
けど先生、兵器開発は7日以降になりますよ?」
「できるだけでもわくわくしますぞ。
イスでは基本的にショボいのしか開発できませんでしたしなぁ。
水龍砲など当たった部分の水分を凍結させるとかアホかと。
男のロマンは爆発と炎上もしくは消滅です!
彼の宇宙戦艦ヤマトの波動砲などは素晴らしい!」
「先生、今度宇宙空母ブルーノア観ようね。」
「あれ宇宙に行くの終盤だけだぞ?
って俺達も島に帰るか……テケリリは?」
「九鶴と九谷とナイアーラ呼びに行ったよ。
ほら帰ってきた。」
邪神達はヘロヘロであった……
「ごめんちょっと食べ過ぎて……」
「ワイもや……」
「らり言ってんれふかこの兄弟はぁ~!」
「テケリリ、廃油、強制連行。」
「おんじ手伝って~!」
「モジ「ご主人以外運んでも楽しくない。」」
「そりゃそうじゃろうのう。」
とか言いつつ転移門を超えた先では
『間蔵島深きもの・ショゴス友好新年大宴会』
あ……九鶴と九谷がトイレに走った……
「出してまた食べるのかな?」
「お皿引き寄せ 宴会は
食べてまた吐く ごはんの多さ♪」
「お?今度は海鮮主体かのう。」
「文字さんまたたこ焼き作ってください。」
「おい廃油とテケリリ、これから食うのに出すとか言わない。あと手伝って?
先生、たこ焼きの鉄板無いんで海鮮お好み焼きで勘弁を。
おんじ、ナイアルラトホテップその辺に置いて先生のフォロー頼む。
さぁみんな、宴会第2部だ!リング上げて食え!」
「ってやり過ぎたかな?」
「死屍累々って表現がぴったりだねぇ。」
「モジあまり食べて無いでしょ?」
「作ってないと食わされるからね。
テケリリと廃油は満足したかい?」
「明日はここでYBWAの正月特別試合か……」
「すまない、全くのんびりできなかったな。」
「でもご主人以外ならこんなに楽しくなかったと思うよ?
ぼくら奴隷種族だったし。」
「気にするな、楽しめる時はみんなで楽しめ。
あれ?河津は?」
「最初に食い潰れてたよ。
ディープワンも奉仕種族だから。」
「どっちかと言うとダゴンとハイドラがみんなの面倒見てるっぽいけど……
おーいダゴンさん、ハイドラさん。
世話役増やす様にクトゥルーに上申しようか?」
「さっきショゴスのシステム廃油はんに聞いてワシらも真似しようっちゅうとったとこですわ。」
「うちもまさか全員の宴会なんか考えてまへんでしたんえ。」
「んじゃ君たちの直属の部下を5人ずつ位付ける様に言ってみるよ。
明日はここ借りてプロレスやるんで宜しくね。」
「あ~!モジがハイドラちゃんと浮気してる~!」
「「「「あはははははははは!」」」」
そして1月2日、YBWA正月特別試合と言う名のなのちゃんへのお仕置きも終わって……
1月3日、台戸での買い物に出た3人は……
『皆サンいらっしゃいマセ。』
「おおっとショ天選手晴れ着です!
これはどうした事でしょう廃油さん?」
「今日一日店員みんな晴れ着にしたのよ。」
「あざす少佐……さすがに30越えて振袖は……」
「28だっ!
それより文字くんこの漫画要らない?」
「うんち部……どこかで見た可愛い絵だけど……コニーちゃんが描いたんじゃ無いのか。
まぁいいや、これください。」
レジにコニース・Kが入っていた。
「コニーちゃん、これください。」
一瞬コニーの顔がぱぁっと輝く。
「大西なしろさんって漫画家知らないけど可愛い絵だよね。」
「うん、苦労したらしいんだけど……デビューできて良かったよ。
今年2巻も出るらしいから宜しくね。」
「本命のコニーちゃんのデビュー待ってるからね。
よく似た可愛い絵だからデビューは近いと思うよ。
男根達にも言っとくからね。」
「ありがとうございました!」
「普通に人たらしなんだよなご主人。」
「なんで貶されてるのか?
これどぎつい表現無い懐かしいギャグ漫画だぞ。」
「でもモジ気付いてたでしょう?ねぇXOXO?」
「ん?何の事かな?」
XOXOがニコニコと三人を見送っていた。
唐突に思い付きで元日にYBWA正月特別編書いた時にはもっと余裕が有ったはずなんですが……
考えてみれば週2本でひーこら言ってるんだから当然ですわね。
さて次回は パレンケ改造
第105話 作り直し お楽しみに