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鳳炎鳥伝説(&鳳氷鳥)  作者: 亜井下茶女
15/16

作戦成功

15、、

翌日


敵艦隊が動き出した、、先陣をきって30隻の軍艦が迫って来る。


サガ将軍の海軍は、敵軍艦の左翼を攻めていく、、


敵からの火矢が届かない距離を保って、射程距離の長いボーガンで狙い撃ちをする。


もしも、火矢が甲板を襲って来ても、海水を使った消化ポンプを設置してあった。


軍艦の側面に薄い鉄板を貼ってあるので火矢には強いのである。


序盤から我が国の海軍は優勢に航戦していた。


敵軍艦を半数近く沈めていたのである。


これでは不利と思った敵軍艦は撤退して行ったのであった。


敵艦隊は、二度目の攻撃に入って行く、、、


今度の攻撃は、敵軍艦50隻を導入してくる、、


それでも、我が国の海軍は、怯まず航戦するのであった。


正攻法では、突破出来ないと思った敵司令官は、西側に20隻の軍艦を出航させる。


その20隻の軍艦は、沖に停泊して小舟に兵士を乗せて上陸を試みるのである。


待ってましたばかりにウコン大将率いる2万の兵が交代で矢を射るのであった。


敵兵士たちは、小舟に矢を射られて、次々に海に落ちて行く、、、


ウコン大将の狙いが当たったのであります。


これでは、上陸は無理と判断した敵軍艦は引き上げて行くのである。


東側の航戦は、この為に辛い訓練を耐えてきただけあって、負ける気がしない、、


サガ将軍率いる海軍と敵艦隊は、ほぼ互角の戦いになっていた。


それから、陽が落ち出してくると敵艦隊は撤退して行く、、、


そして、夜になると、、


ゴウシ隊長率いる北斗七星軍の出番である。


特別改造型軍艦は、敵艦隊が見えてくると松明を消してゆっくりと近付いて行く、、


小型軍艦6隻は、二手に別れて敵軍艦の船底にモリを撃ち込むのである。


次々と敵軍艦は、浸水して船は傾いて行く、、、


そのうちの小型軍艦3隻が敵軍艦の側面にモリを撃ち込む、、


そのモリのロープを大型軍艦の後部に巻き付けて、引っ張って行くのであります。


敵軍艦は、耐えきれなく横転していたのであった。


北斗七星軍は、次々と敵軍艦を航行不能にしていったのであります。


西側からの潜入を阻止する為、敵軍艦の航行不能になった軍艦を並べて行く、、


日中戦った敵艦隊の兵士たちは、夜襲にまで遭い疲れきっていた。


日中と夜の航戦は、二日連続で行われていた。


そして、三日目の朝は、、


雲行きが良くない、黒い雲に覆われてくる、風も強く吹いていた。


「今日は、嵐になりそうですね、サガ将軍、、」


部族の船大工に言われて、サガ将軍は悩んでいた。


我が国の海軍は、荒波での訓練は行なってないからである。


果たして海軍兵士たちは、戦えるのであろうかと、、、


敵艦隊の司令官は、今日こそ上陸してみせると総攻撃を仕掛けて来るのである。


どうやら、敵軍艦は物量で攻めるつもりであった。


こうなると、、もしかして、我が国の海軍が負けてしまうのか?


、、と、援軍に来ていたウコン大将は気を揉んでいたのであった。


やはり嵐になってしまった波も荒くて、軍艦を操るのも難儀である。


嵐となり高波にも耐えて、サガ将軍率いる海軍は敵艦隊と航戦して行く、、


敵軍艦も高波の煽りを受けながらも航戦していた。


西側から10隻の捕鯨船がやって来るのである。


部族の船大工が、「あの旗は、マハカウ族の旗ですね、」


サガ将軍は、マハカウ族の援軍に期待していた。


マハカウ族の捕鯨船は、サガ将軍の期待どおりの活躍を見せていた。


次々と敵軍艦が沈められている!!


敵艦隊の総司令官は、嵐の中不利と見て撤退を命じていたのである。


サガ将軍の海軍兵士たちは、敵艦隊が撤退して行くのを見て安堵していた。


次の日も嵐は治まることなく更にひどくなっていた。


敵艦隊の総司令官は、やむなく負けを認めて退却して行ったのであります。


これで、、我が国のサガ将軍率いる海軍が勝利したのであった。


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