第102話 蛙 DX(ディープ・テン)
「こんなもんかいなぁ?」
「やっぱりお前食っちゃ寝してるから太いな。」
「ウボ=サスラ様のテレパシーもキャッチできないって本当に邪神官ですか?」
「と言うか九谷さん180センチ近く有るのに九鶴さん160未満って何でよ?」
「ああこれパワーセーブモードやねん。
んでわいの部下呼ぶわ、10番!10番居るか?」
「キャー!カエル!」
「カエルが怖いってあざすさんはハットリくんか?
だいたいカエルに似てるからと言って差別するんじゃない!
10番さんすいませんでした。」
「いやそいつホンマにカエル系ディープワンやで?」
「今紹介に与った蛙DXや
おのれらの上司になるからの。」
「……廃油、食え。」
廃油が変形したかと思うと大口を開けて10番を飲み込もうとする。
「うわぁ~!待った待った!
あんさんらクトゥルー様の信者の新人とちゃうんか?」
「クトゥルー、私でもこれはフォローできんぞ?」
「父っつぁん、あたしはフォローする気も失せましたよ……」
「すんまへん、このアホにはよう言うときまっさかいに……
10番、この方らはアザトース様の聖女とウボ=サスラ様の枢機卿じゃ!めったなこと言うんやないで!」
「もう遅いでしょうなぁ……
ちなみにその人、この地のショゴスマスターでもありますよ?」
「おんじが怒っているの見るのは初めてですね。」
「でもモジが指名命令出すのも珍しいんですよ?
廃油はどっちかと言うと参謀寄りだし。」
カエルを咥えてるのと別に顔を出して廃油が参加する。
「実はご主人が食べなさいって言わなかったら食うまねして脅せって合図なんだよ。」
「ああっ!クリスマス用のびっくりパーティーに使おうと思ってたネタをバラすんじゃない。」
「何やってんのよあんたたちは?」
「ええから早よ助けて?」
「新人にあんな態度取る様な奴は好きになれん。」
「カエル死すべし、慈悲はない。」
「あざすさんアヒルの時も同じ事言ってたでしょ?」
「あっちは物理的に嫌いだけどこっちは精神的に受け付けないのよ!」
「って事なんで半魚人タイプにしてもらえません?」
「あっちは陸上生活ができんからなぁ……」
「ほな人間に化けますよってに……」
10番は175センチ程の小肥りで蟹股の男に変身した。
「お前らは服を着る習慣が無いんかい!」
「甘いでクタニド
服なんか女子供の着るもんや!
現にハイドラがビキニ着とる。」
「クトゥルー様、どちらかと言うと女子供にこそ脱いで欲しいんやけど?」
「九谷さん、この2人逮捕してもらえません?」
「猥褻物陳列罪……いや公然猥褻罪ですね。
死刑で良いですか?」
「父っつぁん景観破壊罪も入れましょう。」
「ナイアーラ……お前友達やと思とったのに……」
「誰がですか!
あたし露出癖のある邪神にトモダチ居ませんよ。」
「ニャル子さん結構露出癖有った様な……」
「文字さん今度ドリームランドに行きましょうね?」
「奈良?横浜?」
「廃油……両方今は無いんだ。」
「倉敷チボリ公園!あるいは北九州スペースワールド!」
「テケリリ……そっちもない。」
「なんでショゴスたちわくわくしてるんですか?」
「幻夢郷を遊園地だと思ってますので。」
「これが精神的異能力者の力……」
「ナイアーラ、多分違うと思う。」
「仲良いんですねあなた方。」
「「は?数万年単位の敵ですが?」」
「おんじ、その方々は後で今のビデオでも見せないと納得しないでしょう。」
「先生、ああ言う手合いはそんなもの見せても納得しないわよ?」
「体は正直だぜ?
そう言うとクタニドはナイアルラトホテップの尻に熱い……」
「わ~!テケリリちゃん何言ってんです?」
「ナイアーラ三世に書いてあるよ?」
“テケリリ、それママにも見せて?”
「ウボ=サスラ殿……丸くなられて。」
“太ってないわよ!”
「そう言う意味ではありません。」
「なぁなぁ、みんな何言うてるん?」
「お前本当に神託聞こえないのな……
ウボ=サスラ殿からの神託でこのエロ石版貰うぞ?」
「10番、纏めとって。」
「ナイアーラ対コピーショゴスとか縞瑪瑙の城とかイス一族の陰謀とかバイバイ・セラエノ・危機一髪とか旧き鍵を奪えとかどうしますん?」
「全部や、その前になんか着ぃお前は!」
「お前もじゃクトゥルー!」
「父っつぁん……気付いてますか?」
「ああ、多分これが精神的異能力者の力……
なるほどアザトースが特別保護するのも我々の間を持ってもらおうとするのも肯ける。」
「10番さんの方が背が高いんだね。」
「あんなぁショゴス君、独活の大木って言葉が有ってな……」
「あ~!何配下を貶しよんでっか?」
「大男、総身に知恵が回りかねっちゅう言葉が有るやろ?」
「小男は総身の知恵も知れた物とも言いますんやで?」
「これがかの有名なルルイエ漫才という奴か……」
「モジ、本当にそんなもの有るの?」
「知らない。
適当言っただけだし。
三河漫才なら有るけどね。」
「ニカラグア漫才なら知ってる。」
「廃油、それパタリロのネタだからな?」
「能力は高くない癖にプライドスカイタワーのあのクトゥルーが部下と漫才やったり普通に奴隷種族に声かけたり性格激悪の邪神が面倒見良くなったり……」
「非情な旧神がやたらに物わかり良くなったり……」
「おいナイアーラ、非情な旧神とは私の事か?」
「ちょっと父っつぁん、性格激悪の邪神とはあたしですか?」
「「…………」」
「おいそこ、ワイの神殿の中で喧嘩せんとってくれ。」
「ヴォルヴァドス先輩が言ってたのはこれか……」
「アザトース様の仰ってたのはこれですか……」
「「その分他の邪神からの攻撃は大きくなるだろうな……」」
「父っつぁん、手伝ってくださいね?」
「お前もな?あの精神的異能力者を全力挙げてガードするぞ!」
「これ着陸脚ありませんなぁ?」
「先生、その桜花は大型飛行機の下にぶら下げて発進して敵にぶつかって終わるんですよ。
大魔艦の無人戦闘機にどうでしょう。」
「ふむ……いやこう……とりあえず火薬式ロケットエンジンは却下ですなぁ……」
「宇宙戦艦の設計もやってね?」
この時発狂状態に無いはあざすさんだけだったとか……
年末進行って忙しい物ですね。
などとプロに聞かれると張り倒されそうな筆者でございます。
結局忙しいのはスプロケット交換だったりスプロケットカバーの折れたボルト抜きだったりしたんですが……
ドリルビットが逝ってたり……
さて次回は 邪神一行の台戸市見物?
第103話 年末神行 お楽しみに。




